名探偵コナン | 第R158話『目黒の秋刀魚事件』ネタバレ | Detective Conan

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原作(Original Story): 青山剛昌(Gosho Aoyama) TVアニメ『名探偵コナン』 第R158話／第448話ネタバレ
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名探偵コナン 第R158話／第448話
サブタイトル	目黒の秋刀魚事件
放送日	2025年10月4日
原作	アニメオリジナル
脚本	大野武雄
OPテーマ	Poker Face (歌: あみゅり)
EDテーマ	Fun! Fun! Fun! (歌: 新浜レオン)
キャスト	役：声優
	江戸川コナン：高山みなみ 毛利小五郎：神谷明 目暮十三 ：茶風林 千葉和伸：千葉一伸 満楽亭喜三郎：難波圭一 目黒美弥：岡本麻弥 満楽亭市松：小川真司 良太：白石稔 上島長郎：有本欽隆
あらすじ	米花町の素人演芸大会に出場する事になった小五郎。コナン、目暮警部と会場へ向かう道中、防犯グッズ店店主・上島長郎、上島の幼馴染で大会ゲストの落語家・満楽亭市松、市川が面倒を見ている定食屋「目黒」店主・目黒美弥などに出会う。閉幕後、コナンたちは打ち上げ会場に向かおうとするが、目暮の携帯電話に市松が刺されたという連絡が入って……。名乗り出た二人の犯人。市松が残したダイイングメッセージの意味とは？
ネクストコナンズヒント
落語家
第R158話／第448話 目黒の秋刀魚事件 上島長郎「毛利さん、もう会場に行くんですか？張り切ってますね。評判ですよ。あの名探偵の毛利さんが落語をやると言うんで」 毛利小五郎「世話役の上島さんです」 『上島長郎(50) 防犯グッズ店主』 上島長郎「市松師匠、今日はよろしく」 満楽亭市松「おお長郎。ご苦労さん」 上島長郎「幼馴染なんです。どうかしたんですか？今の子」 満楽亭市松「いや弟子入り志願の子なんだけど、学校卒業してから来るようにってね」 『満楽亭市松(55) 落語家』 目黒美弥「師匠、お茶…上島さん」 満楽亭市松「長郎、お前も一緒にどうだ？そちらの方もどうぞ」 『目黒美弥(30) 目黒食堂店主』 満楽亭市松「いてて…割れたコップで指を切ったようだ」 目黒美弥「まあ血が出てるじゃない」 満楽亭市松「おいこら…大丈夫。人が見てるじゃないか」 目黒美弥「何言ってるんですか。これから高座に上がる大事な体だっていうのに」 毛利小五郎「あの人は市松師匠の弟子の奥さん？」 上島長郎「ええ、名前は満楽亭喜三郎。その男とは離婚し、その後、市松師匠が何かと面倒を見ているんです。私の勘ですと、市松師匠はあの奥さんに金銭的な援助もしているようですね」 毛利小五郎「いい人ですな～」 上島長郎「私は市松師匠が騙されていなければいいなと心配しているんです」 毛利小五郎「と言いますと？」 上島長郎「普通、亭主を破門した師匠と親しくしますか？」 『素人演芸大会』 上島長郎「少し表で待っててもらえますか」 上島長郎「すみません。遅くなって」 毛利小五郎「市松師匠は？」 上島長郎「まだ待ち人が来ないようで先にいっててくれって」 『喫茶メルヘン』 目暮警部「何！？市松師匠が刺された！！？」 目暮警部「匿名の電話？」 千葉刑事「男の声でここの控え室で市松師匠が刺されていると」 目暮警部「かなりの出血だな」 千葉刑事「意識不明の状態で発見されています」 目暮警部「助かりそうなのか？」 千葉刑事「まだなんとも」 目暮警部「何だこれは？メグロ？」 千葉刑事「メグロといえば、これ見てください。かすれて見にくいですが、“目黒”と書いてあります」 目黒美弥「申し訳ありません。私が…私が市松師匠を」 目暮警部「この包丁はあなたのものですね？」 目黒美弥「はい」 満楽亭喜三郎「ちょっと待て！この人は何にもやってねぇよ！」 目暮警部「あなたは満楽亭喜三郎！市松師匠の弟子の…」 満楽亭喜三郎「やったのはこの俺です！一年前に波紋になった満楽亭喜三郎です」 『満楽亭喜三郎(30) 落語家』 目黒美弥「刑事さん、この人は私を庇って嘘を言ってるんです！やったのは私です！」 満楽亭喜三郎「この師匠の書きかけの文字が何よりの証拠じゃねぇか！メグロのサンマ！俺の十八番の話ですよ」 コナン「(この二人は互いが犯人だと思って庇ってる。それにしてもこのメッセージにどんな意味があるんだ？)」 コナン「！！」 コナン「(そういえば師匠は…市松師匠は一体誰を待っていたんだ？)」 