呪術廻戦 | 第3期53話『部品』ネタバレ | 死滅回遊 前編

Jujutsu Kaisen
呪術廻戦 アニメ 3期53話 ネタバレ 感想 秤金次 Jujutsu Kaisen Episode 53
本記事では、TVアニメ『呪術廻戦』第3期53話の物語展開について、原作をもとに整理しています。
※本記事は放送前の予想を含みます。実際の内容は放送後に追記・修正予定です。
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呪術廻戦 第53話

呪術廻戦 アニメ 3期53話 ネタバレ 感想 星綺羅羅 Jujutsu Kaisen Episode 53
作者芥見下々
監督御所園翔太
放送日2026年2月5日
サブタイトル部品
OPテーマAIZO
EDテーマよあけのうた
原作第154話 潜入
第155話 熱
第156話 きらきら星
第157話 部品

第53話 部品

目次

主演声優

虎杖悠仁:榎木淳弥
伏黒恵:内田雄馬
パンダ:関智一
秤金次:中井和哉
星綺羅羅:榊原優希

あらすじ

星綺羅羅の術式によって建物への侵入を阻まれた伏黒恵とパンダは、戦闘の中で術式の正体を分析していく。綺羅羅の能力は星座をモチーフとした複雑なルールを持つ術式であり、伏黒は観察と推理によってその仕組みに迫っていく。
一方、虎杖は秤の攻撃に対し一切の防御も反撃もせず、ただ殴られ続けながら「自分は部品だ」と語り、秤に協力を求める。その異様な覚悟と熱量が、秤の心を動かしていく。

ネタバレ(原作)

1. 概要

第53話は、伏黒恵とパンダが秤金次の拠点へ潜入し、星綺羅羅の術式によって行動を阻まれる一方、屋上では虎杖悠仁と秤が直接対峙する。術式の看破と価値観の衝突を通して、秤が協力を決断するまでが描かれる重要な回である。

2. 潜入開始 ― 伏黒とパンダ

 原作:第154話 潜入
作戦は二手に分かれて実行される。
☞ 伏黒
  • 影の術式を使用
  • 防犯カメラの死角を利用
  • 静かに警備員を無力化
☞ パンダ
  • 客寄せパンダとして自然に行動
  • タイヤで遊ぶフリ
  • 警戒が緩んだところで一撃
軽妙な描写の裏で、高度に計算された制圧行動が進行している。

3. 星綺羅羅との遭遇

呪術廻戦 アニメ 3期53話 ネタバレ 感想 星綺羅羅 術式 Jujutsu Kaisen Episode 53
屋上に到達した瞬間、想定外が起きる。
  • 綺羅羅が単独で行動していた
  • 秤と一緒ではなかった
この一点で、事態は一気に緊迫する。
綺羅羅は即座に状況を理解する。
  • パンダの手引き
  • 伏黒の侵入
  • 高専関係者であること
  • つまり虎杖も同じ立場
「金ちゃんが危ない…!」という思考に至り、行動に移る。

4. 綺羅羅の術式の片鱗

呪術廻戦 アニメ 3期53話 ネタバレ 感想 星綺羅羅 術式 Jujutsu Kaisen Episode 53
伏黒は玉犬を放つが、
  • 攻撃は届かない
  • 玉犬が弾かれる
ここで伏黒は理解する。
  • 自分が近づけないだけではない
  • 綺羅羅もまた、特定の対象に近づけない
  • さらに「玉犬と離れられない」状態が発生
つまり術式は、
  • 単なる距離操作ではなく
  • “関係性”や“位置関係”を縛る術
である可能性が浮上する。
パンダも同様の違和感を覚え、「これ俺もお前に近づけないヤツだな」と直感的に把握する。

5. 信頼の断絶

パンダは必死に説得を試みる。
「俺達は敵じゃない!秤に頼みがあるだけだ!」
しかし綺羅羅は聞き入れない。
「信じらんない!見損なったよパンダちゃん」
ここで重要なのは、綺羅羅が秤を守ることを最優先している点である。
彼にとって、高専という組織も、過去の縁も、秤の安全の前では意味を持たない。

6. 屋上での膠着と星綺羅羅の不信 (原作:第155話)

 原作:第155話 熱
場面は屋上へ移り、伏黒とパンダは星綺羅羅と対峙している。
伏黒は、
  • 自分たちは正確には高専側ではない
  • 各地の結界発生という未曾有の呪術テロが起きている
  • 秤の協力が不可欠である
と必死に説得を試みる。
しかし綺羅羅は、
  • 先に自分たちを切ったのは高専側
  • 五条悟に守られてきた高専勢が頼る理由が分からない
と強い不信感を示す。

