名探偵コナン | 第1178話『鷲雄山の紅蓮髑髏(前編)』ネタバレ | Detective Conan

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原作(Original Story): 青山剛昌(Gosho Aoyama) TVアニメ『名探偵コナン』 第1178話ネタバレ
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名探偵コナン 第1178話
サブタイトル	鷲雄山の紅蓮髑髏 (前編)
放送日	2025年10月11日
原作	第1116話 山中の雨宿り 第1117話 折檻部屋の謎 第1118話 舞い上がって…
OPテーマ	Poker Face (歌: あみゅり)
EDテーマ	Fun! Fun! Fun! (歌: 新浜レオン)
キャスト	役：声優
	江戸川コナン：高山みなみ 毛利小五郎：小山力也 毛利蘭：山崎和佳奈 服部平次：堀川りょう 遠山和葉：宮村優子 大岡紅葉：ゆきのさつき 哲進和尚：龍田直樹 賢哲：武内健 頓哲：幸野善之
あらすじ	コナンは、蘭、小五郎、平次、和葉と鷲雄山を登っていた。山頂で絶景を見られるということで、平次と和葉の恋を応援する蘭が計画した旅行だったが、雨が降ってきてしまう。雨宿りができる場所を探していたコナンたちは、昇楽寺に辿り着く。寺からでも絶景がみられると知り、のんびりすることに決めるが……。人魂と共に現れ、人を攫う魔物・紅蓮髑髏の言い伝え。コナンたちの前に現れた人魂。時を同じくして消えた小五郎の行方は!?
ネクストコナンズヒント
バケツ
第1178話 鷲雄山の紅蓮髑髏 (前編) 『鷲雄山』 毛利小五郎「おい…待て…待てって…この辺でちょっと…休まねぇか？こちとら撤マンであんま寝てねぇんだ…ちったー気を遣えよ…」 毛利蘭「だったらついて来なきゃいいのに」 遠山和葉「何でまた山登りなん？」 毛利蘭「この鷲雄山の山頂は絶景スポットになってて、富士山へ沈む夕焼けがとっても綺麗なんだってさ」 遠山和葉「へぇー楽しみやなァ。な？平次」 服部平次「せやな」 毛利蘭「(そう。ここに2人を連れて来たのはもちろん絶景スポットで告らせてカップリングする為と…なんか紅葉さんがまた付いて来そうな予感がしたから山登りにしておけば)」 大岡紅葉《ハァ…ハァ…頂上までエレベーターがあったらええのに…》 毛利蘭「(って感じで途中で諦めてくれると思ったから。まぁ紅葉さん今日は元々かるたの試合で来られなかったみたいだけど)」 毛利蘭「(二人いい感じだし山登りにして正解だった)」 服部平次「うわっ！急に降って来よった」 毛利蘭「ウソ…今日は降らない予報だったのに」 毛利小五郎「どっかにねーのか？雨宿り出来そうな…」 コナン「あそこ！」 毛利小五郎「おー！寺だ寺！」 毛利小五郎「大変困っておりまして…雨が止むまで中で休ませてもらえると助かるんですがねぇ」 鉄進和尚「ホーもちろん構わんよ。こんな小さな寺、儀式や法事以外では仏像目当ての来訪者ばかりじゃったから珍しいのォ」 哲進和尚「賢哲はこの方達に熱いお茶を」 『賢哲(28) 昇楽寺僧侶』 哲進和尚「頓哲は体を拭くタオルを出して差し上げなさい」 『頓哲(31) 昇楽寺僧侶』 遠山和葉「ほんで？話って何なん？何か話ある言うてたやん」 毛利蘭「ホントはね、和葉ちゃん達がうまく行くまで言わないでおこうと思ってたんだけど…」 毛利蘭「実はわたしと新一、付き合う事になったんだ。今まで内緒にしててゴメ…」 遠山和葉「よかった！蘭ちゃん全然工藤君の事言わんから、もうアカンくなってしもたかもって心配しててんから、ホンマよかったなァ♡」 毛利蘭「ありがとう。でね、だからってわけじゃないけど、今回服部君が和葉ちゃんに付いて来たのってやっぱ」 遠山和葉「また始まった、蘭ちゃんのラヴ予感。もうええっちゅうねん」 毛利蘭「あ、でもわたしの勝手な思い過ごしかもって思って新一に電話で聞いてみたら」 工藤新一《オレの推理が正しければ服部が和葉ちゃんを好きなのは間違いねーよ》 毛利蘭「って言ってたよ」 遠山和葉「ホンマに？」 毛利蘭「うん。