薬屋のひとりごと | 第83話『事の始まり(中編)』ネタバレ | ビッグガンガン

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原作漫画『薬屋のひとりごと』第83話後編 ネタバレ
本記事では、原作漫画『薬屋のひとりごと』第83話後編の物語展開を、出来事ベースで整理します。
第83話 前編第83話 後編

薬屋のひとりごと 第83話 中編

原作日向夏
作画ねこクラゲ
サブタイトル事の始まり(中編)
ビッグガンガン2026年 Vol.2
配信日2026年1月23日
単行本17巻
登場人物壬氏(ジンシ)
楼蘭(ロウラン)
神美(シェンメイ)
翠苓(スイレイ)
子昌(シショウ)
先帝

第83話 事の始まり(中編)

目次

あらすじ

砦の隠し部屋で対峙する壬氏・楼蘭・翠苓・神美。
楼蘭は「余興」と称し、後宮成立の裏側、奴隷交易、先帝と子の一族、そして父と母・神美の関係を語り始める。語られる真実は神美の認識を根底から覆し、やがて母娘の対立は決定的な局面へと至る。

1. 概要

第83話「事の始まり(中編)」では、砦の隠し部屋を舞台に、楼蘭が長大な“昔話”として後宮と子の一族の歴史、奴隷交易の実態、父の行動の真意を明かす。
神美はそれを否定し激昂、最終的に飛発(フェイファ)を奪って楼蘭に向けるという緊迫した展開で次号へ続く。

2. 砦の隠し部屋での対面

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砦の隠し部屋には、壬氏、楼蘭、翠苓、神美が揃っている。
  • 楼蘭は翠苓に対し、お母さまにひどい扱いを受けていないかと気遣う
  • 壬氏は神美の姿を見て、後宮にいた頃の楼蘭を連想する
  • 神美は壬氏の存在を警戒する
  • 楼蘭は壬氏を「母の望みを叶えるために連れてきた」と説明し、さらに母が壬氏の容姿を憎んでいる理由を皮肉交じりに語る

3. 楼蘭による「昔話」の開始

楼蘭は「本望を遂げる前の余興」として、長い昔話を語り始める。
  • 発端は、女帝が女に興味を示さない息子に痺れを切らしたこと
  • 女帝は後宮に多くの美女を送り込み、子の一族に娘を差し出すよう要求
  • 表向きは上級妃にするためだが、それは建前にすぎなかった
神美は困惑し、楼蘭の話を否定しようとする。

4. 後宮拡大と奴隷交易の関係

楼蘭は後宮が巨大化した理由を説明する。
  • 壬氏は、子昌が女帝をそそのかしたという話を知っていると語る
  • 楼蘭は、後宮を新たな公共事業として提言したと補足
  • 当時は奴隷制が存在し、官奴婢もいた
  • 奴隷は年季明けで良民になる制度があったが、それは国内限定
  • 他国への奴隷輸出は禁止されていたが、密かに行われていた
  • 特に若い娘は高値で取引されていた

5. 神美と父、子の一族の事情

楼蘭はさらに踏み込んで語る。
  • 祖父は娘である神美を質に取られ、奴隷交易の縮小を余儀なくされた
  • それでも奴隷流出は止まらなかった
  • 父は若い女や去勢された男性を後宮で保護する案を出した
  • それは為政者として、母としての女帝の思惑と一致した

6. 父が女帝に取り入った理由

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楼蘭は父の立場と行動の真意を説明する。
  • 父は聡明さと血筋を評価され本家の養子になったが、所詮は傍流
  • 後宮に差し出された婚約者(神美)を思い、女帝に取り入った
  • 子の一族の信用回復と、非常時の逃げ場を後宮に作るためだった
  • 神美が逃げ出さなかった理由についても楼蘭は皮肉を込めて指摘する
神美は父を強く否定し、翠苓の母を娶ったことなどを責め立てる。

7. 翠苓の佩飾(鳳凰の銀細工)と先帝の秘密

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楼蘭は翠苓が身につけている飾りを示す。
  • 翠苓の首飾りは鳳凰の銀細工
  • 壬氏は、麒麟の簪と同様、特別な意味を持つものだと気づく
楼蘭は先帝について語る。
  • 先帝は自分の孫が妾の子として扱われるとは思っていなかった
  • 罪悪感があったのか娘だと確信があったのか、病床に臥す前に元医官と成長した赤子に会いに行っていた
  • その中で先帝は父に娘を娶るよう頼み、見返りとして願いを叶えると約束した

8. 神美が下賜された理由

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楼蘭は結論として事実を突きつける。
  • 子の一族の長が父に代わったことで、神美は後宮から解放された
  • 父は帝に「その花」を願った
  • これが神美が父に下賜された本当の理由だった
神美はこれを「嘘」「でたらめ」だと激しく否定する。

9. 父の最期と神美の怒り

楼蘭は父を「狸」と呼び、その本質を語る。
  • 父は弱さを知るがゆえに、必死に立ち回った
  • 破滅を知りながらも演じ続けた
壬氏は、子昌が笑いながら最期を迎えたと証言する。
  • 神美はそれでも子昌を権力欲の男だと断じる
  • 楼蘭は、一族が神美に媚びていた事実と、その腐敗を指摘する

10. 母娘の決裂と飛発

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対話は完全に破綻する。
  • 神美は、楼蘭が父と共に自分を騙していたと糾弾
  • 楼蘭は、自分は母の言う通りに動いてきただけだと答える
  • 官軍に勝てるはずがない現実を突きつける
激昂した神美は、楼蘭の持っていた飛発(フェイファ)を奪う。
  • 神美は、それがこのために作らせたものだと言う
  • 楼蘭は「手に余る」と返却を求める
  • 神美は聞き入れず、楼蘭に銃口を向ける
次号、2026年Vol.03(2月25日発売)へつづく。

11. まとめ

第83話「事の始まり(中編)」では、楼蘭の語りによって後宮成立の裏側、奴隷交易と子の一族の関係、そして父が女帝に取り入った真意が明かされる。
それは神美が信じてきた「裏切られた被害者」という自己認識を否定する内容であり、母娘の溝は決定的となる。
最終的に神美は怒りに任せて飛発を奪い楼蘭に向け、対話は完全に破綻した状態で次話へと持ち越される。
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