SPY×FAMILY | 第129話『電波ジャックの目的は?』ネタバレ

SPY×FAMILY
スパイファミリー 漫画 第129話 ネタバレ 感想 ロイド ヨル ユーリ Spy Family Chapter 129
『SPY×FAMILY』第129話ネタバレ。テレビ局を占拠した犯人グループは、観覧客やスタッフを銃で威嚇し、生放送の継続を宣言する。政治적テロかと思われた矢先、犯人が要求したのは特定の俳優やスタッフの召集だった。ロイド、ヨル、ユーリの三者が互いの正体を警戒し、妄想と現実の狭間で葛藤する中、犯人の真の目的が明かされる。
第128話第130話

スパイファミリー 第129話

原作遠藤達哉
掲載サイト少年ジャンプ+
配信日2026年3月2日
登場人物ロイド
ヨル
ユーリ

MISSION: 129


あらすじ

生放送中の特番会場を武装集団が占拠し、現場はパニックに陥る。犯人のリーダー・アンDは、主要な通信設備を制圧した上で、関係者の召集を要求。現場に居合わせたロイド、ヨル、ユーリの3人は、それぞれが身バレのリスクを恐れ、互いの動向を牽制し合った結果、反撃のチャンスを逃し続ける。1時間後、呼び出されたドラマ関係者たちが到着すると、アンDは驚愕の目的を告げる。それは、不満のあるドラマ『恋の5ヵ年計画』を自分たちの手で今すぐ「再撮影」することだった。

概要

生放送中のスタジオに乱入したアンD率いる武装集団は、発砲によって現場を制圧する。ロイドとユーリは互いの動向を伺いながら隙を突こうとするが、身バレのリスクを懸念して動けずにいた。ヨルもまた、ロイドを守るために武力行使を検討するものの、自身の正体が露呈することを恐れて躊躇する。1時間の待機を経て、犯人が呼び寄せたドラマ関係者が揃うと、アンDは電波ジャックの目的が「恋の5ヵ年計画」の撮り直しであることを宣言する。

本文:ネタバレ

1. 武装集団による強行制圧とアンDの冷徹な宣戦布告

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バーリントテレビ塔のスタジオ内に突如として現れた武装集団は、一瞬にして平和な番組収録の空気を切り裂いた。
犯人グループのリーダーのアンDは、今この瞬間から自分たちが司会を務めることを宣言し、スタッフや観覧客に対して余計な抵抗をしないよう釘を刺す。
事態を飲み込めないスタッフの一人が、君たちは何者だ、ふざけるのもいい加減にしろと激昂して詰め寄るが、アンDは手にした銃を迷わず引き、スタジオのソファーを撃ち抜く。
  • 本物の証明: アンDは、これが演劇の小道具ではない本物の銃であることを理解したかと静かに問いかけ、沈黙を強要する。
  • 犯行声明: 彼らの目的は「東国国民にあるべき正しい姿を見せること」にあるとし、危害を加える意志がないことを示しつつも、絶対的な服従を要求する。
ロイドはこの様子を冷静に観察し、背後に潜む政治的な意図を探り始める。
一方、客席に座るユーリは、最愛の姉がいる場を汚す暴徒への殺意を滲ませながら、放送局の緊急停止措置が即座に発動されることを期待して拳を握りしめていた。

2. 送信設備の完全掌握と周到な包囲網

アンDは、スタジオだけでなくマスター室や送信設備も既に自分たちの仲間が完全に押さえていることを明かす。
これにより、外部からの放送停止工作は物理的に不可能であることを誇示する。
さらに、彼はこの緊急生放送がまもなく国の指導者層の目にも触れるであろうことを予見し、テレビ塔への電力供給の遮断や、中継拠点の停止といった、放送を物理的に阻害するあらゆる試みを禁じる。
  • 妨害への警告: もし放送に何らかの妨害が確認された場合には、スタジオ内の人質の命を含め、容赦のない報復を行うと脅迫。
  • 特定のリスト提出: アンDはプロデューサーを呼び出し、一通の紙片を手渡す。そこには彼らが今この場に呼ぶべき特定の人物たちの名前が連ねられていた。
  • 1時間の猶予: 指定された人物たちが到着するまで1時間の猶予を与え、それまでは自分たちの対話に応じるよう指示する。
  • 経路封鎖の通告: 地上へと繋がるすべての退路は封鎖済みであり、無駄な脱走の試みは自らの首を絞めることになると告げ、一同を絶望させる。

3. ロイドの高度な心理分析と正体発覚への恐怖

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ロイドは、スタジオ内の配置から犯人の練度を測り、副調整室にも必ず伏兵がいると確信する。
彼は現状を打破するために、一時的に場を離れ、犯人のリーダーそっくりの姿に変装して仲間内に紛れ込むプランを脳内で練り上げる。
  • 変装工作の想定: 犯人の一人に成り代わり、状況を確認する体で情報を収集し、一気に無力化するシナリオ。
  • 致命的なリスク: しかし、その背後からユーリ・ブライアが銃を突きつけ、「騙されるな、そいつは偽物だ」と叫ぶ最悪の展開を危惧する。
  • 黄昏としての露呈: ユーリが自分を「黄昏」あるいは「行方不明のロイド・フォージャー」として告発し、その場で正体が暴かれることを恐れる。
  • ヨルの反応への不安: 目の前で自分の夫がスパイであったと知ったヨルが、信じられないものを見るような表情で「ロイドさんがスパイだったのですか」と衝撃を受ける未来図を描き、独断専行の危険性を再確認する。

