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原作(Original Story): 芥見下々(Gege Akutami)![]() 呪術廻戦≡(モジュロ) 第8話ネタバレ | |||
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呪術廻戦≡(モジュロ) 第8話 | |||
| 原作 | 芥見下々 | ||
| 作画 | 岩崎優次 | ||
| サブタイトル | ドゥーラ・ヴァル・ボビディ・メチカ(前編) | ||
| 配信日 | 2025年10月27日 | ||
| ジャンプ | 2025年48号 | ||
| 登場人物 | マルル・ヴァル・ヴル・イェルヴリ クロス ドゥーラ ジャバロマ オスキ | ||
第8話 ドゥーラ・ヴァル・ボビディ・メチカ(前編)『奪われた者達、その生い立ちは』 『私たち兄弟が生まれた村は国に取り壊されてしまった。両親は最後まで抵抗し、家と共に瓦礫になった。父が死ぬまで大事に握り込んでいた石は子供の私にとってはただの石で、今となってもただの石だったんじゃないかと疑うことがある』 ドゥーラ「嫌だよ。ガキの世話なんて」 「頼むドゥーラ」 ドゥーラ「捕まえたんならそれでいいだろ。適当に罰して帰してやれよ」 「そこが問題なのだ。キャンプの子供を公に罰してしまえば、今度は牢に子供が溢れてしまう。飢えた子供が盗みを働くなど珍しいことではないからな」 ドゥーラ「私刑が横行するより余程健全だと思うがね」 「…コイツらはただの子供ではない。大の大人が太刀打ちできんのだ。キャンプに返すとなれば腕の一本くらい削いでおかねば住人が納得せんて」 ドゥーラ「はぁ…分かったよ。おい二人いるぞ」 「双子だからな」 ドゥーラ「元気があってよろしい。丁度いいわな。仕事を手伝ってくれ。仕事と言っても金は出んが。運河を作るんだ。とりあえず俺はひたすら掘り進めるからこっちの石を並べた箱に詰めてくれ。あんな感じ」 マル・クロス「はい!」 ドゥーラ「あっちの石には手を出すなよ」 マル・クロス「はい!」 「ほーあの悪童達が…やはりドゥーラに預けたのは正解だったの」 ドゥーラ「別に2、3回のしてやったらそのあとは素直なもんだ」 マル「ドゥーラ、なんで運河なんか作るんだ?」 ドゥーラ「なんかってオマエ…まあガキは知らんか。デスクンテからシャーマに船を使って物を運ぶ時、こういう感じで航路をとる」 マル「すごい。遠回りだ!」 ドゥーラ「だからここに運河を通すんだ」 マル「なるほど!」 クロス「何故だ!何故デスクンテに得になるようなことを我々ルメルがやらねばならんのだ!」 ドゥーラ「ここに運河を通す構想は昔からあった。だが…」 クロス「…カリヤンか?」 『私達の民族にとって神聖な生物がいた。名をカリヤンという。カリヤンを絶滅させるべきだとルメル以外の民族が主張し、それを拒否したことが発端となり、我々は村を追われ、両親は殺された。主張自体は理解できた。何故ならカリヤンは私達ルメル族以外を襲い、食べてしまう』 ドゥーラ「ここら一帯はカリヤンの棲家だ。運河の計画段階でデスクンテの作業員が襲われ、建設計画は頓挫してしまったんだ。俺らがやらねばならんのではなく、俺らにしかできないんだよ」 クロス「答えになっていない。我々をこの地に追いやったのはデスクンテだ!渇き、ろくな作物も実らないこの地にだ!何故そのデスクンテのために働く必要があるのかと聞いている!」 ドゥーラ「デスクンテのためじゃない。これはルメルのためだ。強さが権力に反映されやすいこの国ではピンとこないかもしれないが、やられたらやり返しちゃ駄目なんだ。ルメルが変わらなきゃデスクンテも変わらん。地縁も血縁もない民族が共存共栄していくには兼愛と時間は欠かせない」 クロス「共存共栄?」 ドゥーラ「よき隣人になるってことだな。通ずるものがあれば違いを認め易い。運河はルメルとデスクンテの共通点にきっとなる。