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原作(Original Story): 青山剛昌(Gosho Aoyama)![]() 名探偵コナン 第884話ネタバレ | |||
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名探偵コナン 第884話 | |||
| サブタイトル | 緋色の探偵 | ||
| 配信日 | 2014年1月15日 | ||
| サンデー | 2014年7号 | ||
| 単行本 | 84巻 | ||
| アニメ | 2015年:第772話、第773話 2026年:エピソード“ZERO” 工藤新一水族館事件 | ||
| 登場人物 | 江戸川コナン/工藤新一 毛利蘭 阿笠博士 目暮十三 小嶋元太 円谷光彦 吉田歩美 灰原哀 朱本国博 中桐鹿子 尾城那穂 仁部浩大 | ||
| 場所 | 米花水族館 | ||
第884話 ピンク色の回答中桐鹿子「他の客は帰ってるのに何で私達だけここにいなきゃいけないわけ?ちゃんと見せたでしょ?アリバイムービー」 工藤新一「ええ、確かに見ましたが、たった1人だけ奇妙な動画を撮ってる方がいるんです。あたかも自分が殺人犯だと白状しているかのようなムービーをね」 中桐鹿子「まさか私が撮ったあのイルカショーだなんて言わないわよね?」 工藤新一「確かあなたは中桐鹿子さんでしたよね?あなたの動画はひどかった。手ブレも多く、入ってる声も割れ気味でとても見られた物じゃない。そう、当然ですよ。あなたは素人なんですから。一般人が撮った動画なんて大低あんな物ですよ」 工藤新一「それに比べて仁部さんが撮った動画は素晴らしかった。悠然と泳ぐサメをしっかり捉えてました」 仁部浩大「だからって犯人にされてしまうのか?」 工藤新一「いいえ、あなたはただ動画を撮りなれているだけでしょう。その動画をブログにアップしようとしていたようですし、何度もアップしていたのなら撮るコツもつかめてくる。問題なのはあなたの彼女である尾城那穂さんの撮った動画の方ですよ」 工藤新一「これがその動画。あなた達から見て右側が仁部さんで、左側が尾城さんの動画です。何か気づきませんか?普通サメのような横に長い魚をレンズに捉えたなら、仁部さんのように横にしますね?体全体をフレーム内に収めたいから。だが尾城さんは縦のまま。案の定、せっかく捉えたサメはあっという間に横切ってフレームアウトしている」 尾城那穂「別にサメを撮りたかったわけじゃないから」 工藤新一「おかしいのはそれだけじゃない。誰かが何かを撮影している場合、周囲の人達がそのフレームに映らないようにするのは当然のマナー。この仁部さんの動画のようにね。だが尾城さんの方はそんな素振りを誰も見せず、フレーム内を平然と横切っている。まるで彼女が撮影している事に全く気づいていないかのように。気づかなくて当然ですよ。なぜなら彼女は自分の携帯を彼のニット帽のここに入れて動画を撮っていたんですから。白いニット帽に白い携帯が挟まっていてもよーく見ないと気づきませんし、こうしておけば彼の背後で撮影してたような動画が撮れる」 工藤新一「だから彼女はこの水槽のトンネルを選んだんですよ。前も後ろも魚だらけで、どこを撮ってたとしてもフレームに何かの魚が映っていますから」 目暮警部「しかしそんな物を帽子に入れられたら気づくんじゃ…」 工藤新一「恐らく帽子に何かが付いてるとでも言って一旦脱がし、携帯を仕込んだ後で被せたんでしょう。携帯を抜き取るのは一瞬ですし…彼女の動画にブレてる箇所があったでしょ?抜いたのはあの時ですよ」 目暮警部「しかし人は顔を無意識によく動かしてしまうからあんなにじっくり撮った動画には…」 工藤新一「その点は大丈夫。だって彼は首を痛めてギブスをしていて、急に頭を動かしたりはできませんから」 仁部浩大「何でギブスの事を?」 工藤新一「あなたに横から話しかけた時に首だけじゃなく体ごと僕の方を向いてましたし、動画を見る時も携帯を顔の正面に持ってきてたじゃないですか。だから首を痛めてうつむけないんだろうと思ったわけですよ」 目暮警部「じゃあ彼にその動画を撮らせてる間に尾城さんは犯行を…」 工藤新一「ええ、このトンネルで待ち合わせていた被害者をスタンガンで気絶させ、ナイフで心臓を貫いて刺殺し、再び彼の元へ戻り、携帯を回収したんです」 目暮警部「だがよく誰にも見られなかったな」 工藤新一「見られても平気な格好をしてたんでしょう。上着を脱いでスカートを上げ、帽子で被れば別人に見えるし、明るいトンネルを一旦出れば、ほぼ暗がり。それくらいなら十分着替える事は可能です。だが残念ながら一か所だけ着替える事が出来なかった。そう、その手袋。リバーシブルになっていて、裏返して付けて隠しているようですが…ホラ、やっぱり被害者の返り血が右手の指先に」 尾城那穂「どうしてわかったの?」 工藤新一「あなたが見せてくれた彼との写真…服装からして撮ったのは今日だが、手袋の色が違ってました。普通、手袋を2つも持って来ませんよ」 工藤新一「それにあの写真はあなたが右手をかざして撮った物で、あなたが携帯を警部に差し出した手も右手。あなたは明らかに右利きだ。なのに手袋を外して携帯を操作していたのは左手だった。