薬屋のひとりごと | 第87話『眠り』ネタバレ | ビッグガンガン最新話

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薬屋のひとりごと ビッグガンガン カラー 第87話 ネタバレ 感想 猫猫 壬氏 The Apothecary Diaries Chapter 87
『薬屋のひとりごと』第87話「眠り」ネタバレ。花街の緑青館にお忍びで訪れた壬氏に対し、猫猫は北の砦に残された蝗害研究の図録回収を依頼する。さらに過労気味の壬氏を労わるため、猫猫は緑青館の最上階に特別な寝所を用意し、湯浴みや滋養強壮剤を振る舞うが、両者の思惑のズレからコミカルなやり取りが展開される。
第86話後編第88話

薬屋のひとりごと 第87話

薬屋のひとりごと ビッグガンガン カラー 第87話 ネタバレ 感想 猫猫 壬氏 The Apothecary Diaries Chapter 87
原作日向夏
作画ねこクラゲ
サブタイトル眠り
ビッグガンガン2026年 Vol.09
配信日2026年8月25日
単行本18巻
登場人物猫猫(マオマオ)
壬氏(ジンシ)
高順(ガオシュン)

第87話 眠り


あらすじ

緑青館にお忍びでやってきた壬氏と高順を、猫猫は明るい表情で出迎える。猫猫は市井で語られる反乱の物語や壬氏の顔の傷に思いを馳せつつ、北の砦に残された蝗害研究の図録の回収を壬氏に依頼する。猫猫は持ち込まれた飛蝗の煮付けを見せ、過去の不作や今後の大飢饉の危険性を訴える。壬氏はこの手配を約束する。猫猫は疲れが溜まっている壬氏を懸念し、やり手婆に頼んで最上階の部屋を寝所として用意する。湯浴みの際に更衣と按摩のために配慮して用意した遊女たちに壬氏が困惑して戻ってくると、猫猫はさらに滋養強壮剤を差し出す。滋養強壮剤の意味を巡り二人の間で勘違いが生じる中、猫猫は壬氏の生理的な恥じらいを察して心の中で反省する。

概要

本話は、子の一族の反乱終結後、花街の緑青館を舞台に猫猫と壬氏が再会し、国家の危機である蝗害への対策と壬氏の静養を巡って交流するエピソードである。猫猫は前話で得た飛蝗の知識と砦の老人の存在に基づき、北の砦に残っている研究図録の重要性を壬氏に説明して捜索を要請する。壬氏はこれを承諾し、行政としての迅速な対応を約束する。後半では、過労が色濃い壬氏を休ませようとする猫猫の気遣いが描かれる。猫猫は緑青館の最上階の部屋を確保し、薬湯や寝間着を手配するが、湯殿に按摩目的で控えていた遊女たちや、出された滋養強壮剤に対して壬氏が過剰反応を示す。猫猫の率直な配慮と壬氏の羞恥心が交錯するコミカルな場面を通じて、二人の微妙な距離感と信頼関係が表現される。

本文:ネタバレ

1. 壬氏の緑青館来訪と猫猫の出迎え

壬氏がお忍びで緑青館を訪れて中に入り、声をかける。
明るい出迎え:
  • 猫猫があまりにも明るい表情で挨拶をして壬氏を出迎える。
人違いの確認:
  • 高順があまりに明るい出迎えに戸惑い、目の前にいるのが壬氏本人であると確認しつつ人違いではないかと猫猫に問いかける。
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2. 反乱の主役たる美貌と顔の傷痕への思考

高順の反応に疑問を感じた猫猫は、市井で語られる反乱の物語の主役が子昌ではなく美貌の皇弟と敵役の楼蘭である事実に思いを巡らせる。
傷痕の確認:
  • 主な理由は壬氏の顔にある傷であり、抜糸を終えて痛々しさは薄れていると確認する。
楼蘭の記憶:
  • 楼蘭はこの世の者とは思えぬ美貌に大きな傷をつけた悪女として今後も語り継がれるのだと考えを深める。