それに運河ができたらルメル川からキャンプや村に水路を引くつもりだ。運河を出口に据えれば、取水口を大きく取っても水害に怯えずに済む。大地が潤うだけじゃない。清潔な水が恒常的に確保できれば子供達の病気もぐっと減るだろう」 クロス「…理解できない」 マル「クロス…今日も来ないつもりか…」 ドゥーラ「クロスの考えが間違ってるわけじゃないよ。というかそれが多数派だ。みんなそう思ってるから俺一人でやってたんだしな」 マル「ああ!昨日掘って分が!籠も壊れてる!」 ドゥーラ「こりゃあ…」 マル「クロスじゃないぞ!クロスは絶対にこんなことしない!」 ドゥーラ「分かってるよ。俺のやってることが気に食わない奴は意外といるからな。大方、妙なことを吹き込まれたキャンプのチンピラだろ。さっさと仕事しよう」 マル「犯人はそのままか!?」 ドゥーラ「時間が勿体無いからな」 『キャンプ』 「デスクンテに媚びるようなことして気持ち悪ぃったらねぇ」 「ドゥーラがデスクンテから金を受け取ってるって噂もあるぜ」 「まあでもこれで懲りるだろ」 オスキ「アイツがそんな玉かよ。奴は運河を掘り続けるさ」 「じゃあどうすんだよ、オスキ」 オスキ「また埋めりゃいい。作るより壊す方が簡単なんだ。ドゥーラはバカだからそれが分かってねぇ」 クロス「確かにドゥーラは馬鹿だな」 「!なんだこのガキ」 クロス「こういう小物には体に教えた方が早いというのに」 オスキ「コイツ、双子の…」 マル「あ!クロスー!戻ったのか!」 クロス「勘違いするな。私はただ一緒にされたくなかっただけだ」 マル「ドゥーラ、もう箱がないぞ」 ドゥーラ「ジジイに編み方を聞け。俺より丁寧だ」 マル「なんでここに木を植えるんだ?」 ドゥーラ「コイツは耐塩性があるからな。籠はそのうち壊れる。その時に木の根が籠の代わりになるんだ」 クロス「ドゥーラ、水門が壊れた!」 ドゥーラ「あ゛ーーー!マル!」 ジャバロマ「元老会が認めました。村をあげて運河計画を進めます。運河を活用したルメル川の利水計画もね」 マル「人がこんなに…!」 ドゥーラ「はっは!ジャバロマ!オマエならやってくれると思ったぜ!」 ジャバロマ「アナタはいつも順序が滅茶苦茶なんですよ。とはいえ、ドゥーラが先んじて作業を進めていたから元老会が動いたわけで偉そうなことは言えませんね」 《共存共栄していくには兼愛と時間は欠かせない》 クロス「おい」 オスキ「あ?」 クロス「殴って済まなかった。協力してくれてありがとう」 「…まあ俺達もな」 オスキ「ケッ」 マル「クロス…」 クロス「マル、ドゥーラ。理解した」 ドゥーラ「ハッハッハッ」 ドゥーラ「デスクンテから依頼がきた。運河の中腹に停泊ができて船員が休めるような港湾施設がほしいと」 オスキ「かーっ!ほらみろ。つけ上がりやがって」 ドゥーラ「何言ってるんだ。予算はあっち持ちだ。報酬もでる」 オスキ「へ?」 ドゥーラ「港が賑わえば俺達ルメルの経済も回るってわけだ」 クロス「…ジャバロマ?」 ジャバロマ「それはつまり」 ドゥーラ「ああ、ルメルとデスクンテの交易の再会だ」 ジャバロマ「10年…長かったですね」 『私達が両親を亡くしたデスクンテ主導の国の隔離政策でジャバロマは娘を亡くしている。でも私はジャバロマが怒ったり憎悪を振り撒いているところを見たことがなかった。この時では何故娘は死ななければならなかったのかとやり切れない思いを押し殺したはずだ。私はジャバロマを尊敬している』 ドゥーラ「まず場所を決めんとな。治水に影響しない範囲で停泊のために運河を拡張できるとことなると」 ジャバロマ「ここの沈砂地を利用するのは?」 ドゥーラ「河口から近すぎないか?水位の問題もある」 『ドン底から始まったならあとは這い上がるだけ。ここからひたすらに事態が好転すると思っていた』 『そんなある日、デスクンテ族長の娘をカリヤンが喰い殺した』 『再びルメルに暗影が差す。次号、センターカラー』 | |||
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