ONE PIECE | 第115巻1168話『エルバフの雪』ネタバレ

ONE PIECE
ワンピース 漫画 1168話 ネタバレ 感想 ハラルド王 イム様 深海契約 ONE PIECE Chapter 1168 Elbaf
『ONE PIECE』第1168話「エルバフの雪」ネタバレ。15年前の世界各地の様子やエルバフの未来に向けたハラルドの演説、そして愛するイーダとの悲しい別れが描かれる。さらに14年前の聖地マリージョアでハラルドがイムと謁見して不死身の騎士となる経緯や、その後に城内で起きる悲劇の幕開けが明かされる。
第1167話第1169話

ワンピース 第1168話

ワンピース 漫画 1168話 扉絵 はっちゃん ONE PIECE Chapter 1168 Elbaf
サブタイトルエルバフの雪
配信日2025年12月8日
ジャンプ2026年2号
単行本115巻
登場人物ハラルド
ロキ
イーダ
新巨兵海賊団
ヤルル
ハグワール・D・サウロ
イム
五老星

第1168話 エルバフの雪

▶ 目次(この記事の内容)

あらすじ

15年前、世界各地で巨人族の海兵の活躍やエルバフの特産品が話題になる中、新世界エルバフではハラルド王が世界政府加盟後の明るい未来を演説する。サウロが作った学校でハラルドはイーダへの感謝を語るが、直後にイーダはハラルドと未来の旅の約束を交わしたまま息を引き取り、留置所のロキらは雪の中で悲しみに暮れる。14年前、シャンクスが失踪したことでハラルドに神の騎士団入りのチャンスが巡り、王座を下りる意向を五老星に伝える。しかし虚の玉座に座るイムと対面したハラルドは、深海契約によって恐ろしい力を得て不死身の騎士にされてしまう。その後イムから巨兵船団の組織を命じられたハラルドは、エルバフの戦士を奴隷にさせまいと抵抗を試みて衛兵に自分を柱へ縛り付けさせ、ロキの解放とヤルルらの招集を命じるが、城内は大虐殺事件へと向かう。

概要

第1168話は、15年前から14年前にかけてエルバフと世界政府の間に起きた歴史的転換点と、ハラルド王を襲った悲劇の全貌を描く極めて重要な回である。前半ではハラルドが目指した平和的で文化的なエルバフの未来像と、彼の心の支えであったイーダの尊い最期が叙情的に描写される。後半の舞台は聖地マリージョアへと移り、シャンクスの失踪を契機にハラルドが世界の頂点に君臨するイムと謁見する場面へと繋がる。虚の玉座の秘密に触れたハラルドが深海契約の真の恐怖を知り、己の肉体と意思を乗っ取られそうになりながらも必死に国を守ろうとする壮絶な抵抗が展開される。名君と称されたハラルドの最期に繋がるエルバフ最大の大虐殺事件の引き金が引かれ、ロキの釈放やヤルルの動向を含めて緊迫した空気のまま過去の因縁が紐解かれる構成である。

本文:ネタバレ

1. 15年前の世界各地における巨人族への評価

15年前の世界各地において、人々は新聞を読みながら巨人族やエルバフに関する様々な会話を交わしている。
海兵の活躍:
  • 人々は新聞を広げながらまた巨人族の海兵が活躍したという情報に触れて非常に頼もしい存在であると互いに感心する。
種族への印象:
  • これまでは恐ろしい種族だと思っていたもののいつか実際に会ってみたいと巨人族に対する期待を率直に口にする。
特産品の需要:
  • 市場では人気が高まっているエルバフの海産物をもっと仕入れられないかという商人の要望に対して相方が同意を示す。
木材の取引:
  • 運搬には一苦労するもののエルバフの杉は非常に質が良いと太鼓判を押す商人に対して買い手が即座に購入を決める。

2. 新世界エルバフでのハラルドの演説と決意

新世界エルバフにおいて、ハラルドは集まった多くの人々の前で国の未来に向けた熱い演説を行っている。
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観光船の計画:
  • ハラルドは世界政府加盟が叶ったその時には我が国で観光船を作り同盟国を自由に行き来する計画を人々に発表する。
種族の尊重:
  • 世界から見れば自分たちは物珍しい少数民族であるが幾多の国々の様々な種族には尊重すべき文化があると語る。
知見と友の増加:
  • 他国の文化に触れる度にエルバフに知見と友が増えていくと言い未来は明るくもう一歩のところまで来ていると訴える。
聴衆の反応:
  • 集まった巨人の一人がこれからは戦士は廃業なのかと冗談交じりに声を上げる中、ハラルドは心の中でイーダに向かって自分がやり遂げることを固く誓う。

