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WIND BREAKER | |||
原作(Original Story): にいさとる(Satoru Nii)![]() WIND BREAKER 第196話ネタバレ | |||
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ウィンドブレイカー 第196話 | |||
サブタイトル | 行方 | ||
配信日 | 2025年10月22日 | ||
掲載サイト | マガジンポケット | ||
登場人物 | 桜遥 楡井秋彦 蘇枋隼飛 杉下京太郎 桐生三輝 柘浦大河 杏西雅紀 椚清正 梓沢基希 杠和泉 楓川栄 杉下慎太郎 杉下久美子 | ||
第196話 行方『杉下の家』 杉下慎太郎(祖父)「な…なんだってえぇぇ!栄も風鈴にいるだと!?」 杉下京太郎「ん…夏休み明けから来てる」 杉下慎太郎「なんでそんな大事なこともっと早く言わねぇんだおめーはよぉ…感動の再会だと思ってたのに…ったくよーたまに学校の話とかしろよなー!」 杉下久美子(祖母)「おじいちゃん、ちょっとくどいですよ」 杉下慎太郎「ま、まぁ、それはいいとして、栄のこと気にかけてやってくれ」 『公園』 桐生三輝「いやーずいぶん過ごしやすい気温になったよねー」 楡井秋彦「そうですね。もうそろそろ冬服を用意しないと」 蘇枋隼飛「のどかだよねー」 柘浦大河「ごっそーさん!よっしゃ!みんなー見とれよー。うおおおおお空中前回りぃぃぃ!」 桐生三輝「ちょっとつげちゃん、食べたばっかでそれヤバくない!?」 蘇枋隼飛「吐かないでよね」 桐生三輝「なーんか童心に返るよねー。オレたちも靴投げしない?負けたらジュースおごりで」 楡井秋彦「いいですね。やりましょう」 桐生三輝「せーの」 椚清正「ぐぬぬ」 楡井秋彦「くくく椚さん!?」 桐生三輝「急に出て来ないでよー」 楡井秋彦「すすすすみません!」 桐生三輝「いやーそれにしても綺麗に乗っかったねー」 椚清正「貴様らぁ!気が緩んでいるぞ!」 桐生三輝「そーゆーくぬぎちゃんだって公園遊びに来たでしょ?」 椚清正「んなわけあるか!」 楡井秋彦「え…えと…何をされていたんですか?」 椚清正「自主的な見回りに決まっているだろ。ここ最近、“妙なヤツがうろついてる”と情報があったろ」 楡井秋彦「そ…そういえば…杠さんも見回りですか?」 杠和泉「え、お、オレたちはなんでもないです」 「なんでもなくないだろ」 「せっかくだしみんなに聞いてみなよ。そのために街に来たんだろ」 杠和泉「そ…そうだけど…どうしよう迷惑だったら」 「んなわけないでしょ」 杠和泉「あー…えっと…誰か楓川君見なかった…で…しょうか?」 桜遥「楓川?」 楡井秋彦「楓川さんがどうかしたんですか?」 杠和泉「あ…あ…あ…無理ー交代!」 「あー…えっとね、楓川君、2学期始まってから毎日来てたんだけど、この前みんなでポトスに行ったあたりから休みがちになって、今週は一回も来てないんだ」 「だから色んな人に聞いて回ってみようと」 「もし見かけてらオレたちに教えてくれないか?」 楡井秋彦「そ…そうだったんですね。何かあったんでしょうか?」 桜遥「はぁ」 蘇枋隼飛「桜君?」 桜遥「たい焼き食い終わったしオレも行くわ」 楡井秋彦「!オ…オレも!」 桐生三輝「オレもー」 蘇枋隼飛「人手は多い方がいいもんね」 柘浦大河「特にやることもないしな!」 杠和泉「ええ!?来るの!?いいいいいよ!来ないで」 「バカ!そこはありがとうだろ」 桜遥「(なんなんだこいつ)」 『楓川サイド』 「やっと見つけた…今日は制服着てないんだな。オレのこと覚えてるか?」 楓川栄「あ゛あ゛?誰だテメー…つかオレは今すこぶる機嫌が悪いんだ。力加減なんて出来ねーぞ」 「つくづくイラつく野郎だ。こんなとこで暴れたら迷惑じゃねーか。場所変えようぜ?」 楓川栄「(何を企んでるか知らねぇがせめて…気晴らしくらいにはなれよな…) いいぜ。行ってやるよ」 「おい…あれって…」 『桜サイド』 梓沢基希「おれー、どうしたの?みんなおそろいで」 楡井秋彦「梓沢さん!楓川さんがいないか聞いて回っていたんです」 梓沢基希「ああ!だから杠たちも一緒なのか…みんなも話聞いたんだね。オレも話聞いてたからクラスのヤツにも共有してあるんだけど…」 📱「ピロリンピロリン」 📱梓沢基希「はいはいもしもしー?」 📱「楓川いたぞ!」 📱梓沢基希「え!?まじで!?どこでどんな感じだった?楓川いたって!杠たちもいるからスピーカーにするわ」 📱「それが…ヤバそうなヤツらと一緒にどこかに向かってるんだ」 📱梓沢基希「ちょ、何それ!今どこ!?」 📱「第一交差点のところ」 椚清正「桜!?」 📱梓沢基希「おいおいオレたちもすぐそっちに向かう!場所移ったら連絡して!」 「おーい!こっちだ!」 梓沢基希「お疲れさん。どこ行った?」 「あそこの建物に入ってった」 梓沢基希「なるほど」 桜遥「あそこか…なんだ何やってる…」 楡井秋彦「じ…実は連絡を」 杉下京太郎「おい!」 楡井秋彦「杉下さん!杏西さんたちも!こっちです!」 蘇枋隼飛「にれ君いつの間に?」 楡井秋彦「梓沢さんが連絡を受けたすぐ後に」 柘浦大河「にれ君流石やな!」 杉下京太郎「楓川はどこだ!?」 楡井秋彦「ど…どうしたんですか?」 杉下京太郎「早く…楓川に…伝えなきゃ…いけねーことがある…楓川のばあちゃんが危篤だ。もう時間がない。病院から何度も電話してるが、まったく繋がらないらしい。何やってんだあいつは…」 | |||
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