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Kuroshitsuji | |||
原作(Original Story): 枢やな(Yana Toboso)![]() 黒執事 第149話ネタバレ | |||
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黒執事 第149話![]() | |||
配信日 | 2019年2月18日 | ||
サブタイトル | その執事、鳩合 | ||
Gファンタジー | 2019年3月号 | ||
扉絵 | オセロ | ||
単行本 | 29巻 | ||
登場人物 | オセロ グレル・サトクリフ シエル・ファントムハイヴ シエル・ファントムハイヴ(兄) 葬儀屋 (アンダーテイカー) | ||
第149話 その執事、鳩合オセロ「マスター、エール二つとキドニーパイ一つ。あとフィッシュフライも一つお願い」 グレル「ちょっとオセロ」 オセロ「ああグレルチャン。もしかしてキドニーパイ一人で一皿いける?」 グレル「そうじゃなくて!そんな大食いじゃないわヨ💢」 グレル「なんでアタシ達パブでエール頼んでるのヨ。それにアンタ、白衣のまんまで悪目立ちしてるじゃない。人間界に溶け込むようにって管理課に言われてないの?」 オセロ「え~…君の真っ赤なコートも十分目立ってると思うけど…グレルチャンの話はオレとアフターファイブ飲みたくないって話?それともなんでファントムハイヴ邸から逃げ帰ってきたかって話?」 グレル「後者に決まってんでショ。アンダーテイカーを捕まえるせっかくのチャンスだったのに」 オセロ「あんなに人間がたくさんいるところじゃ無理無理。グレルチャンと悪魔とアイツがガチバトルしたら被害者がシャレになんないし、今度こそ始末書と謹慎じゃ済まなくなっちゃうよ。それにグレルチャン一人じゃ絶対に勝てないだろ?アイツに」 グレル「…その言い方、アンタ何か知ってるの?」 オセロ「お上がオレに現場に行けって言うなんて、もしかしたらアイツ絡みなんじゃないか…とは思ってたんだけどさ、姿を見てやっと確信が持てたよ。アイツは死神派遣協会“冥籍番号136649”。70年ほど前、教会から逃亡を謀り、その際、本部を半壊に追い込んだ伝説のお尋ね者だ」 グレル「冥籍番号136649…?」 オセロ「オレ達、死神になった時、協会の登録番号“冥籍”を割り振られるじゃない。生前の名前を名乗る奴がほとんどだけど、アイツは本部でも本名を名乗らずずっと冥籍番号で通してたんだ。長いからオレは“白髪チャン”って呼んでたんだけど」 グレル「ちょちょちょちょちょっと待って!アンタ、アンダーテイカーと近い関係だったの?屋敷で遭った時なんか喋っているのは見てたケド」 オセロ「アレ?グレルチャンって70年前まだいなかったなだっけ?白髪チャンとオレ同期だったんだ。オレは科捜課、アイツは回収課。不真面目なオレと違って成績トップで、リストを漏らさず情をかけず定刻に遅れず死者の魂の回収する正に“模範的な死神”だったよ。死者蘇生なんてマッドなことに手を染めるのは、アイツよりオレがやりそうだって言われてたんだけどなァ。だから昔より今のアイツの方が気が合いそうだ。ーま、そんなわけで、オレが現場に派遣されたのは同期の尻拭いってワケ」 グレル「…で、この後どうすんのヨ。アンダーテイカーが手強いからって動く死体を野放しにしておくワケ?」 オセロ「いや、白髪チャン一味を潰すなら一刻も早い方がいい。スフィア・ミュージックホールの血液工場、そしてバースの輸血施設。あれらを見る限り、動く死体はまだまだ未完成だ」 グレル「どういうこと?」 オセロ「一個体内で生命活動を維持できるレベルじゃないってこと」 グレル「つまり…誰かがお手入れしなきゃダメってワケ?なんでそんなことわかるのヨ」 オセロ「もし循環器がちゃんと機能していればあんなに苦労して血液を集める必要がないからさ。だから他人から奪った血を動く死体に輸血し、だましだまし稼働させてるんだと思う。双子の弟の毛髪を調べてわかったけど、よりによってシエル・ファントムハイヴの血液型は英国で一番人口が少ない。さらに、人間界にはまだ血液型の概念がないから手当たり次第大量に集めるしかなかったんだろうね」 グレル「ギークの言うことってホントワケわからないワ。簡潔に言うと?」 オセロ「血液の供給が絶たれれば、それまでのポンコツってこと」 グレル「じゃあ、もしアンダーテイカーが改良を重ねて今の欠陥をクリアしたとしたら」 オセロ「それこそ生まれてる人間とほとんど変わらなくなるだろうね。そうなれば、お上が管理してるこの世界の魂の定義が根本から崩壊する…ってこと」 グレル「もしかしてアタシが思ってたより大ゴト?」 オセロ「そうかもね。なによりバグは早期発見、早期修正がキモだよ。脳に糖分が行き渡ったところで、お店出たら人事部に応援要請出そっか」 グレル「科捜課のアンタが駆り出されてるくらい人手不足だから期待はできないケドね~」 オセロ「あはは、その通り」 『ファントムハイヴ“家』 アンダーテイカー「伯爵、今日はそろそろ時間切れだ」 シエル(兄)「アンダーテイカー…ああ…くそ…歯がゆいな。早く弟の側に行きたいのに身体が言うことをきかない。弟もこんな気持ちで僕を眺めてたの…か…」 アンダーテイカー「…それはどうだろうねェ。だって今の君はとても幸せそうじゃないか」 | |||
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