4. ヨルの護衛本能と暗殺者の美学による葛藤

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ヨルは、隣のロイドを見て、彼が一般市民として恐怖に打ち震えているのだと信じ込む。
ロイドに恐怖を味わせる者たちへの静かな怒りを燃やし、自分が必ずロイドを守り抜くと誓う。
  • 制圧シミュレーション: 瞬時に立ち上がり、周囲の犯人の頸動脈や急所を的確に突き、一秒も経たずに全滅させる光景を脳内で描く。
  • 「はしたなさ」の壁: しかし、あまりに凄惨で迅速な殺戮の手際は、淑やかな妻としての仮面を剥ぎ取ってしまう。
  • 嫌われる恐怖: 野蛮な暴力を見せることで、ロイドから「恐ろしい女だ」と嫌われてしまうことを何よりも恐れる。
  • 方法模索: 人質全員の安全を確保しつつ、自分の仕業だとは悟られないような「はしたなくない、お上品な撃退法」はないかと必死に模索し、冷や汗を流しながら動けなくなる。

5. ユーリの姉への献身と保安局員としての職務

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ユーリは、姉のヨルが苦悶の表情で汗を流している(と彼には見える)状況に耐えられず、一刻も早く犯人を排除したいという衝動に駆られる。
国家保安局員としての責務と、姉の騎士としてのプライドが彼の中で激しくぶつかり合う。
  • 身分露呈の覚悟: 最悪の場合、自分が当局の人間であることを明かしてでも、公権力を行使して姉を保護すべきではないかと考える。
  • 同僚の警告: しかし、かつてクロエから「あなたが死んだら誰が姉さんの幸せを守るのか」と諭された言葉を反芻し、無謀な行動が命取りになることを思い出す。
  • スキルへの自負: 特訓によって磨き上げた自身の回避能力や制圧スキルなら、この程度の暴徒なら容易に片付けられるのではないかという自信。
  • 最終的な判断: 万が一にも自分がいなくなった後の姉の悲しみを想像し、今はただ姉の盾としてそばに留まり、確実に安全を確保できる瞬間を待つことに徹する。

6. トイレ休憩を巡る三者三様の滑稽な牽制劇

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スタジオ内に張り詰めた緊張感の中、ロイドとユーリはそれぞれ別の目的を持って「トイレに行きたい」と挙手する。
一見、生理現象を装ったこの行動は、互いに現状を打破するための工作時間を稼ぐためのものであった。
  • 同時行動の不運: まさかの二人同時の挙手により、犯人は監視役を付けて二人を同時にトイレへと向かわせる。
  • 監視の連鎖: ロイドはユーリを、ユーリはロイドを不審者としてマークし、互いに不審な動きを一切許さない鉄壁の監視状態となる。
  • 無収穫の帰還: 結局、一秒の隙も見つけられず、ただトイレを済ませて戻るという無意味な時間を過ごす。
  • ヨルの不発: 二人が不在の隙に動こうとしたヨルだったが、驚異的なスピードで戻ってきた二人に機先を制され、立ち上がったまま「トイレです」と誤魔化す羽目になる。
  • 残尿感の絶叫: ヨルを一人にさせまいとしたユーリは、戻った直後であるにも関わらず「残尿感が酷い」と叫んで再びヨルに同行し、結果として家族全員が何もできないまま席に戻るという喜劇的な展開を迎える。

7. ドラマキャスト集結と明かされた驚愕の「撮り直し」要求

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指定された1時間が経過し、地上との連絡通路であるエレベーターが稼働する。
中から降りてきたのは、武装したテロリストではなく、困惑した表情を浮かべる数名の役者であった。
彼らは東国で絶大な人気を誇るドラマ「恋の5ヵ年計画」の主要キャストや関係者たちであった。
  • 集められた面々: ラッセル、マーティン、クリストファー、ブロド役やコージェン役といった俳優陣が顔を揃える。
  • 混乱する現場: 俳優たちは自分たちがなぜこのような物々しい場所に呼び出されたのか理解できず、監督たちに問いかける。
  • アンDの真の目的: アンDは、彼ら役者が全員揃ったことを確認し、満足げに不敵な笑みを浮かべる。
  • 「撮り直し」の宣言: 彼が電波をジャックし、人質を取ってまで求めたのは、政治的な革命ではなく、自分たちが納得できない「恋の5ヵ年計画」のクオリティを、今この場所で自分たちの理想通りに「撮り直す」ことだった。
  • スタジオの絶句: あまりにも個人的で執拗な「ファンによる暴挙」という真実に、命の危機を感じていたロイド、ヨル、ユーリ、そして全スタッフは、思考が停止したまま「想定外」という言葉を飲み込むことになった。
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まとめ

武装集団による電波ジャックという極限状態の中、フォージャー家の面々はそれぞれの秘密を抱えながら、互いを守るため、あるいは任務のために静かな心理戦を繰り広げた。しかし、犯人の真意は国家転覆などではなく、純粋すぎるがゆえに過激な「ドラマへのこだわり」であった。予想を遥かに超える展開により、事態はシリアスなテロから前代未聞の「生放送でのドラマ再撮影」という喜劇的な局面へと突入する。

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