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原作(Original Story): 芥見下々(Gege Akutami)![]() 呪術廻戦≡(モジュロ) 第7話ネタバレ | |||
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呪術廻戦≡(モジュロ) 第7話 | |||
原作 | 芥見下々 | ||
作画 | 岩崎優次 | ||
サブタイトル | 奪われた者達 | ||
配信日 | 2025年10月20日 | ||
ジャンプ | 2025年47号 | ||
登場人物 | 乙骨真剣 乙骨憂花 マルル・ヴァル・ヴル・イェルヴリ クロス 宇佐美 美野 | ||
第7話 奪われた者達『老呪詛師と激闘はマルの暴走、クロスの介入による落着!…?』 老呪詛師「しばらくは術師と鬼ごっこかな」 宇佐美「動くな」老呪詛師「いーけないんだいけないんだ。先生に言うか?」 宇佐美「もう一度言う。動くな」 老呪詛師「(蛇の目と牙の呪印!呪言)」 宇佐美「美野、あとは頼む」 美野「(怖~)」 『真剣サイド』 クロス「起きろ。貴様さっきのはなんだ?」 乙骨真剣「話しかけちゃダメなんだろ?」 クロス「…答えろ。隣人とはなんだ」 乙骨真剣「テメェらが言ったんだろ。大切なものがなんで大切なのか理解してくれる仲間だって」 クロス「チッ、マルめ余計なことを。貴様らと我々が隣人…?この国の歴史くらい知っているぞ。戦後、大国に敷いてもらった道程で平和を享受してきた人間に私達の何が理解できる。自らの命を守ることなど常に考える必要もなく、人間が人間でいるため、なくてはならないものは生まれた時から揃っている。我々のような難民など危険で不潔で貧しいと蔑んできたのだろう。京都超常決議以降、国際社会の優位性を確立してからは特にひどいな。オマエらと隣人などこちらから願い下げた」 宇佐美「クロス派遣員」 クロス「…宇佐美代理。マルル特使を治療のため母船ナウナクスに連れ帰りたいがよろしいか?」 宇佐美「(マルが傷んだ姿をシムリア人に晒すのは…) シムリア特有の治療が必要ないのであれば是非こちらで万事を尽くします」 クロス「…いえ、やはり治療はこちらで」 宇佐美「(しまった。シムリア人の生体情報を取りたいと思われたか?)」 クロス「借りるぞ」 《なんだよ、アイツじゃねぇじゃん》 クロス「真剣!大丈夫か?」 乙骨真剣「憂花は!?」 クロス「検査中だが元気そうだったぞ。クロスが来ていたらしいな」 乙骨真剣「…まあアイツいつもあんな感じか?」 クロス「あんな……とは…?」 乙骨真剣「いつもあんなキレてんの?」 クロス「いや…そんなことは…ない」 乙骨真剣「でも…そうなる理由はあるわな。マル、ごめんな。あの時、侵略とか人ん家に上がりこんでとか言って。想像力が足りなかった。どうしようもない事情はあるよな。術式使ったろ。怪我も…特にお咎めなしか?」 クロス「今のところは」 乙骨真剣「不安だ」 乙骨憂花「お、MVPじゃん。凄かったんだって?私寝てたから知らんけど」 乙骨真剣「コイツ…術師なら余裕で1級レベルだぞ」 乙骨憂花「マジ?生意気な。っていうかどうする?今日でしょ?」 乙骨真剣「あー俺は動けるけど、オマエ検査どうだったんだよ。あれくらいでバテるとかありえねぇだろ」 乙骨憂花「問題なし。ちょっと調子悪かっただけだよ」 乙骨真剣「じゃあ行くか」 クロス「…どこに?」 乙骨憂花「は?マルが行きたいって言ったんじゃん」 クロス「(マルめ…こんなもの行動予定に入っていなかったぞ)」 乙骨憂花「物足りなくね?」 乙骨真剣「もっと速度欲しいな」 美野「いや、君達に合わせたら死人が出る」 子供「…ママは?」 クロス・真剣・憂花「(ママは!?)」 乙骨憂花「the迷子じゃん。こっから動かすのもアレか…とりあえず兄貴は顔が怖いから迷子センターついでに消えて」 美野「僕も行くよ」 乙骨憂花「ママは待ってりゃ来るよ。ダメか…」 クロス「泣くな。何を泣く必要がある。親が死んだわけでもあるまいし黙って堂々としていろ」 子供「びぇえぇぇえええ」 乙骨憂花「マジかオマエ…」 乙骨憂花「私もできるから調子乗んなよ」 クロス「(なんだコイツ…)」 子供「ありがとう」 📱乙骨憂花「もしもし兄貴ぃ?