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Kuroshitsuji | |||
原作(Original Story): 枢やな(Yana Toboso)![]() 黒執事 第116話ネタバレ | |||
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黒執事 第116話 | |||
配信日 | 2016年5月18日 | ||
サブタイトル | その執事、着用 | ||
Gファンタジー | 2016年6月号 | ||
扉絵 | セバスチャン、ニナ | ||
単行本 | 24巻 | ||
登場人物 | シエル・ファントムハイヴ セバスチャン・ミカエリス ニナ・ホプキンス ブラバット・スカイ エリザベス・ミッドフォード | ||
第116話 その執事、着用「重そうな荷物だ。送ろうかレディ?」 ニナ「間に合ってますわ」 シエル「まあそう言うな。乗って行けニナ」 ニナ「まあ!伯爵!」 シエル「シーッ」 『馬車の中』 ニナ「ええ、今話題のスフィア・ミュージックホールで使われているお衣装は全てこの私の店(ホプキンス・テーラー)でお作りしています。本当は15歳以上の男性の衣装はあまり受けたくないんですけど、ぜひ私にというホール側の熱意に私とっても感動してお受けすることにしたんです。S4は曲も服もブラバット氏がプロデュースされてますのよ」 セバスチャン「服も?」 ニナ「ええ。フィッティングなどには必ず参加されますし」 ニナ「どこかのミスター石頭と違ってブラバット氏の提案はいつも斬新で冒険心に溢れていらっしゃいます。ですが、伯爵が私にそんなことをお尋ねになるなんて…彼に何かおありなのね」 シエル「話が早くて助かる。流石は何代にも渡り、女王の番犬お抱えの仕立屋をしてきただけのことはあるな」 ニナ「お褒めに預かり光栄ですわ。ですけど、私がわかるのはS4とブラバット氏のヌードサイズくらいですわよ。それから、お星様の名前の方達ね。でもその方達はどうしても直接採寸させてくださらないんです」 セバスチャン「S4のヌードサイズは直接採寸したのでは?」 ニナ「ええ。ですから他の方も私の手で測りたいのよ」 シエル「ちょっと待て。“お星様の名前の方達”というのはS4じゃないのか!?」 ニナ「何を仰ってるの?お星様の名前で呼ばれているのはS4より上位の方々ですわ。私はS4から他の方達までトータルでデザインさせて頂いてますのよ。特に気に入っているのは、参加者用のギリシャ風ガウンなんですけど…ゆったりとしたシルエットながら生地の柔らかさを生かした落ち感でセクシーさも出してみたんですのよ。老若男女問わず着用して頂けるユニセックスさが新し…」 シエル「ニナ!その星の名を持つ者について教えてくれ!」 ニナ「え?ああ…私も詳しくはないんですけれど、ブラバット氏が言うには四つの守護星の写し身だとか、シリウス様、カノープス様、ベカ様、ポラリス様…そう呼ばれる4人がいらっしゃいます」 セバスチャン「その方達はどちらに?」 ニナ「私が聞きたいところよ!フィッティングの時はブラバット氏が服を持って星座が描かれたドアの奥に行くけど、絶対に私は入れてくださいませんの」 シエル「僕が血を抜かれた所か…つまりそれぞれの星の間の奥にそいつらが…?」 ニナ「あら伯爵、お気付きにならなくて?あそこに入り口は四つありますけど、中は一つに繋がっていてよ」 シエル「あの仰々しさはなんだったんだ…」 セバスチャン「信仰に仰々しさは付き物ですから。だから限定集会は曜日別だったんですね」 シエル「ニナ、次にミュージックホールに行くのは?」 ニナ「今日、新曲に合わせた衣装を仮縫いしたので、一週間後に完成品の納入ですわね」 シエル「その時、セバスチャンも同行させてくれ。礼ははずむ」 ニナ「もちろん嫌ですわ!ロンドンファッションの最先端を牽引するテーラーがこんな時代遅れな格好のスタッフを連れていたら看板に傷が付きます!」 セバスチャン「時代も何もこれは正装で…」 ニナ「言い訳無用!もし同行したいのであれば、相応の服に着替えていただきますわよ!」 シエル「いいだろう。なら服を見立ててやってくれ」 セバスチャン「坊ちゃん!?」 ニナ「不本意ですけど伯爵の頼みとあらば仕方ありませんわね。とびきりの紳士に仕立ててみせますわ!」 『ホプキンス・テーラー』 ニナ「流行のダック・スーツにカンカン帽スタイル!もう少しカッチリしたダブルの方がいいかしら。淡い色が今年流ですわ。でもアナタ、淡い色が全ッ然似合いませんわね。オーガスタストライプのを持って来て!ストライプのジャケットにはサドル・ミューズでモダンに…サック・コートを合わせたスタイルも珍しくていいかも…やっぱり長身にはカマーバンドとブレイシスかしら…モデルが悪くてどれもしっくりこないわね。次はコレ!」 セバスチャン「ハイハイ…」 セバスチャン「こんな事なさらずとも私一人で潜入出来るんですがね」 シエル「保険は多い方がいい。ニナと一緒なら確実にブラバットを引きつけておいてもらえる」 セバスチャン「…とか何とか言って愉しんでいるでしょう」 シエル「フン、為す術なく着せ替え人形にされる気分はどうだ?」 セバスチャン「やれやれ…」 ニナ「伯爵の頼みだから同行を許しますけど、邪魔だけはしないで頂戴」 セバスチャン「…かしこまりました」 『スフィア・ミュージックホール』 ニナ「お衣装の納品に参りました。ホプキンス・テーラーです!」 「あれ?新人さん?」 ニナ「ええ、まだ荷物持ちぐらいにしか使えませんけれど」 セバスチャン「では私はここで」 「ブラバット氏の事はよろしくお願いします」 セバスチャン「エリザベス様」 | |||
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