これらの事柄と、刺殺する際に犯人が使用したコンビニの袋の内側に血が少々はみ出ていた事を重ね合わせると、これに辿り着くというわけです」 目暮警部「ではその血を鑑識さんに」 尾城那穂「調べるなら早くしてくれないか?あんな男の血、早く洗い流したくてしょうがないんだから!」 仁部浩大「じゃあやっぱり那穂…お前が?」 尾城那穂「ええ、そうよ!リベンジポルノって知ってる?別れた恋人が相手の恥ずかしい画像をネットでバラまく嫌がらせ。あの男、あなたの携帯にも何枚か送ったって言ってたわよ」 仁部浩大「じゃああのいかがわしいメールは…」 尾城那穂「そうよ…開けたら私のHな画像…あなたは開けずに消してくれたようだけど、今度は直接あなたに電話するって脅されたわ」 仁部浩大「何で俺の電番やメルアドが」 尾城那穂「他に好きな人ができたから別れましょって言いに彼の家に行った時、あの男、私がトイレに立った隙に私の携帯の中を見たみたいでさ。“恋人や勤め先や家族に写真をバラまかれたくなかったら金をよこせ。借金で首が回らないんだ”って。だから私が逆にあの男の血をバラまいてやったってわけ。でも失敗したわ。手袋に血が付いて裏返してなきゃバレなかったかもしれないのに」 工藤新一「いや、裏返してなくてもバレバレでした。仁部さんの動画に映っていたあなた、両手に手袋をしていたじゃないですが。左手で操作した時、外していたから普通の毛糸の手袋だ。スマホは普通、素手じゃないと操作できない」 工藤新一「なのにあなたはずっとスマホで動画を撮っていたかのように装っている。それは手袋をはめていなければできない何かをあなたがやっていたという証拠。簡単な推理ですよ」 『水族館を出て…』 工藤新一「やばっ…降ってきやがった」 毛利蘭「じゃあ走って帰ろ!」 工藤新一「おい、走るなって言っただろ?」 毛利蘭「だから何でよ?あ…」 毛利蘭「わ、わたしの携帯!?ウソー!何でフードの中に入れてるの?」 工藤新一「あ、悪い。犯人がどこに携帯を入れて動画を撮ってたか考えてて…フードの中に入れてたのを忘れてたよ」 毛利蘭「どーしてくれんのよ!?買ってもらったばっかなのに」 工藤新一「泣くなよ。オレがその内、代わりのヤツを買ってやっから」 毛利蘭「もォ最低!新一といるとロクな事ない!アメリカに行った時も事件ばっかだったし」 工藤新一「わあったよ。んじゃ…トロピカルランド!そこに連れてってやるよ」 毛利蘭「トロピカルランド?(何よその楽しげな場所…)」 工藤新一「今度、東京にできるらしいぜ?さすがにそんな遊園地で事件なんか起きないだろーし」 毛利蘭「全部新一のおごりなら行ってあげてもいいわよ」 工藤新一「え~~~~~」 毛利蘭「じゃあ、わたしが空手の都大会で優勝したらでどう?」 工藤新一「おい待て…去年オメー準優勝で…優勝した3年の先輩、部活引退したんじゃなかったか?」 毛利蘭「約束だからね!」 工藤新一「えーーー…(オレ、お小遣い割と少ないんだけど…)」 毛利蘭「あと、携帯買ってくれるんなら米花水族館で売ってるナマコ男ストラップも付ける事!」 工藤新一「ヘイヘイ…」 『現在』 毛利蘭「(冗談半分だったのにホントに買ってくれるなんて…)」 毛利蘭「(でもホントの所どうなのかなぁ?あの頃、新一はわたしのこと…ヤバ…無性に聞きたくなってきた)」 コナン「(新一の方の携帯…え?蘭から?)」 📱毛利蘭「あ、新一?わたし今どこにいると思う?前に新一と来た米花水族館だよ?」 📱新一(コナン)「ああ…あの刺殺事件があったトコか」 📱毛利蘭「それでさ…ちょっと聞きたいんだけどさ…あの時、新一って…(わたしの事…)」 📱新一(コナン)「ああ、あれか?“走るな”って言った事だろ?」 📱毛利蘭「え?」 📱新一(コナン)「違うのか?」 📱毛利蘭「あ、うん…それもだけど (そーいえばそれも気になってた)」 📱新一(コナン)「あの時、蘭は母さんのメールを確認しただけで園子のメールに返信しなかったろ?しかも使ってたのは左手。恐らく利き手の右手をケガしてたから、複雑な操作が必要なメールは打てなかったんだ。手袋を取らなかったって事は包帯を巻いてたんだろうけど…まぁ、その後、都大会で優秀するって意気込んでたから、ケガは突き指って所か」 📱毛利蘭「そうよ。空手の稽古中に…でもそれで何で走っちゃダメなの?」 📱新一(コナン)「そりゃー、そんな指じゃはめられないからだよ、ブラのホック」 📱毛利蘭「はぁ?」 📱新一(コナン)「オメー、バックホックのヤツしか持ってねーし」 📱毛利蘭「何でそんなこと知ってんのよ!?」 📱新一(コナン)「オレ、蘭の後ろの席だったからオメーが前屈みになると、見えちまうんだよ」 📱新一(コナン)「オメーがあのヘボ探偵の親父にブラを付けてもらうわけねーし、園子は風邪だし、わざわざ母さんの所へ行って付けてもらうのは考えにくい。つまりあの時蘭はノーブラだった。知らねぇだろうけど、ノーブラで走ると胸が揺れまくって胸を支えるクーパー靭帯が伸びてどんどん垂れちまう」 📱毛利蘭「バカねー!ちゃんとつけてたわよスポーツブラ!」 📱新一(コナン)「(あーそうか!部活で使ってるのを忘れてた)」 📱毛利蘭「それにバックホックのブラだったこうやって前で留めてクルっクルっと回せば…」 📱毛利蘭「って何言わせんのよバカァー!」 毛利蘭「あ…切っちゃった」 コナン「(…で?ホントは何の電話だったんだ?)」 | |||
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