真実はいつもひとつって」 コナン「(そこまで言ってねぇ)」 遠山和葉「けど前に蘭ちゃん、ホームズも工藤君も恋愛のことはダメダメって言うてたやん」 コナン「(おいコラ！)」 服部平次「何コソコソ話してんねん？」 遠山和葉「平次！何で裸なん？」 毛利小五郎「俺たちは傘に入れなかったからずぶ濡れで、今乾燥機で服を乾かしてもらってんだから」 頓哲「お待たせしました。服乾きましたよ」 毛利小五郎「おおスマンな」 服部平次「あれ？お守りがあらへんで？」 頓哲「ちゃんと籠に入れたと思ったけど…」 毛利小五郎「持ってくる途中で落としたんだろ？」 毛利蘭「和尚さん、お守り見ませんでした？」 哲進和尚「はて？賢哲、見かけなかったか？」 賢哲「いえ」 コナン「じゃあもう一人の人にも聞いてみて。このお寺、もう一人誰かいるよね？」 哲進和尚「何故わかった？」 コナン「タオルを借りた洗面所にハブラシとコップが4つずつあったから」 哲進和尚「なるほど。実はこの寺には勘哲という僧侶がもう一人いたんじゃが、5日前から忽然と姿を消してしまったんじゃ。タバコを隠れて吸っておったから、しばらく折檻部屋に入れてたんじゃがのォ」 頓哲「きっと寺の修行が嫌になって逃げたんでしょう」 賢哲「いや違う。みんなも見てたんじゃないですか！？あの人魂を！」 賢哲「勘哲がいなくなったあの日、折檻部屋への階段を人魂が登っていくところを！きっと勘哲は紅蓮髑髏に攫われてしまったんだ！」 蘭・和葉「紅蓮髑髏！？」 哲進和尚「この鷲雄山に伝わる魔物のことじゃ。人魂と共に現れ悪さをした輩を攫って魂を食い尽くし、しばらくしてその抜け殻を置いて去っていくという」 哲進和尚「じゃが伝説は伝説。あの時、ワシらが見た光は寺に迷い込んだ蛍の類じゃろ」 頓哲「でも森の中でも人魂を見た人がいて、実際に遺体も…」 哲進和尚「ええい黙らっしゃい！そんな魔物おるわけなかろう！」 哲進和尚「戯言はその辺にしてその方たちに茶菓子でもお出ししなさい」 賢哲・頓哲「はい」 毛利小五郎「こんな寺の便所でも最近じゃ洋式なんだねぇ」 毛利小五郎「ん？何だ？」 毛利小五郎「鉄の玉？階段から落ちて来たのか」 毛利小五郎「上がった先は例の折檻部屋みてーだな」 毛利小五郎「おーい！誰かいるのかー？」 毛利小五郎「照明がついてねぇ。ん？」 毛利小五郎「うわァ！」 毛利蘭「お父さーん！どこにいるの！？」 毛利蘭「お父さんがトイレに行ったっきり戻って来ないの」 服部平次「どっかで居眠りしてるとか」 コナン「眠りの小五郎だけに」 「うぎゃあああああ」 遠山和葉「何！？今の声」 毛利蘭「アレ…人魂が…階段登ってる！」 遠山和葉「紅蓮髑髏や」 服部平次「アホ！んなわけあるか！」 哲進和尚「何じゃ？何事じゃ！？」 遠山和葉「お坊さんが…知らんお坊さんが倒れてはって…」 哲進和尚「勘哲！？勘哲じゃないか！？」 服部平次「ちゅうことは、この坊さんが5日前に急に姿をくらましたっちゅう…」 頓哲「ええ…かなりやつれてるけど勘哲だと…でもさっき賢哲とこの部屋の掃除に来た時は何もなかったのに」 賢哲「それで？勘哲は大丈夫なんでしょうか？」 服部平次「いや、もう息はない。死んでから一日近く経ってんで」 服部平次「死因はたぶん目ェの下が窪んでて唇が乾ききってる上にこの無精ひげの生え具合からすると…」 毛利蘭「やっぱり紅蓮髑髏に」 遠山和葉「魂吸われてもうたんとちゃうの！？」 コナン「違うと思うよ。今平次兄ちゃんが言ってたのは脱水症で亡くなったんだろうってこと。たぶんこの人、どこかに閉じ込められて4日間ぐらい飲まず食わずだったんじゃないかなぁ？それに口の周りに粘着テープが貼ってあった跡がついてるもん。きっと犯人は閉じ込めてる間、声を出させたくなかったんだよ。化け物が粘着テープなんか使わないでしょう？」 服部平次「それにや、外は土砂降りやのに、その遺体は全然濡れてへんし。さっきここに掃除に来た時に何もなかったっちゅうんなら、あんたら3人の内の誰かがこの寺の中のどっかに勘哲さんを監禁して絶命させ、遺体を担いでついさっき階段登ってこの部屋に運んだっちゅうこっちゃ。今、グルっと見た感じやと隠し扉はなさそうやし」 服部平次「ん？」 