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ONE PIECE | |||
原作(Original Story): 尾田栄一郎(Oda Eiichiro)![]() ONE PIECE 第1154話ネタバレ | |||
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ワンピース 第1154話 | |||
サブタイトル | 死ねもしねェ | ||
配信日 | 2025年7月14日 | ||
ジャンプ | 2025年33号 | ||
登場人物 | ハラルド エストリッダ ロキ イーダ ハイルディン ヤルル ヨルル シャーロット・リンリン ロックス海賊団 | ||
第1154話 死ねもしねェ『今より63年前、現最長老ヤルルの相棒、滝ひげのヨルルがある少女の手で殺されてしまった。人間族にして巨人族の村を半壊させたその少女の名はシャーロット・リンリン。後の大海賊、四皇“ビッグ・マム”である。 おりしも同年、エルバフには稀に見る災害が続き、火災・暴風・寒波が農作物を蝕み、異常気象は不漁をも招き、この豊かな土地に飢餓をもたらした』 エストリッダ「見ろ!あの子のせいよ!すぐに殺さなかったから国が呪われた!」 「まさかそんな…偶然でしょう…」 ロキ「あー」 エストリッダ「ぎゃああアイツが覗いてるゥ!」 「ロキ様!」 エストリッダ「連れ出せ!その怪物を二度と私に近づけるなァ!」 ロキ「あー!あー!ああああああ」 「ロキ様!母上の部屋に近づいてはなりません」 エストリッダ「その怪物の目を潰せ!全て呪われるぞ!この国は終わる!」 「えーん!おなかすいたああ~」 「ごめんね。さっきのパンで最後のなの。ごめんね」 「略奪に出るか?人間族達からなら簡単に奪える」 「それがエルバフの歴史だろう!?」 「バカ言え!エルバフは誇りを重んじ戦ってきた!」 「そんなもの建前だ!」 「狩人村の奴らが攻め込んで来たぞ!他の村もやられたらしい」 「武器を取れ。何も奪わせるな!」 『エルバフと一口に言っても当時は国内の統率力は弱く、内乱は珍しい事ではなかった。切迫したこの状況においては戦いも深刻化。多くの犠牲者を出し、国は混乱に包まれ、人々は徐々に心もやられ始めていた』 「噂で聞いたんだがよ、城で生まれた王子…呪われてんだってな」 「おいハイルディン!お前の弟がこの国を呪い殺そうとしてんぞ!お前、兄として生け贄になれよ」 イーダ「は?何で!?ウチの子は世界一カワイイんだから世界一長生きするに決まってんでしょ!?」 「黙れイーダ!てめェ他所者のクセにハラルドをたぶらかしやがって!」 イーダ「うるさい!愛に国境なんかあるか!」 ハイルディン「母ちゃんに手ェ出すな!」 ハラルド「シバくぞてめェ!」 ハイルディン「父ちゃん!」 イーダ「ハラルドぉ~~~!」 ハラルド「傷つけ合ってくれるな兄弟達よ!ロキが生まれたと聞いたと同時にこの国の飢饉を耳にした。私は交流ある国々にそれを相談した。たったそれだけで彼らは何も言わずに大量の食糧を船に載せてくれた。人間族一人一人の体は小さくとも、いくつもの国が連携し、我々巨人族の腹を満たす量の食糧を運んでくれた。感謝の気持ちで貰ったメシを噛み締めろ。いつか彼らが困った時、全力で恩返しをしよう。おれ達はせまい世界で生きて来た」 『王妃エストリッダはハラルド帰還の前日まで悪災の全てを“ロキの呪い”と吹聴し、我が子を嫌い、苦しみながら息を引き取った。国の人々は当然その死も“呪い”と信じた』 ハラルド「ロキ、我が息子よ」 「生まれながらにその…目を患っておられまして…いえ見えてはいるのですが…」 ハラルド「そうか、かわいそうに…笑ってくれんな…無理もない。母親を失ったんだ…」 『齢数か月にしてロキは愛を諦めていた』 ハラルド「アザが多いな」 「いえそれは…」 『ハラルドが繋いだ外交が実を結び、エルバフは冬を越えた。しかし崩れかけた国の再興と海外遠征でハラルドは多忙を極め、その裏でロキの世話を務めた男は“摂政”にしてエストリッダの兄だった』 ハイルディン「ここ“めいかい”だぞ?危ないぞ」 イーダ「冥界とは海を挟んでから猛獣は来ないよ。