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原作(Original Story): にいさとる(Satoru Nii)![]() WIND BREAKER 第202話ネタバレ | |||
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ウィンドブレイカー 第202話 | |||
| サブタイトル | 日没 | ||
| 配信日 | 2025年12月24日 | ||
| 掲載サイト | マガジンポケット | ||
| 単行本 | 25巻 | ||
| 登場人物 | 桜遥 楓川栄 | ||
第202話 日没楓川栄「え…は…なんでおま…帰ったんじゃ…」 桜遥「べっ、別に…いたっていいだろ…」 楓川栄「(いいもなにも…なにがしてーんだこいつ…) あーもういい。全部終わったからオレは帰る。お前も帰れ。じゃあな」 楓川栄「なんだよ!(骨壺抱えてなにやってんだオレは…つかばあちゃん揺らしてごめん…あーくそっ)」 楓川栄「綺麗だなばあちゃん (あぁ…さっきより冷たくなってる…)」 楓川栄「…はえーよ…なんでみんなそんなにすぐ行っちまうんだ…オレは前世で人でも殺したのかね」 桜遥「…本当に前世とか来世ってもんがあるとしたら、オレの来世は地獄だな」 楓川栄「は?」 桜遥「オレは人一人殺してる」 楓川栄「は?いや…お前…なに言っ……オレは…街の外のヤツが嫌いだ。うちのじいちゃんは街の外のヤツに騙されて工場を奪われた。そして絶望の中で死んだ。そこから…オレの家族は壊れていった。一生許さない。これからもそれは変わらねぇ。でも今、街の外から来たお前のことを知りたくなった。お前がどんなヤツでなんでこの街に来たのか。聞かせろ」 桜遥「…オレは生まれてからずっと一人だった。色々な家を転々としてた。どの家でも思い出すのは刺さるような目線と冷え切った空気だったな。学校あがってからもずっとそうだ。靴は失くすわ、水は被るわ、毎日大変だったよ。まぁ…こんなナリだし?愛想も悪かったからな」 桜遥「でもまだその頃は少しだけ期待があった。自分の居場所はどこかにあるんじゃないかって…自分を必要としてくれて、認めてくれる人のいる居場所…あるんじゃないかってな。そんな頃に初めて親父に会ったんだ。近づくとすげー顔で睨まれて言われたよ。“人殺し”ってな…オレが生まれた時、母親が死んだって。オレのせいで母親が死んだんだって。オレが母親を殺したんだって。そう言われた時は正直わからなかった。ただその時、一つだけ思い至ったのは、どこにも自分の居場所がないってことだ。もうそれで…」 楓川栄「なんでだ!なんでそんな話を…笑って…」 | |||
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