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原作(Original Story): 日向夏×ねこクラゲ![]() 薬屋のひとりごと 第83話ネタバレ | |||
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薬屋のひとりごと 第83話 | |||
| サブタイトル | 事の始まり(前編) | ||
| ビッグガンガン | 2026年 Vol.01 | ||
| 配信日 | 2025年12月25日 | ||
| 単行本 | 17巻 | ||
| 登場人物 | 壬氏(ジンシ) 馬閃(バセン) 楼蘭(ロウラン) 子昌(シショウ) | ||
第83話 事の始まり(前編)『無事猫猫が砦の外に脱出したのを確認して…。』 「ピーーー」 壬氏「(無事砦の外に出られたか) 馬閃、あまり気を張るな」 馬閃「では私を先に進ませてください」 壬氏「はぁ…」 壬氏「ここが大広間か。火薬を生成しているなら飛発(フェイファ)ぐらい用意しているはずだ」 馬閃「私が開けます」 壬氏「開けたらすぐ身を隠せよ」 馬閃「ハッ」 壬氏「(飛発は数名交代で使用する武器。初手を外せば弾を込め直す時に隙が生まれる) 行くぞ!」 壬氏「(見たことのある顔ばかりだな。負け戦を前に子の一族の者しか残らなかったのか) 子昌はどこにいる?」 「しっ、知らない!私たちは騙されていた」 馬閃「よくも抜け抜けと!おまえたちが国の金を横領し、砦に使い込んだ証拠は残っている!こうして武器を構えただけでどうなるかわかっていたはずだ!」 「国のためだと言われたんだ。だからっ」 壬氏「(いくら哀れみを乞われても自分には覆せない決定がある)」 子昌「お優しいことですな。どうせ処刑台に上るなら一思いに仕留めてくれればよいものを」 壬氏「ずいぶんと悠長な物言いだな子昌。子の一族を捕らえよと帝からの印もある」 「うあああああああッ」 子昌「情けないな。おまえとて試し打ちで獣を撃っては早く人で試したいとうずうずしていただろう。ふむ、これで終わりか」 壬氏「(なんだ?まるで決められた台詞を読み上げているみたいだ)」 子昌「もう少し時間があればな」 壬氏「(何が言いたいのだ)」 馬閃「行け!」 壬氏「(まるで芝居だな。何を考えていたのかわからない。問うたとて答えるつもりもなかった気がする。あっけない最期だ)」 「神美と楼蘭なら奥の部屋にいます!」 「私たちは子の者ですが、此度の騒ぎとは関係ありません」 「どうか命だけは」 壬氏「捕縛しておけ」 「ハッ」 馬閃「誰もいないじゃないか。なんだこの部屋は」 壬氏「(薬屋がいたらこの香の作用もわかっただろうが。どんなことが行われてたかは大体想像がつく)」 「こっちにもいません!」 壬氏「どこへ行ったんだ」 「外へ飛び降りたんじゃないのか」 「バルコニーを確認しろ!」 壬氏「(この部屋、違和感があるな。図面では同じ広さの部屋が連続した作りのはずだが、奥行きが違うのか?ちょっどあの箪笥の分くらいか。奥行きが薄いな。裏板が上にずれるのか。奥に空間がある。ここは隠し通路か?)」 楼蘭「ばああん」 楼蘭「便宜上、壬氏さまと呼ばせていただきます。ついてきていただけますか?」 壬氏「断ると言ったから?」 楼蘭「だから脅しているのです」 壬氏「(子昌が撃った飛発よりも小さいな。新型の製造までしていたのか) 了解した」 楼蘭「本当におとなしくついてきてくれるのですね」 壬氏「ついてこいと言っただろ」 楼蘭「ふふっ、確かに。でも私からこれを奪うくらい簡単なことではないでしょうか?」 壬氏「……(不思議だ。後宮にいた時より今の方がよっぽど人間らしい)」 楼蘭「この先の隠し部屋に翠苓姉さまとお母さまがいます。探しているのはそれで全て?」 壬氏「…ああ」 楼蘭「そう」 壬氏「(翠苓…死体から蘇った官女の名前だ。母というのは、子昌の妻で子の族長の直接の娘である神美のことだろう)」 『次回、通路の先で…。次号2026年Vol.02(1月23日発売)へつづく』 | |||
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