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Kuroshitsuji | |||
原作(Original Story): 枢やな(Yana Toboso)![]() 黒執事 第148話ネタバレ | |||
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黒執事 第148話![]() | |||
配信日 | 2019年1月18日 | ||
サブタイトル | その執事、顰笑 | ||
Gファンタジー | 2019年2月号 | ||
扉絵 | ソーマ、アグニ | ||
単行本 | 29巻 | ||
登場人物 | ソーマ・アスマン・カダール アグニ | ||
第148話 その執事、顰笑子供「あっ、カリーパンのあんちゃん。なあ、毎週水曜日はパン配ってくれる日だったのになんで昨日は配ってくれなかったんだよ。俺、貰いに行ったのに」 ソーマ「……もうカリーパンは配ってやれない」 子供「ええっ?ひでぇよ!アテにしてたのに!食うものがなくて…母ちゃんのお乳がもう出ないんだ。弟も腹減らして何日も泣きっぱなしで…今日はもう泣く元気もなくて…パン食わせてくれよぉ」 ソーマ「これをやろう。売ればパンくらい買えるはずだ」 子供「やった!すげ!金!?返せって言われても返さないぜ!こ…これなら10…いや100個はパンが買えるかも…ありがと…」 アグニ《ありがとうございます》 「ガキ、随分豪華なお情け貰ってきたじゃねぇか。これ本物の宝石?こんなデカイ石見たことねぇ」 子供「返せ!俺のだぞ!」 「この青いのってまさかサファイア?」 「早く質屋に持って行こうぜ」 「お願いします。それはこの子のミルク代に…っ」 「うるせぇなババァ!」 「ああッ…」 子供「母ちゃん!」 ソーマ《民衆に施しをしてやるのは当然だ!》 アグニ《ソーマ様!ご立派になられて》 「…ん?よぉ羽振りのいい兄ちゃん」 「オレ達にもお情けをかけてくれねぇか?」 「腹が減って死にそうなんだよ」 ソーマ「…断る。お前達に救いの手など差し伸べるだけ無駄だ」 「あ?」 「そう冷たくするなよ兄ちゃん。なにも見ぐるみ剥がそうってんじゃないんだ。アンタが大事そうに抱えてる鞄、その中身を少しだけめぐんでくれたっていいだろ?おい、押さえてろ」 ソーマ「やめろ!触るな!」 「どれどれ…ん?なんだこれ?高そうなツボにゃ見えねぇな。中身は塩…いや灰?」 ソーマ「返せ!アグニを返せ!」 「まさか遺灰!?」 「金歯が燃え残ってないか見てみようぜ。割ってみろ」 アグニ《ソーマ様。アグニは、貴方の執事は、幸せでした》 ソーマ「(気まぐれに手を差し伸べてもなんの救いにもならない。束の間浮上する喜びの後に訪れるのは、再び地に堕ちる痛みだけ。ならばいっそ、そんな救いはいらない)」 | |||
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