迷子解決」 クロス「ハロウィン…」 乙骨憂花「キリスト教の祝祭だよ。もともとは違う宗教らしいけど」 クロス「キリスト…それが地球人の宗教か?」 乙骨憂花「いーや、世界人口の2、3割じゃなかった?日本人は信仰に関しては適当だからね。ベースは仏教、儒教、神道なんだろうけど、経済が動くイベントは他の宗教でも積極的に取り入れてきちゃったって感じかな」 クロス「信じる神はいないのか」 乙骨憂花「どうだろ。少なくとも私はいないかな。クロスのとこは?バレバレだよ。兄貴は気づいてないかもね。気づいてても言わないだろうし」 クロス「何故だ」 乙骨憂花「間違ってたら恥かくじゃん。アイツ、カッコつけだから」 クロス「私たちには…いる」 乙骨憂花「そっかぁ。踏み絵って知ってる?」 クロス「いや」 乙骨憂花「さっき言ったキリスト教ね…大昔日本では禁教だったの。教徒を見つけ出すためにキリストの絵を踏ませる。踏めなかった人はキリシタンとみなされて処刑されてたんだって。私ずっと思ってたんだよねー。自分が教徒だとして別に踏めるくない!?って。後で神様にさっきはすみませんでしたじゃダメだったのかなぁ。死んじゃったら元も子もないじゃん。他所の文化とか宗教って何かを大事にしてるって事実は尊重できるけど、なんで大事に思えるのかって共感は難しいよね」 クロス「絵ではなく生き物だったら、もしその絵が生きていたら踏めるか?」 乙骨憂花「…なるほど。考えたことなかったな」 クロス「ようやく分かったか。貴様も貴様の兄も考えが浅い。貴様らのような人間が我々の生活を無自覚に踏み躙り、時には傍観し奪ったんだ。奪われた者に奪う権利があるとは思わん。だが奪われた者には奪うという選択肢が強く残る。覚悟しておけ」 乙骨憂花「(今さらっと宣戦布告した!?聞かなかったことにしよう)…丁度いいや。明日ちょっと付き合ってよ。考え変わるかもよ 」 クロス「…どこへ?」 乙骨憂花「セカンドオピニオン」 乙骨憂花「あーんまり話入ってこなかったな。病名も聞いたことなさすぎて」 クロス「要は癌ではないのか?地球人には多いと聞く」 乙骨憂花「分からん。悪性腫瘍と癌って違うのかな。問題は脳に生じたことか…ただの頭痛じゃないとは思ったけど、余命半年かぁ。やっすいドラマかよ。イケメンがダッシュで見舞いに来ねぇと割に合わねぇな」 クロス「何故私を連れてきた」 乙骨憂花「独りは嫌だけど同情されたくなかったから」 クロス「ならば言わせてもらう。余命は半年でもオマエの心の寿命は今尽きた。何をしてももう今までのような感動はない。笑えたこと、好きな食事、音楽や景色も全て。“だからなんだ。どうせ死ぬ”と。そこからは貴重な余命を憎悪の渦に投げ捨てる作業の繰り返しだ。“なんで私がこんな目に?私じゃなくてアイツが…”」 乙骨憂花「クロスがそうだから?」 クロス「ああ。貴様も未来を奪われたんだ乙骨憂花」 乙骨憂花「じゃあクロスはどうするの?奪われた人から更に奪うの?」 クロス「一緒にするな。我々が被ったのは人災だ!病気や不慮の事故とは違う!」 乙骨憂花「クロスが言ったんじゃん。貴様ら「も」って。クロスは家を無くしたかもしれない。でも死なない。私は死ぬんだよ」 クロス「不幸自慢で勝って私を改心させたかった?」 乙骨憂花「そうじゃないよ。なんでそんな結論を急ぐの?って話。私じゃ変えられないこともクロスならこれから時間をかけて変えられるでしょ。理不尽に対して怒っていいし、忘れないでいい。だから全部教えて。クロス達になにがあったか。私達はクロスの敵じゃない」 クロス「綺麗事だ…!対岸から振りかざされた正論で納得できると思うか!(違う。コイツはもう対岸にいない) 貴様らがこれからのたまうであろう“共生”は“地球に迷惑をかけずに暮らせ”だろう!いつまでだ!我々はいつまで!地球人の顔色を伺って暮らせばいい!そんな惨めな生活を何年何十年と歩むくらいなら私は奪うぞ!」 乙骨憂花「いつまで奪うの?」 クロス「…それは!」 乙骨憂花「人を憎むのも人から奪うのも簡単だよ。だから繰り返しちゃうんでしょ。そんなの私達で終わりにしようよ」 『地球と宇宙、二つの掛け橋に』 | |||
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