心配してくれてきゃわいいんだから~♡漁師も遭難者も海賊もどんな客でもどんと来い!ここはイーダの酒場よ。ハラルドの力になれたらいいな♡あなたは西の村のエルボーさんと戦士の特訓でしょ?帰りに寄るわ」 『56年前 エルバフ ヤルルの家』 ヤルル「レヴェリーの事件現場におったのか!?ハラルド」 ハラルド「ああ、友人の王に頼み込んで兵士として潜入したんだ。結果、願いは聞き入れられず…もしあの殺人事件の騒ぎがなかったらおれは捕まってたかも」 ヤルル「捕まるだけならええが…全く無鉄砲な…お前さん、大槌戦団(ガレイラ)の話を聞いた事があるか?」 ハラルド「屈強な巨人の船大工集団だったか?ハンマーを持った戦士達。神話か何かだろう?」 ヤルル「いや、実在したんじゃ。彼らは遠くへ船出し、出先からエルバフへ手紙を書いたそれが残っておったゆえ… “我々は全員捕まった”という旨の手紙。信じられるか?古代巨人族を含む100人を越える戦士達が誰に捕まる!?」 ハラルド「それをやったのが世界政府だと?」 ヤルル「過去に大いになる敵がいた事は間違いあるまい。しかしそこらの歴史はある日深く海に沈んでしまった。要するにお前の誠意が伝わらぬ理由がお前にあるとは限らない」 ハラルド「過去の敵意?」 ヤルル「風の噂じゃあ巨人の軍団がどこかに氷づけにされていたと聞いた事もあるが…我らとて世界に害を成してきた一族である事を肝に銘じよ」 ハラルド「勿論それは覚悟の上だ」 『エルバフ アウルスト城』 「ロキおぼっちゃま~♡妹を呪い殺したロキおぼっちゃま~♡今日はどんなゴミを食わせてみようか」 「うわァ!幸運の馬が死んでる!」 「摂政殿が冥界で死んでおられる!」 『今より48年前、エルバフは8本の樹道を整備する事で村々の交流は増え、国は統一されていった』 ハラルド「私の夢は世界中の国々と繋がり、巨人族も広い世界で生きられる様になる事!」 「かっこいいハラルド様~♡」 「昔の姿を忘れそうだ。ハラルドは歴史に残る王になった」 「おい嬉しそうだなハイルディン。お前は本当の王の子じゃねェだろ?それはロキ王子だけだ。“落とし子”のクセによ」 「まずいぞ。ハラルド様がまた遠征に出られた!」 「あいつが来るぞ!」 「扉を閉めろ。子供達を家の中へ!」 ロキ「ぶっこわせ野郎共ォ~~!ここはエルバフ!強者の国だ!弱ぇやつらは死んでいい!」 『ロキは傷つけ壊し続けた。逃げる弱者を笑った』 ハイルディン「おいロキ!父ちゃんがせっかくたて直した村をこわすな!」 ロキ「は?おれの父を父ちゃんと呼ぶなよ!あいつが尊敬されてるけどよ、虫コロみてェなチビ人間達と仲良くしようとしてんだぜ!?バカバカしい!」 ハイルディン「どんな人達も同じ目線で見る!でかいだけでいばるな」 ロキ「王子だからイバってんだ!二度と口ごたえすんなチビ!」 ハイルディン「うわ!」 ゲルズ「ハイルディン!」 ゴールドバーグ「ゲルズ、近づいたらなかまだとおもわれるでしゅよ!ロキになぐられ…」 ゲルズ「仲間じゃんばかっ!ハイルディン大丈夫!?」 ロキ「ハハ!キモチわる!ダセェなハイルディン。弱虫どうしなれあいやがって!汚れた血の母の息子がよ!」 「ぼっちゃん、これ以上は!彼も国王様のご子息。王子です」 ロキ「あいつを王子と呼ぶなァ💢」 『傷つけても壊してもロキの心の穴が埋まる事はなかった』 ロキ「えぐひっく…死ねもしねェ…」 「どうなってんだこの島…入り口はどこだ!?」 「おおいたいた!見ろ、巨人のガキだ」 「やっぱここはエルバフで間違いねェだろ」 シキ「ジハハハ、このガキ悪魔みてェな顔してやながる」 白ひげ「巨人にしてもデカすぎだ。泣いてんのかコイツ」 ロックス「よし!“ハイ”と2回答えろクソガキ。なぜなら、それがおれの求める答えだからだ。1つ目、ここは巨人の国エルバフだよな!?2つ目、いるよなハラルド!」 『8年前のレヴェリーにおいてハラルドと出会ったこの男は、海軍本部の大将を一人殺害して逃走。目下高額の賞金首となり、政府に追われている』 『ロックス・D・ジーベック (後のロックス海賊団船長 四皇“黒ひげ”の父)』 | |||
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