3. セイウチの学校でのサウロとの会話

セイウチの学校において、ハラルドは滞在しているサウロと対面してこれまでの感謝を伝えている。
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感謝の言葉:
  • ハラルドがサウロに対してお前たちのお陰であると感謝を述べるとサウロは剣を振る子供よりも健全だでと言ってデレシシと独特な笑い声を上げる。
サウロの問い:
  • サウロはハラルドに対して色々なものを失うことは恐くないのかと真剣な表情で問いかける。
軍事力への考え:
  • ハラルドは軍事力が国力だなんてもう思わないと静かに答え、その価値観はすべてイーダに教えてもらったと振り返る。
人生の宝:
  • ハラルドはイーダという女性に会えたことこそが自分の人生における最大の宝であるとサウロにしみじみと語る。

4. ハラルドとイーダが振り返るエルバフの変化

回想の場面へと移り、ハラルドとイーダがこれまでの歩みとエルバフの変化について穏やかに語り合っている。
イーダの感想:
  • イーダはハラルドに向けてエルバフは本当に変わったと告げ、初めてここに来た時は内乱ばかりで恐かった思い出を口にする。
国の変貌:
  • ハラルドがどんどん国を変えていったおかげで勉強する子供たちや楽しそうな笑い声が溢れもう別の国みたいであるとイーダは喜ぶ。
悪習の排除:
  • ハラルドは古い風習や妙なしきたりといった戦士の時代の悪習はすべて捨てるべきであると強い意志を示す。
文化の大切さ:
  • イーダは戦士の誇りは格好良くて好きであると微笑み、文化は大切にしなければならないとハラルドに優しく諭す。

5. 結婚への未練とロキに対する二人の思い

引き続き回想の中で、ハラルドはイーダとの結婚について納得のいかない胸中を吐露している。
結婚への納得:
  • ハラルドは自分とイーダが結婚できなかったことについてずっと納得していないとイーダに直接不満を漏らす。
イーダの喜び:
  • イーダはハラルドが自分を正妻にしたいと言ってくれていたことに対してコホコホッと咳き込みながら嬉しいことを言ってくれるじゃんときゃわいいんだからと喜ぶ。
ロキの扱い:
  • イーダがロキの処遇について尋ねると、ハラルドはハイルディンの弟という扱いでいいだろうと答える。
気持ちへの感謝:
  • イーダは自分の中ではずーっとそうであると言ってあははと笑い、その気持ちだけでごはん何杯も食べられちゃうと喜びつつも自分はみんなのハラルド王だから今のままでいいと納得する。

6. 広がる世界への約束とイーダの最期

ハラルドはイーダに向けてこれからの世界政府加盟に伴う壮大な展望を語り、二人は未来の約束を交わす。
世界との繋がり:
  • ハラルドはもうすぐ世界と繋がり自分たちの世界は何万倍にも広がるのだと興奮気味にイーダに伝える。
旅への約束:
  • 世界が広がったら昔みたいにまた一緒に旅をしようと提案するハラルドに対し、イーダは最高と答えて楽しみにしていると応じる。
突然の別れ:
  • ハラルドもおれもだと言って二人は互いに手を握り合うが、次の瞬間にイーダの手から力が尽きて彼女はそのまま亡くなってしまう。
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周囲の悲しみ:
  • 外には冷たい雪が静かに降っており、集まったみんながイーダの死を悲しむ中、牢に幽閉されているロキも静かにその死を受け止める。

7. 14年前のマリージョアでのシャンクス失踪報告

14年前の聖地マリージョアにおいて、ハラルドは五老星からある衝撃的な事実を告げられている。
失踪の事実:
  • ハラルドはシャンクスが失踪したという知らせに驚きの声を上げ、五老星は今回の任務が完了すれば晴れて騎士になる筈であったと認める。
巡ってきた好機:
  • 五老星はシャンクスの失踪によって次点であったハラルドにチャンスが巡ってきたことを明かしどうするのかと意思を確かめる。
加盟への願い:
  • ハラルドは勿論神の騎士団に入りたいと即答し、そうすればエルバフも加盟国になれると期待を膨らませる。

8. 神の騎士団加入の祝福とハラルドの王座退位の意向

五老星はハラルドの神の騎士団加入を祝福し、彼のこれまでの功績を高く評価する。
御大の信用:
  • 五老星は御大がハラルドを信用されたとお祝いの言葉を述べ、ここまでの道のりが非常に長かったことを労う。
歴史の変革:
  • 五老星たちからエルバフの歴史を大きく変えた王になると称賛されたハラルドは、静かに自分の今後の身の振り方を明かす。
退位の宣言:
  • ハラルドはエルバフが世界政府に加盟できた暁には自分は王座を下りるつもりでありもっと若く潔白な者が新しい王にならねばならないという持論を語る。

9. 虚の玉座に現れたイムとの謁見と異変

ハラルドが退位の意向を示したその時、誰も座ってはならない筈の虚の玉座にある人物が姿を現す。
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イムの言葉:
  • 虚の玉座に座ったイムはハラルドの退位発言に対してそれはムーが決めると言い放ち、ハラルドはなぜ虚の玉座に人がいるのかと驚愕する。
傍への招集:
  • イムはハラルドに向けて近くへ寄るように命じ、ずっとヌシアを見ていたとハラルドの名前を呼ぶ。
紋様の変化:
  • ハラルドが近寄ると彼の腕に刻まれていた紋様が急激に変化を始め、恐ろしいほどの力が身体中に漲っていく異変にハラルドは恐怖する。