3. 北の砦の図録捜索依頼と左膳の現在

何か用があったのではないかと壬氏から尋ねられ、猫猫は用件を思い出してこの本の残りを集めてほしいと頼む。
図録の由来:
  • 壬氏からこれは図録なのかと確認されると、北の砦の研究室にあった本でありどこかの火事場泥棒が盗んで売り払った品であると猫猫は説明する。
左膳の偽名と現状:
  • 火事場泥棒の男が趙迂が過去を思い出さないよう左膳と名乗り男衆の右叫から仕事を習っている現状や、本屋に売られた分は回収できたものの砦に残りの図録が存在する旨を伝える。
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4. 飛蝗の煮付けの提示と北部の食害被害

なぜ必要なのかと壬氏から理由を問われた猫猫は、現物を持ってくると告げて部屋を出て持ってくる。
煮付けの提示と拒絶:
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  • 持ってきた品を見た壬氏がこれは何かと尋ね、猫猫が蝗の煮付けであると答えると壬氏は食べることを即座に拒絶する。
飛蝗の指摘と確認:
  • 猫猫は食べることを勧めているわけではないと否定し、図を見れば分かると述べて煮付けのほとんどが飛蝗であることや大量発生による蝗害の報告が農村から届いていないかを尋ねる。
北部の被害報告:
  • 壬氏が報告を聞いていると答え、北部の農村で被害が大きいものの餓死者は出ておらず去年の秋が寒かった影響で全滅したようだと説明する。
領地の治世への思考:
  • 北部が元々子の一族の領地であったため彼らがいなくなった以上は今後は帝が治めることになるのだろうかと猫猫は頭の中で考える。

5. 蝗害の政治的リスクと研究図録の存在

猫猫は蝗の被害が数年続くことがあると言い、今年はどうなのかと尋ねる。
備蓄の手配と不安:
  • 壬氏が昨年の不作に関しては南部の備蓄を回す手配をしていると答えると、今年また発生すれば苦しいことになると猫猫は指摘する。
滅国の歴史と迷信の恐ろしさ:
  • 歴史上に虫により滅びた国が存在することや、蝗害は帝の統治が悪いからだという迷信を信じる民も少なくないことについて思考を巡らせる。
天災の責任と皇族の勤め:
  • 子の一族を処分した翌年に問題が起きればどう思われるかを懸念し、それを治めるのも帝でありその血筋の者たちの勤めだと再認識する。
自然への対策と老薬師の研究:
  • 自然に起きる蝗害をどうしようというのかとかがり火を焚くか一匹ずつ消すのかと壬氏が問うと、猫猫はだから探しているのだと返し以前砦にいた薬師が多くの記述を残して蝗害の研究をしていたようだと伝える。
図録の可能性と手配の約束:
  • 手持ちの図録には飛蝗の記載が少ないため砦に残されたもう一冊になら可能性があると説明し、壬氏がすぐに手配し数日中には手に入ると約束すると猫猫は感謝の言葉を述べる。
胸のすっきり感と疲労の察知:
  • ここ数日の胸のもやもやを口にできてすっきりしたと感じつつ壬氏の仕事を増やしてしまったと思った直後、壬氏が大きなため息をついたためお疲れなのかと猫猫は声をかける。

6. 壬氏の疲労察知と最上階の寝所の確保

壬氏が疲れはそれなりだと答えつつ大丈夫だと強がる。
美貌ゆえの誤解と倒れる危険:
  • 傷があっても人外じみた美しさを持つために周囲が疲れを単なる憂いと読み違えると懸念し、疲れが分からなくなるほど麻痺していつか倒れると危惧する。
高順の限界と睡眠の提案:
  • 高順であっても大丈夫と言われれば止められないと判断し、猫猫は壬氏にお休みにならないかと勧めてすぐに寝所を用意させると告げる。
部屋での睡眠の問いと冗談の返答:
  • いきなり何を言い出すのかと驚きこんな場所で眠れというのかと尋ねる壬氏に対し、お疲れのようなのでと答えつつ一人では眠れないのかと軽口を交えて問いかける。
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一人寝の拒絶と準備の動き:
  • 壬氏が一人ではだめだと応じると猫猫はなるほどと納得して準備のために動き出す。
最上階の部屋の確保:
  • やり手婆に頼み込むと貴人を手厚く迎えた方が得だと思ったのか最上階の一番いい部屋を四半時で準備して珍しく無料で貸してくれる。

