薬屋のひとりごと | 第82話『奇襲作戦(前編)』ネタバレ | ビッグガンガン最新話

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原作(Original Story): 日向夏×ねこクラゲ
薬屋のひとりごと 漫画 第82話 ネタバレ 感想 壬氏 猫猫 ビッグガンガン The Apothecary Diaries chapter 82
薬屋のひとりごと 第82話ネタバレ
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薬屋のひとりごと 第82話

サブタイトル奇襲作戦(前編)
ビッグガンガン2025年 Vol.11
配信日2025年10月24日
登場人物猫猫（マオマオ）
壬氏（ジンシ）
楼蘭（ロウラン）
羅漢（ラカン）
李白（リハク）
馬閃（バセン）
響迂（キョウウ）

第82話 奇襲作戦(前編)

『砦に突入した壬氏達は…』
李白「(この辺りは数十年前の大地震以来、地形変化で雪崩が起きやすいらしいが) ん？あれは」
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李白「(禁軍という手前、前面に出るのは仕方ないが、大人しくしておいてくれると助かるんだがな。宦官壬氏が禁軍の指揮を取ると前に出た時、皆が唖然とし、顔色を悪くする官もいた。時に不届きな噂まで流れるほどの美形。今日はあの高順という側近ではないらしい。後宮という花園の庭師であり、一つの花と数えられていた男がまさか“花”ではなく、“華”だったとは。茘という国において三つの刀の頭上にある“華”。それを名に持つお方はこの国に二人。皇帝と皇弟だけだ。直接その名を呼ぶこともごく一部の者にか許されていない。髪に輝く簪の意匠からも夜間の行軍で音を立てず数里歩くなど、本来する方ではないとわかる。ゔっ、なんだこの腐った卵のような匂い) 何をしている？」
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李白「これは雪か？」
「…ば…爆発があって…はっ…早く片付けないと…お…おお…奥さまが…」
李白「(砦の兵が思った以上に少ないのは何か誤算があったのかもしれない)」
壬氏「進言か？許す」
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李白「この煙では長居は無用だと思います。中の人間もすぐさま出てきましょう」
壬氏「中に逃げられない者がいるかもしれない」
李白「皆に探させますのでどうか外へ」
壬氏「そういうわけにはいかない」
李白「(頼むから安全地帯で見学でもしといてくれよ。あんたに怪我でもされたら)」
壬氏「漢太尉の娘がここに捕らわれている」
李白「(漢太尉というと、宮廷内ではあの変人軍師以外いない。その娘？)」
壬氏「見捨てられるか？」
李白「それは…新しい政敵が生まれますね」
壬氏「ああ、そうだな」
李白「(宦官壬氏を捨て堂々と顔を出した皇弟か。宮廷で地位のあった子の一族はこの有様。縛り上げた敵兵たちの罪も確定している。皇弟に仇なすものに温情の期待は薄い。今後、宮廷内の調和は一気に崩れるだろうな) さっさと仕事を終わらせてしまおう」
『砦の中』
猫猫「(さっきの轟音は雪崩だったか。爆発も相まって酷い匂いだ。倉庫は埋もれたようだが、幸いに巻き込まれずに済んだらしい。外套が白くてわかりにくいが、あれは制圧にきた兵だろうか？まあ上級妃が後宮から逃亡して、その実家が砦に立てこもっていれば、都から派兵もされるよな。はっ！あれは)」
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猫猫「(なぜわかったのかわからない。だが、まさか、自分を助けに来てくれたのだろうか。…そんなわけない。そんな暇はない。きっと見間違いですぐに別の誰かがやってくる。その時、どんな扱いをされるかが問題だ。どうするべきだ。多分ここにいない方がいい。逃げてしまえばいい)」
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猫猫「(私も子翠を笑えないくらい莫迦だな。せめて話の通じる奴だったらいいけど)」
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『久々の再会に…。次号、2025年Vol.12(11月25日)へつづく』
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