10. 不死身の騎士の誕生と五老星の畏怖

イムの力によってハラルドの肉体は変貌を遂げ、それを見た五老星たちはその圧倒的な存在感に畏怖を覚える。
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五老星の評価:
  • マーズ聖はこれで不死というのだからと呟き、ウォーキュリー聖も背筋が凍るような感覚を覚え、ナス寿郎聖は怪物を超えたもはや兵器であるとその力を評する。
不死身の騎士:
  • イムは晴れてヌシアがムーに仕える不死身の騎士となったことを宣言するが、ハラルド自身は不死身という言葉にまだ実感が湧かない。
アビスの命令:
  • イムはハラルドに対してエルバフに五芒星(アビス)を作るよう命じ、それが自分たちの絆になると告げる。
加盟の条件:
  • イムはその後に言い渡す最後の任務を達成した時にハラルドの念願が叶いエルバフを世界政府加盟国と認めることを約束する。

11. アウルスト城でのイムによる直接の脳内命令

場面はエルバフのアウルスト城へと移り、ハラルドは離れた場所にいるイムからの恐ろしい命令を頭の中で直接受け取っている。
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脳内の対話:
  • 契約の力によってイムはどれほど離れていても契約相手の頭の中に直接語りかけることができ、ハラルドはその言葉に耳を疑う。
軍団組織の命令:
  • イムは頭の中で国を挙げて戦士の軍団を組織し海軍に並ぶ巨兵船団を立ち上げて世界に貢献せよとハラルドに冷酷に言い渡す。
ハラルドの拒絶:
  • ハラルドはエルバフを戦いから脱却させるために今まで努力してきたのだと反論し、希望者のみ海軍への入隊を促すつもりであったと訴える。
衛兵の不審:
  • 国王であるハラルドが部屋の中で一体誰と喋っているのかと外にいる衛兵たちが不審に思う中、ハラルドの脳内でイムとの対話が続く。

12. 歴史の償いと深海契約の絶対的服従

イムはハラルドの反論を一切受け付けず、深海契約を結んだ者が逃れられない絶対的な主従関係を突きつける。
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歴史の重み:
  • イムはかつてヌシアが歴史を償うと言い奴隷にでもなると口にしたことを持ち出すが、ハラルドはそれは自分一人の話であると食い下がる。
命令への服従:
  • イムはヌシア一人で背負える程度の歴史ではないと一蹴して口答えを禁じ、深海契約を交わした者は不死と力を得る代わりに命令に服従しなければならないと告げる。
支配の恐怖:
  • 頭の中で何を考えようとも肉体は命令を実行してしまうという事実にハラルドは驚愕し、このままではエルバフが乗っ取られ戦士たちが奴隷にされてしまうとイムの真の企みに気づいて恐怖する。

13. ハラルドの拘束と家族・ロキの非常招集

イムの支配に抵抗するため、ハラルドは最後の力を振り絞って大至急の指示を周囲の衛兵たちに下す。
自身の拘束:
  • ハラルドは衛兵たちを大声で呼び出し、鎖を持って自分を柱に縛り付けるよう命令し、衛兵は突然の指示に困惑する。
人々の招集:
  • ハラルドは大至急ヤルルと自分の息子たちを呼ぶよう命じるが、衛兵からハイルディンは海に出ておりロキは留置所にいると告げられる。
命令の解放:
  • 支配の力が迫る中でハラルドは構わないからロキをすぐに解放しろと叫び、これを受けて冥界の留置所ではロキの釈放が言い渡されアウルスト城へ向かうよう指示が出る。
悲劇の予兆:
  • ヤルルの家でも急な呼び出しに何事であるかとヤルルが困惑する中、この日城内で大虐殺事件が起きエルバフで最も愛された名君ハラルドが命を落とすという不穏なナレーションで幕が閉じる。
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まとめ

第1168話「エルバフの雪」は、ハラルド王が夢見たエルバフの平和な未来とイーダの悲しい最期、術中にはまった世界政府の真の支配によって引き起こされる悲劇の始まりが描かれるエピソードである。
平和への歩みと別れ:
  • 15年前のエルバフではハラルドが世界政府加盟後の観光や文化交流の夢を語りサウロの開いた学校を喜ぶが、長年国を支えてくれた愛するイーダが広がる世界での旅の約束を交わした直後に力尽きて亡くなり国中が雪の中で涙を流す。
不死身の騎士への変貌:
  • 14年前にシャンクスが失踪したことでハラルドに神の騎士団入りの機会が訪れ退位の意向を示すが、虚の玉座に座るイムと対面したことで深海契約が発動して強制的に不死身の兵器へと肉体を変貌させられる。
支配への抵抗と悲劇の予兆:
  • イムから巨兵船団を組織して世界に貢献せよという絶対的な服従命令を脳内に直接下されたハラルドは、エルバフの戦士を守るために自らを鎖で縛らせてロキの釈放とヤルルらの招集を命じるが、城内は大虐殺事件へと向かう。
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