カグラバチ | 第97話『受け皿』ネタバレ(最新話) | Kagurabachi

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原作(Original Story): 外薗健(Hokazono Takeru) カグラバチ 第97話ネタバレ
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カグラバチ 第97話
サブタイトル	受け皿
配信日	2025年10月13日
ジャンプ	2025年46号
登場人物	薊奏士郎 漆羽洋児 巳坂奈ツ基 漣伯理 白廻斬 幽 北兜 右嵐 瓶伍 亥猿 壱鬼 嘉仙
第97話 受け皿 『結界の秘密』 『神奈備本部を囲うのは“神奈備職員以外の全ての者の侵入を阻む結界”。その強固かつ大規模な結界は自然の力に由来している。地下に潜むこの巨大な建造物に張り巡らされた術陣は、“大地の熱”を玄力に変換し、建物内部に供給している。玄力は生命のエネルギー。玄力は人に属し、人の意思を介することで妖術として成立する。誰にも属さない玄力は誰にも操ることはできない。つまり、この莫大な玄力は本来、人の手に負えるものではない。行き場を失った玄力は自然消滅してしまう』 「だから俺がいるんだよな」 『結界の要、中央に鎮座する者は十年に一度、数名の候補者の中から選ばれる。十年の任期を終えれば、一生遊んで暮らせるほどの報酬が約束されている。まず、その者は肉体を作り変える。約四か月間、生死を彷徨ったのち、いくつかの臓器と生殖機能を失う。行き場のなかった膨大な玄力は彼を媒体として結界に変換される。強力な結界を可能にする唯一無二の存在。彼が結界の中枢を担い、彼と接続する周囲の6名が補助を担う』 亥猿「真打の力がこの建物内で解放されていると…で、上の妖刀の気配は増援？なぜさっさと降りてこない」 「はい…」 亥猿「電波も絶たれているときた。こりゃ結界に問題があるよな (結界に影響を与えられるのはここに接続している六人だけだ。この中にまだいる)」 「いや、ここにはいない」 亥猿「結界の仕様に影響を与えられるのはここにいる人間くらいだ」 「もう一人いる。俺と同じく“受け皿”となっている奴が」 🔊亥猿「全員聞け。手短に一度しか言わない。この建物内に“受け皿”がもう一人いる」 漣伯理「受け皿？」 壱鬼「自身の肉体を以って結界の管轄する本部の要だ。本来は一人しかいないんだが (もう一人だと)」 🔊亥猿「おそらくそいつが結界の条件を上書きした。おかげさまで一切の増援を呼ぶことができない」 壱鬼「(予備か…現在、結界の受け皿を担うのは彼だが、不測の事態に備え、後継者を作る道具はすでに用意があった。もちろん厳重な警備を敷いていたが、奴(嘉仙)の手引きがあれば偽物などとすり替えて入手することも難しくない) 手取り足取りだな。ハクリ君、斬ちゃん、悪いが戦いに戻ってくれ。最優先は結界の奪還だ。受け皿がもう一つ出て来たことで玄力の流れが変わり、結界を生成する回路が変動。それに伴って結界の条件を変更したんだ。二振りの妖刀だけを阻む結界に。だが荒療治。受け皿が二つあることで力は乱れ不安定に。その影響は本部とその周辺の電波にさえ影響が出ている。…が、そこまでも君らの狙いのようだな」 「しかしチャンスを得たからと言って容易く払える代償では…」 亥猿「奴らも半端な覚悟で来てはいないってこった」 毘灼「俺たちは幽を王にする」 『幽サイド』 幽「そんな戦い方ではすぐに力尽きるぞ」 薊奏士郎「心配してくれてありがとう。君こそ真打の力がありながら生身の人間に一矢報いられて焦った方がいいんじゃないか？」 幽「少しずつ…掴めてきた。ここからは期待に沿うよ。俺がこの国に秩序をもたらしてやる」 嘉仙「先に貴様が言ったように不安定が故に数分のうちに結界は破られるだろう。だがそれよりも早く幽が剣聖に辿り着く」 壱鬼「それよりも早くそちら側の受け皿を殺して結界を元通りにすればいい話だ」 薊奏士郎「(結界が戻れば増援が来る。この男を完全に止めるには妖刀が必須だ。両腕は骨も筋肉もズタズタだ。真打の力は出鱈目で困るよ。残念ながら、こっちの使える身体は限られてる。あと少し戦えば色々なくなっちゃうかもな。それはそうと) まだまだ殴ります (できる限り時間は稼ぐ。せめて死ぬ前に頼むよ)」 亥猿「もう一人の受け皿はどこだ」 「ずっと本部にいたなら俺が気づく。さっき入ってきた奴らの誰かだ。つまり」 🔊亥猿「引き続き毘灼を殺せ！邪魔する奴がいればそいつも毘灼側の人間だ。とにかく至急毘灼をぶっ殺せ！」 『結界を取り戻しチヒロ達を呼び込め！』
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