7. 保守派と秤の術式

ここでパンダが、秤と高専上層部の確執について説明する。
  • 保守派は「呪術はこうあるべき」という思想を持つ
  • 伝統的・分かりやすい呪術を好む
  • ニューテクノロジーと結びつく術式は忌避されがち
秤の術式は、まさにその保守派が嫌う典型であり、それが排除の理由でもあった。

8. 五条悟封印という真実

伏黒はついに切り札を切る。
「五条悟は封印されました」
この言葉に、変な表情の綺羅羅。
伏黒とパンダは「信じていない」ことを察する。
それでも伏黒は、綺羅羅が秤に最も近い存在であると見抜き、説得を続行する決意を固める。

9. 伏黒の行動

伏黒は式神「脱兎」を放ち、状況を打開しようと動き出す。
内心では、「この人を説得できれば秤との交渉が楽に進む」と考えており、戦闘ではなく“説得”による突破を狙っていることが示唆される。

10. 「脱兎」と術式の危険性(原作:第156話)

伏黒は式神「脱兎」を展開する。
  • 大量の兎が放たれる
  • 星綺羅羅は即座に状況を把握
綺羅羅の内心では、
  • 自身の術式は呪力そのものに★をマーキングする
  • 式神は術師と同一扱い
  • 同じ★同士は引き寄せられる
このままでは、引き寄せられた式神に押し潰され、窒息する危険があると判断していた。

11. ★マークの存在

伏黒はパンダから重要な情報を引き出す。
  • パンダは自分の体に「★Imai(今井)」の文字を発見
  • 伏黒自身も腹部に「★Acrux(アクルックス)」を確認
  • 脱兎や玉犬にも同様の★が付与されていると推測
ここで伏黒は、術式に共通する要素に気づく。

12. 術式のモチーフは星座

伏黒は仮説を口にする。
  • 術式のタネは星座
  • モチーフは南十字座
綺羅羅は内心で動揺する。
  • 南十字星という確証はなかった
  • しかし自分が表情に出してしまい、伏黒に確信を与えた
伏黒自身は、まだ詳細までは分からないと自覚している。

13. 「南十字座は4つ?」という違和感

伏黒とパンダの会話。
  • 南十字座は4つの星で構成されるはず
  • しかし実際の挙動はそれでは説明がつかない
伏黒はここで仮説を修正する。
  • 単純な「反発・引力」ではない
  • 順番の決まった移動ルールがある

14. スタンプラリー仮説

伏黒は術式を以下のように推理する。
  • 術式は「スタンプラリー」や「すごろく」に近い
  • それぞれに近づける順番が決まっている
  • 同じ★同士は引き合う
  • 一定の星を経由しないと、特定の対象に近づけない
綺羅羅や扉に直接近づけない理由も、ここで説明がつく。

15. 星は5つ以上存在する

さらに伏黒は考察を進める。
  • 星が4つなら誰かは綺羅羅に近づけるはず
  • 実際には近づけない
このことから、
  • 5つ目の星が存在する
  • それを経由しなければならない
と結論づける。

16. ★は呪力に付与される

戦闘の中で、伏黒は重要な点に気づく。
  • ★を付けるには対象に触れる必要がある可能性
  • 伏黒や脱兎は直接触れられていない
  • 触れられたのは玉犬のみ
そこから、
  • ★は物ではなく呪力に付けられている
  • 物体に★を付けるには、事前に誰かの呪力を込める必要がある
という推測に至る。

17. 残穢から見つかる5つ目の★

伏黒は車に残る残穢を感知する。
  • 綺羅羅以外の呪力の残穢
  • そこに存在する5つ目の★
これにより、
  • 綺羅羅はすでに自分の呪力に★を付けている
  • その状態では、自由に物を飛ばすことはできない
という制約が導き出される。

18. 術式「星間飛行(ラヴランデヴー)」の正体

伏黒の仮説は正しかったと明かされる。
  • 術式名:星間飛行(ラヴランデヴー)
  • モチーフ:南十字座
  • 対象の呪力に5つの★を割り振る
  • ★同士が接近するには決められた順序が必要
  • 同じ★同士は引き寄せられる
順序とは、
  • 星座の奥行き
  • 星は平面的に見えても地球からの距離が異なる
伏黒(★アクルックス)は、
ミモザ → ギナン
を経由しなければ扉に到達できない。