コナン「(打ち上げ…7時…メルヘン)」 コナン「(待てよ)」 コナン「(そうか！間違いない！)」 毛利小五郎「んなとこで何してんだ！帰るぞ」 小五郎(コナン)「警部、お待ちください」 小五郎(コナン)「その2人は今回の事件とは何の関係もありません。喜三郎さん、あなたはこの部屋に市松師匠を訪ねた。時間は、私達がメルヘンに向かっている頃。おそらく7時少し前だ」 小五郎(コナン)「市松師匠は既に倒れていた。そばに見覚えのある名前の入った包丁があり、あなたはてっきり美弥さんの犯行だと思ってしまった」 小五郎(コナン)「一方、美弥さんはこの楽屋に入っていく喜三郎さんを目撃」 小五郎(コナン)「喜三郎さんは倒れている市松師匠の姿を見るとすぐに出てきた」 小五郎(コナン)「美弥さんはてっきり喜三郎さんの犯行と信じてしまった」 満楽亭喜三郎「そうだったのか…俺を見て」 目黒美弥「だって…当たり前じゃない。それに私はあなたの一番のファンだからね。もし警察に…と思ったら」 小五郎(コナン)「市松師匠は犯人の名前をこのボードに残しておいてくれたんです。千葉刑事、ホワイトボードの下に市松師匠の鞄が落ちています。その中の手帳を見てください」 千葉刑事「打ち上げ 7時 ナルヘソ？」 目暮警部「ナルヘソ？確かにナルヘソと書いてあるな」 小五郎(コナン)「思い出してください。市松師匠は右手を怪我していました。おそらく左手で書いたんでしょう。“メルヘン”と書いたつもりが…」 目暮警部「メルヘンが…ナルヘソか…おお！」 小五郎(コナン)「警部殿、少し首を傾けてボードの字を見てください。「メ」の字は傾けると「ナ」、「グ」は「ガ」に似ています。「ロ」は同じですが、「ノ」は伸ばす記号に。そうなるとどうなります？」 目暮警部「ナガロー？」 小五郎(コナン)「上島さん、どこへ行かれるんですか？市松師匠は上島さん、あなたの名前“長郎”を…つまり犯人があなたであることを知らせたかったんです」 上島長郎「ハッ！馬鹿馬鹿しい！いつ私が…そんな時間はなかったことは毛利さん、あなたも知ってるじゃないですか」 小五郎(コナン)「千葉刑事、天井の穴を見てください」 千葉刑事「はい」 小五郎(コナン)「中にバッグがあります。先程、コナンに探させたものです」 小五郎(コナン)「それでここと事務所の天井裏が繋がっていることがわかりました。バッグの中身を調べてみてください」 千葉刑事「うわっ！」 小五郎(コナン)「これはお宅の店でも販売している女性の傍らに置いていかにも男性が近くにいるようにみせる防犯用の人形です」 小五郎(コナン)「あなたはこれを窓辺に置き、いかにも残業しているように見せかけ、天井を伝ってこの楽屋に入り、用意していた柳刃包丁で師匠を刺したんです」 小五郎(コナン)「千葉刑事、壁にスピーカーがありますね。スピーカーの近くを探してください」 千葉刑事「スピーカーの上にありました」 小五郎(コナン)「少し巻き戻して再生してください」 《いかんいかん。秋刀魚は目黒に限る》 《アハハハハ》 小五郎(コナン)「上島さん、最近のレコーダーは以前のものと違って長時間録音が可能なんですよ。千葉刑事、事件の瞬間が録音されているはずです。そこまで早送りを」 満楽亭市松《長郎！何をする！長郎！》 上島長郎《うるさい！お前がいるから美弥は俺の言う事を聞かないんだ！》 満楽亭市松《バカを言うんじゃねぇ！美弥ちゃんは喜三郎が帰ってくるのを待っている！》 上島長郎《くそー！》 上島長郎「止めてくれ！私です…美弥ちゃんの店から盗んだ包丁で私がやりました」 満楽亭喜三郎「おい少年。これやるよ。師匠のテープだ。目黒の秋刀魚も入ってるからお前のMDは諦めろ。師匠の話が好きだっていうのはわかるが、二度と盗み録りはダメだぞ」 「はい！ごめんなさい！」 目暮警部「美弥さん、喜三郎さん、今病院から連絡があって、師匠は助かりそうだ！」 コナン「これを持って来たのは喜三郎さんだよね？」 満楽亭喜三郎「ああそんなところに…」 満楽亭喜三郎「師匠に食べてもらおうと思って、今朝上がった中で一番いい奴を…あ！お前こいつを刃物と間違えて…」 目黒美弥「だって薄暗いし、あんた思いつめた顔してるし」 小五郎(コナン)「秋刀魚(さんま)は秋の刀の魚と書くくらいだから見間違えるのも無理はない」 目黒美弥「私も頭下げてあげるから師匠にもう一度弟子入り頼もうよ」 満楽亭喜三郎「許してくれるかな」 コナン「(許してくれるさ。師匠はあんたが来るのを待っていたんだからな)」
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