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WIND BREAKER | |||
原作(Original Story): にいさとる(Satoru Nii)![]() WIND BREAKER 第194話ネタバレ | |||
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ウィンドブレイカー 第194話 | |||
サブタイトル | 背負いし過去 | ||
配信日 | 2025年10月1日 | ||
掲載サイト | マガジンポケット | ||
登場人物 | 桜遥 楡井秋彦 蘇枋隼飛 杉下京太郎 桐生三輝 柘浦大河 杏西雅紀 栗田順平 柿内侑凛 高梨司 楓川栄 梓沢基希 椚清正 杠和泉 橘ことは | ||
第194話 背負いし過去『喫茶ポトス』椚清正「よーし貴様らぁ、端から自分の頼む物を言っていけえぃ!」 「……」 椚清正「ん?なんだ?まだ決まらんのか…人数が多いんだ。なるべく同じ物の方がいいぞ」 桜遥「いやちょっと待て。なんでお前がいるんだよ!」 椚清正「まぁ…細かいことは気にするな」 梓沢基希「するでしょー。見回りどうしたの?」 「こいつってばコネて大変だったんだよ」 「そうそう!水木先輩に電話してさ…“見回りも大事なことだと重々承知しておりますが、横の繋がりも大切なことではないでしょうか!?”って」 杏西雅紀「そんなに来たかったのか!」 桐生三輝「可愛いとこあるんだねぇ~」 柘浦大河「結構寂しがり屋やな」 椚清正「う…うるさい!」 杠和泉「そんな来たいなんて驚きだよ…あ…あ…でもでも好みは人それぞれだから。あ…あまり人が多くても迷惑だし…オ…オレは帰るよ~」 「なんで杠が帰るんだよ。あんな来たがってたのに」 杠和泉「き…来たがってないよ…!」 「たまにはこういうのもいいじゃん」 「そうだよ。滅多によそのクラスの子と喋らないんだから」 橘ことは「大人数で来る時は前もって連絡してよねって言ってあったはずだけど」 杠和泉「ひぃぃぃ!ごめんなさいごめんなさい。帰ります」 橘ことは「誰!?こんな人数でうちに来るって言い出したヤツは!?桜あんたなの」 桜遥「オレじゃねぇ」 橘ことは「じゃあ誰…え、杉下なの?」 橘ことは「へー…珍しいこともあるのね。杉下がみんな連れて来るなんて…でも大人数で来る時は連絡して。梅だって人数増えた時はメッセージくらい入れるわよ」 杉下京太郎「うす」 桐生三輝「あの杉下ちゃんがたじたじだー」 柘浦大河「珍しいな」 橘ことは「まったく…来るのは構わないけど、こっちの都合も考えてほしいわ」 梓沢基希「あー…あの…初めましてことはさん。お噂はかねがね。いつか来てみたかった風鈴の溜まり場でコーヒーが飲めるなんて嬉しい限りです」 橘ことは「は、初めまして」 椚清正「ふん、ここのコーヒーを飲んだことがないとは…風鈴生としてまだまだだな」 「椚来たことあるんだ」 椚清正「水木さんに連れてきてもらったんだ。お久しぶりですことはさん。また美味しいコーヒーをいただきに参りました!」 橘ことは「…ごめん。誰だっけ」 椚清正「んが」 梓沢基希「ははは!今日は散々だなー」 橘ことは「あーもーじゃあみんなコーヒーでいいわね?」 梓沢基希「桜はよくここ来るの?」 桜遥「まぁな…」 梓沢基希「いつも何頼むの?」 桜遥「オムライス…よく朝飯もここで食う」 梓沢基希「へーオムライス…今度食べてみたいな」 椚清正「プリンも美味いぞ」 橘ことは「(頑張ってるじゃん)」 杏西雅紀「んでよー、そろそろ本題入れよ。つかなんでポトスなんだ?オレはてっきり桜とタイマンするのかと…」 梓沢基希「桜、杉下と因縁でもあるの!?」 桜遥「因縁?んなもんねーよ」 杏西雅紀「嘘つけ!入学初日から大ありじゃねーか!」 杉下京太郎「楓川の話だ」 楡井秋彦「杉下さん…楓川さんと仲良しだったんですか?」 梓沢基希「中学も確か違ったよね…」 杉下京太郎「オレが仲良かったわけじゃなくて、オレのじいちゃんが楓川のじいちゃんと飲み仲間だったんだ。その繋がりで何度か楓川の家に行ったことがある」 梓沢基希「どんな家だった?」 杉下京太郎「あいつの家は小さい町工場で、じいちゃん、ばあちゃん、親父さん、お袋さんの家族経営だった」 楡井秋彦「なんかイメージできますね」 「へーというか杉下君ってもしかしておじいちゃん子だったの?」 桐生三輝「なんか可愛い」 椚清正「そこなのか?」 柘浦大河「遊んだりしたんか?」 杉下京太郎「お互い喋る方じゃないから交流は特にない。でもあいつはオレが工場に行く度、真っ黒になりながら仕事の手伝いをしていた」 《どうだ栄(さかえ)…できたか?》 《ん》 《おお!良いじゃないか。やっぱりお前筋がいいよ》 《当たり前だろ。オレがこの工場を継ぐんだから》 杉下京太郎「そんなことをいつも言っていた」 椚清正「学校で見たあいつとはだいぶ違うな」 桐生三輝「ねーなんか意外ー」 柘浦大河「家ではいい子なんやな」 蘇枋隼飛「いい息子さんなんだね」 杉下京太郎「でもそれからしばらくしてあいつのじいちゃんが死んだ。自殺だったらしい。工場の経営のことで色々あったって話だ」 桜遥「らしいって…実際に聞いたわけじゃないのか」 杉下京太郎「…じいちゃんに連れられて通夜に行ったんだ。そこで大人たちが話してた。本当かどうかはわからない…ただ実際に工場は潰れたし、その時に引っ越したみたいで、今の家はわからない。じいちゃんと交流があったのは楓川のじいちゃんだけだったから。これも噂だが、その後に親父さん、お袋さんも死んじまって、今はばあちゃんと2人暮らしだとか…正直どこまで正しい情報かわからんが、あいつが色々大変な目に遭っているのは間違いない」 「オレ…あいつと同じ中学だったんだけど、楓川…中学の途中からだんだん学校来なくなったんだ…家の事情だったんだな」 楡井秋彦「…楓川さん…今どうしてるんでしょうか?」 『まこち病院 302号室』 楓川栄「ばあちゃん、開けるよ。大丈夫?着替え持って来たよ。こん中入れとくから。看護師さんにも伝えてある」 「あら…ありがとう」 楓川栄「あと、ばあちゃんの好きなゼリー」 「あらあらご親切に…でもあなた、どちら様?」 楓川栄「あんたのファン」 | |||
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