19. 綺羅羅の反撃

綺羅羅は伏黒の推理を認めつつ、反論する。
  • 自分の呪力についた★を付け替えればいい
  • ギナンを外し、アクルックスに変更すれば良い
しかしその直後、
  • 玉犬・渾が背後から出現し、綺羅羅を襲撃
伏黒は、
  • 式神を解除していなかった
  • 同じ★同士、どちらが引かれるかも見抜いていた
という二重の読みで、綺羅羅の隙を突く。

20. 術式解除と制圧

綺羅羅は即座に判断する。
  • 「星間飛行(ラヴランデヴー)」を解除
伏黒はその瞬間を逃さず、
  • 綺羅羅の右腕を掴み
  • 後ろから制圧
そして一言。
  • 「話聞いて下さい」

21. 綺羅羅の術式看破(原作:第157話)

原作:第157話 部品
伏黒は綺羅羅を制圧したまま、改めて「話を聞いてほしい」と懇願する。
綺羅羅は犬と伏黒のどっちが引っ張れるかわからないのにどうやってわかったのか不思議に思う。
伏黒は、
  • 玉犬と自分のどちらが引き寄せられるかは賭けだったこと
  • 呪力出力が高い方が引き寄せられるという結果から、術式の性質を理解したこと
これに対し綺羅羅は、伏黒が一年生であることに触れつつも、その洞察力を認める。

22. 伏黒の土下座

伏黒は時間がないことを理由に、綺羅羅の前で土下座をして頼み込む。
  • 自尊心よりも目的を優先する伏黒の姿勢
  • 「お願いします」という率直な言葉
綺羅羅はこれを受け入れ、「分かったよ」と態度を軟化させる。

23. 虎杖と秤の遭遇

呪術廻戦 アニメ 3期53話 ネタバレ 感想 秤金次 Jujutsu Kaisen Episode 53
その直後、屋上の扉から虎杖がふっ飛ばされ登場し、続いて秤金次が現れる。
  • 虎杖は伏黒とパンダに「手を出すな」と制止
  • 秤は虎杖を一方的に殴り続ける
虎杖は一切避けず、反撃もしない。

24. 秤金次の価値観

秤は虎杖の態度に苛立ちを覚える。
  • 「避ける気がない」ことへの違和感
  • 術師が他人に頼むなら「一緒に命を懸けろ」が前提だという考え
秤は、夜蛾学長が虎杖をここまで送り込んだこと自体を非難する。

25. 虎杖の自己定義「部品」

虎杖は秤に対し、淡々と語る。
  • 自分には「熱」はない
  • 自分は呪いを祓い続けるための「部品」
この発言により、秤は強烈な拒否反応を示す。
  • 「超つまんねぇ」
  • 生き方として認められない価値観
伏黒も事態の悪化を察し、虎杖を止めようとする。

26. ノーガードで立ち続ける虎杖

秤のザラついた呪力をまとった打撃を何度も受けながら、虎杖は倒れない。
  • 痛みの質が異常であること
  • それでも立ち続ける理由
虎杖は、自分の役割を全うするために秤が必要だと語る。

27. 秤への問い

虎杖は秤に問いかける。
「先輩、アンタの役割は何だ?」
  • 自分を部品と定義する虎杖なりの「熱」
  • 秤が最も重視する価値への直接的な挑戦
この言葉に、秤は心を揺さぶられる。

28. 秤の決断

秤は、虎杖の覚悟を「部品の熱」として受け取る。
  • 何発でも殴る覚悟を示す秤
  • それを止める綺羅羅の一言
最終的に秤は「取引だ」と告げ、伏黒たちを呼び寄せる。

29. 協力の成立

伏黒は状況を理解しきれないまま礼を述べるが、綺羅羅が補足する。
  • 上層部は嫌い
  • それでも高専で人助けをしていた秤が一番「熱かった」
こうして、秤金次は虎杖たちに協力することを決める。

30. まとめ

第53話は、秤金次という人物を「術式」と「思想」の両面から掘り下げ、虎杖たちとの関係が大きく動く転換点となるエピソードである。
  • 伏黒とパンダは潜入作戦を成功させるも、星綺羅羅の術式「星間飛行(ラヴランデヴー)」によって行動を制限される
  • 伏黒は★の配置と挙動から術式の正体を見抜き、力押しではなく説得による突破を選択する
  • 屋上では虎杖と秤が正面衝突し、「熱」や「覚悟」を巡る価値観の違いが明確になる
  • 虎杖の「自分は部品」という自己定義は秤の感情を強く揺さぶり、無視できない問いとして突き刺さる
  • 最終的に秤は虎杖の覚悟を認め、取引という形で協力を受け入れる決断を下す
この回は、死滅回游編における仲間集めの中でも、戦闘以上に“考え方”が試された回として位置づけられる。

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