7. 湯浴みの案内と傷跡の観察

何かの準備をして戻ってきた猫猫は、こちらで休むように勧めて仕事も大切だが休養も必要であると伝える。
薬湯と寝間着の準備:
  • 湯浴みをするなら薬湯を用意していると案内し、寝間着はサイズが合うか分からないがどうぞと差し出す。
傷跡の観察と治りの速さ:
  • 服を脱いだ壬氏の綺麗な傷跡を目にし、父親の作った軟膏だろうかと考え、痕は残るだろうが治りが早いと観察する。
一人寝の再確認と案内:
  • 壬氏から一人寝ではないのだなと確認され、猫猫はその点は抜かりないと答えて湯浴みへと送り出す。
湯の用意への満足感:
  • ちょうど良い湯を用意するのは大変だっただろうが使ってもらえて良かったと感じる。

8. 湯殿でのすれ違いと玄人の遊女の退け

湯浴みへ行った壬氏が慌てて走って戻ってくる。
遊女の存在への追及:
  • なぜ薄着の女たちが湯殿にいるのかと壬氏から詰問され、猫猫はプロの女性たちであると答える。
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坊ちゃんへの偏見と按摩の手配:
  • 蜜柑の皮をばあやに剥いてもらうような坊ちゃんは湯浴みも一人で出来まいと考え、更衣のついでに按摩も頼んでおいたのだと回想する。
マッサージの確認と拒絶:
  • 按摩はお嫌いなのかと尋ねると、按摩だけで終わるのかと壬氏が問い返し、終わらない場合が多いと猫猫が答えたため壬氏はやはり遠慮しておくと断る。
自力での着替えと観察:
  • 着替えはどうするのかと聞くと壬氏が自分でやると答え、お茶を準備しながら一人で着替えている壬氏を見て筋肉質な体つきだと観察する。
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9. 滋養強壮剤の誤解と猫猫の反省

猫猫がどうぞとお茶を差し出す。
睡眠薬の確認と滋養強壮剤の回答:
  • お茶を受け取りつつ睡眠薬か何かかと尋ねる壬氏に対し、猫猫は滋養強壮剤であると答える。
飲み物の噴出と叫び:
  • 飲んだものをそのまま激しく噴出した壬氏から、なぜ滋養強壮なのかと叫ばれる。
理由の問答と意図のズレ:
  • 殿方の疲れにはそれが一番だと聞かされたからだと猫猫が答えると、意味が分かって言っているのかと問い詰められるが、猫猫は他に何があるのかと聞き返す。
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生理的恥じらいの理解:
  • 率直に言いすぎたかと感じた猫猫は、いくら殿方であっても生理的なことを口に出されるのは恥ずかしいのだと察する。
成熟度への認識と反省:
  • まだ見た目ほど成熟していないのだろうと考え、年中盛る獣のように見ていたことを申し訳なかったと反省する。

まとめ

第87話は、緑青館にお忍びで訪れた壬氏に対して猫猫が蝗害の危機と北の砦の図録回収を訴え、さらに過労気味の壬氏を休ませようと奮闘する中でコミカルなすれ違いが引き起こされるエピソードである。
図録の依頼:
  • 猫猫は不味い飛蝗の煮付けを見せて蝗害の危険性を訴え、北の砦に残された老薬師の蝗害研究図録を回収するよう壬氏に手配を頼む。
寝所の提供:
  • 連日の執務で疲労が溜まっている壬氏を懸念した猫猫は、やり手婆の協力で最上階の部屋を確保し薬湯や寝間着を用意して休養を勧める。
湯殿の混乱:
  • 湯浴みの際に更衣と按摩を頼んだ玄人の遊女たちを配置したため壬氏が混乱して戻り、自力で着替えを行う展開となる。
滋養強壮の誤解:
  • 疲れを癒やす目的で猫猫が差し出した滋養強壮剤に対して壬氏が意味を勘違いして吹き出し、猫猫は壬氏の生理的な恥じらいを察して反省する。
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