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Kuroshitsuji | |||
原作(Original Story): 枢やな(Yana Toboso)![]() 黒執事 第139話ネタバレ | |||
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黒執事 第139話![]() | |||
配信日 | 208年4月18日 | ||
サブタイトル | その執事、執刀 | ||
Gファンタジー | 2018年5月号 | ||
扉絵 | セバスチャン・ミカエリス | ||
単行本 | 27巻 | ||
登場人物 | シエル・ファントムハイヴ セバスチャン・ミカエリス シエル・ファントムハイヴ(兄) | ||
第139話 その執事、執刀『回想』 セバスチャン「貴方が復讐を遂げ、契約が完了した暁には報酬として貴方の魂をいただきます」 シエル「えっ!?ちょっと待て!だってお前はもうシエルの魂を…」 セバスチャン「あれは私が現世に顕現する為の渡り賃。私への報酬ではありません。先程何度もお伝えしている筈ですが?」 シエル「そうか、わかった」 セバスチャン「随分とあっさり了承されますね。この話をすれば大抵の人間は取り乱すものですが」 シエル「支払いを渋ってほしいのか?使用人に給料を払うのは当たり前だろ。それに今の僕には復讐以外目的はないし丁度いい。復讐を終えたら僕の魂はお前にやろう。だからそれまでは絶対に僕との約束を守れよ」 セバスチャン「ええ、もちろんですとも」 シエル「ところでお前に食われた魂はどうなるんだ?」 セバスチャン「どうもしません。審判の時を待たずしてただ消えるだけです」 シエル「そうか…いいな…それはいい。いつまでもシエルであり続けることは僕には難しいだろうから。最後に…僕がシエルとしてヴィンセント・ファントムハイヴの跡を継ぐためには当主の証明である指輪が必要だ」 セバスチャン「指輪…ですか?」 シエル「誰にも奪われないように僕らが攫われた日にシエルが飲み込んだ」 セバスチャン「成程。しかし人間の代謝を考えれば既に体外に排出されているのでは?」 シエル「いいや、きっとまだ“持っている”はずだ。シエルはこうと決めたら頑固だから、きっとどんなことをしてでも手放していないと思う」 セバスチャン「…ほう、流石ご兄弟ですね。…おめでとうございます。円環状の金属が腹部に残されているようですよ」 シエル「…!!(本当に…本当に僕と家に帰るつもりだったんだ…シエルは)」 セバスチャン「指輪は私が取り出しましょうか」 シエル「いい。触るな。これは長男の役目だ (指輪を嵌める資格があるのは伯爵を継ぐ者だけ。だから僕は絶対に僕の手で指輪を取り出してみせる)」 セバスチャン「骨を避けながら肉を裂き、複雑な臓器の中から小さな指輪を見付け出すなんて、今の貴方には無理ですよ。私が取り出します。いいですね?」 シエル「…頼む (覚悟を決めれば、すべて思い通りになる…はずがない。シエルだってお父様だってきっとそうだった)」 セバスチャン「ほら、ありましたよ」 セバスチャン「改めましておめでとうございます、シエル・ファントムハイヴ伯爵。…嗚呼いけない。貴方に嘘を吐いてはいけないんでしたね」 シエル「…そうだ。二度と僕の名前を呼ぶな。僕はシエル・ファントムハイヴ伯爵。今後、気安く呼ぶことも、僕の前に立つことも使用人には許されない!今日からお前は僕の下僕(いぬ)だ」 | |||
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