服部平次「(オレのお守りや。何でこんな所に…)」 コナン「とりあえず警察を呼んだ方がいいんじゃない？」 賢哲「では私が」 賢哲「あっ！」 毛利蘭「大丈夫ですか？」 勘哲「え…ええ…」 頓哲「変だなぁ？掃除のバケツは片付けたはずなのに…」 哲進和尚「とにかく慌てずに警察を」 賢哲「はい」 コナン「(遺体のそばに何か落ちてる)」 コナン「(木？木くずか？)」 毛利小五郎「(ん？な！？何だここは！？)」 毛利小五郎「(確か折檻部屋で何か見た…までは覚えているんだが)」 毛利小五郎「(縛られてるのは腕と手首だけか…ん？床に何か……)」 毛利小五郎「(おいおい何だ何だ！？何かがいっぱいいる！？マジで何なんだここ！？)」 哲進和尚「何じゃと？この雨で警察がすぐには来られない！？」 賢哲「はい。かなり道がぬかるんでいて、後一時間はかかると」 服部平次「ほんなら警察待ってる間、聞かせてもらおうか？言うてたよなァ？森ん中で人魂と遺体見た人がおったって」 哲進和尚「ちょうど一か月ぐらい前の夕方のことじゃ。この近くの森の中の石段を通りかかった登山客が人魂が昇って行くのを見て」 哲進和尚「恐る恐る階段を登ってみたら」 哲進和尚「そこには焼死体が転がっていたという話じゃよ」 コナン「その焼死体って誰だかわかったの？」 賢哲「ああ、ニュースで言ってたよ」 賢哲「歯の治療痕から村田潤っていう仏像研究家だとわかったって…確かこの寺にも来てたよね？」 頓哲「ああ。ウチの観音像を見てイチャモンをつけてた。“とても拝む気にはならんわい”って」 服部平次「そんなに出来の悪い仏像だったんか？」 哲進和尚「いやいやとんでもない。あれは鎌倉時代の仏師、同慶が彫った重要文化財にもなろうかという観音像じゃよ。なのにあの男、難癖つけよって…きっと罰があたったんじゃ」 賢哲「そういえばあの人、“後で和尚に話がある”って言ってましたけど」 頓哲「なんの話だったんですか？」 哲進和尚「結局あの後、姿を見せなんだわい」 服部平次「とにかくその仏像、いっぺん見せてもらおうか」 毛利小五郎「(くそっ、スマホが鳴ってるのに出られねぇ)」 毛利小五郎「(ん？ってことは俺のスマホ盗られてねぇのか？俺を監禁した奴は相当焦ってたってわけだな。尻のポケットに入ってるからなんとか取り出せるはず)」 毛利小五郎「(よーし…スマホを何とか…俺の目の前に持ってきて)」 毛利小五郎「(カメラにして…)」 毛利小五郎「(撮った写真をメールで蘭に…)」 服部平次「へー立派な仏像やんか」 哲進和尚「そうじゃろそうじゃろ。代々この寺に伝わる有難い観音様じゃ」 哲進和尚「北海道から沖縄までこの像目当てで来られる方も少なくないわい」 服部平次「ちなみに、この像の管理はどないしてるんや？」 哲進和尚「毎日金庫に入れておるよ。4人で代わる代わる…」 賢哲「いや、勘哲がいなくなったので」 頓哲「3人ですけど」 哲進和尚「まあ安心せい。それも今週までじゃよ」 賢哲・頓哲「？」 コナン「オメーのお守り見つかったのかよ？」 服部平次「ああ。折檻部屋に落ちとったわ」 コナン「え？遺体があったあの部屋に？」 服部平次「それがな、こんな風にビョーンって細い一本の線みたいに落ちとったんや。お陰で足で踏むまで気ィ付かへんかったし…」 服部平次「ん？ちょっと黒くなってる。何でや？」 コナン「足で踏んだからなんじゃねーか？」 コナン「オメーの靴下の裏、黒く汚れてるし」 服部平次「それ言うならお前もや」 コナン「え？マジで？」 服部平次「(でも一体)」 コナン「(どこで黒く…)」 服部平次「あ…あの時や！」 コナン「人魂追っかけて階段を駆け上がった時！」 コナン「(ん？メール…) おっちゃんからだ！」 服部平次「なんやと！？」 コナン「メールは真っ白だけど」 服部平次「写真が添付されてるで」 コナン・平次「これは！？」 コナン「なるほどな」 服部平次「そういうことか」 ≫関連記事：第1116話 山中の雨宿り 第1117話 折檻部屋の謎 第1118話 舞い上がって…
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