黒執事 | 第26巻132話『その執事、嘉賞』ネタバレ | Black Butler

Kuroshitsuji
原作(Original Story): 枢やな(Yana Toboso)
黒執事 漫画 132話 扉絵 ヴィンセント シエル 双子 ネタバレ 感想 Black Butler Chapter 132 Ciel Phantomhive
黒執事 第132話ネタバレ
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黒執事 第132話

配信日2017年9月16日
サブタイトルその執事、嘉賞
Gファンタジー2017年10月号
扉絵ヴィンセント、シエル(兄)、シエル(弟)
単行本26巻
登場人物シエル・ファントムハイヴ(弟)
シエル・ファントムハイヴ(兄)
ヴィンセント・ファントムハイヴ
フランシス・ミッドフォード
エリザベス・ミッドフォード
タナカ
ラスボーン牧師

第132話 その執事、嘉賞

フランシス「無闇にふり回しても有効は取れんぞ!」
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エリザベス「…もう風邪は大丈夫?ボート遊びに行けなかったってシエルが言ってた」
シエル(弟)「今日はもうなんともないよ。咳も出てないし…」
シエル(兄)「わぁっ!」
フランシス「踏み込みが甘いぞシエル!まあいい。今日はここまでだ」
エリザベス「シエル!」
「は~怖かった…」
エリザベス「お母様は厳しいから」
タナカ「失礼します。帝王学のユーグ教授がお見えになりました」
「僕着替えてから行くよ。先に学習室に行ってて」
「わかった」
エリザベス「シエルともっと遊びたかったのに~」
「そんなこと言われたって…」
「(何かお話ししてる)」
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フランシス「お兄様、外に嫁いだ私が口を出すことではありませんが、真剣に考えておかねばならないのでは?継承者(エア)のシエルにもしものことがあれば、次男が家督を継がねばなりません。でも病弱なあの子に番犬の仕事は荷が重すぎる」
ヴィンセント「そうなったら番犬のお役目ごと領地を陛下に返上するしかないかもしれないね」
フランシス「無責任な!もう少し真剣に考えてください!大体お兄様は昔からそうやって」
ヴィンセント「フラニーとりあえず剣を置いて」
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タナカ「今日は見事に晴れましたな。さあできた!お二人ともよくお似合いで立派な紳士のようですぞ。領地の視察は当主にとって欠かせないお仕事。お父様のお仕事ぶりをしっかり傍で見せていただくのですよ」
シエル「はーい!」
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「お父様、伯爵ってどんな仕事をするの?」
ヴィンセント「んーそうだな。我がファントムハイヴ領は大体2万エーカー。たくさんの人が暮らすこの土地を守りながら運営するのが領主の仕事」
「うんえー?」
ヴィンセント「そう。たとえば羊や牛を飼っている人、畑を耕す人、パブやパン屋…領地内にはいろんな人が住んでいるね。彼らがいるからこの土地は栄えていられるんだ。だから皆が不便なく暮らせるようにしなくちゃいけない。こんな風に畑に水を引くための水路を作ったり、壊された橋を治したりするのは一人じゃ難しいだろう。すごくお金もかかるし。領地を整備し、領民が心おきなく仕事に打ち込めるようにする…それが領主の務めなんだ」
「領民みんなのお願い聞くなんて大変そう…何人いるんだろ…」
「でもたくさん働かせるためにはちゃんとお世話しなきゃ。羊だって牧草がなかったら余所へ行っちゃうだろ」
ヴィンセント「……はは、大丈夫。毎日のことはラスボーン牧師が世話してくれているからね」
ラスボーン牧師「ファントムハイヴ伯爵、本日はご足労いただきありがとうございます」
黒執事 漫画 132話 ネタバレ 感想 ラスボーン牧師 Black Butler Chapter 132
ヴィンセント「ラスボーン牧師、村の様子はどうかな?何か困ったことはあるかい」
牧師「施療院で看護婦を増やしたのですが、資金繰りが心許ないそうです」
ヴィンセント「じゃあ寄付金集めの舞踏会を開こうかな。レイチェルに聞いてみるよ」
牧師「それから来月、羊飼いのサムに孫娘が生まれる予定で、伯爵に名付け親を頼みたいと」
ヴィンセント「うーん…名付け親かぁ…ちょっと苦手なんだけどな…うちの子の名前は奥さんが考えたんだ」
牧師「そういえば、ご子息は英国にしては珍しいお名前ですよね」
ヴィンセント「親戚一同、顔をしかめてたよ。もっと伝統的で格のある名前にしろって。でも英国の伝統ある名前なんか古臭い…なんて言われる時代がそう遠くないかもしれないね」
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牧師「あっ、そうそう、話は変わりますが、今年の聖ミカエル祭について…」
「伯爵の仕事って大変なんだね」
「うん」
「シエルも大人になったらお父様みたいな立派な伯爵になるんだろうな…ううん絶対なる!」
「えへへ、そう?」
「僕もお父様みたいな立派な大人になりたい。シエルが自慢できる弟になるんだ」
「今だって自慢の弟だよ。お前は大人になったら何になりたいの?牧師?それともお医者様?」
「うーん…僕はね…ロンドンに出てオモチャ屋さんになりたい!」
「えっ…オモチャ屋なんて貴族がやる仕事じゃないよ。牧師か医者になって近所に住めばいいじゃないか」
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「僕ね、お部屋の中で遊べるオモチャがもっとあったらなって思うんだ。お父様やシエルほどは無理かもしれない。でも自分でなんでもできるようにならなきゃ。ディーデリヒおじさんも言ってたしね」
「……どうしてそんなこと言うの?」
「え?」
「領地内の教会で牧師になればずっと一緒にいられるんだよ。なのになんで僕をひとりにするの?」
「ひとりなんて…シエルにはエリザベスがお嫁に来てくれるじゃないか。お父様とお母様みたいにずって一緒にいられるんだよ」
「……」
「シエル?」
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ヴィンセント「おーい二人とも。そろそろ次の場所へ行くよ」
「はーい。行こうシエル!ほら」
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