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SPY×FAMILY | |||
原作(Original Story): 遠藤達哉(Tatsuya Endo)![]() SPY×FAMILY 第119話ネタバレ | |||
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スパイファミリー 第119話 | |||
掲載サイト | 少年ジャンプ+ | ||
配信日 | 2025年7月7日 | ||
次回配信 | 2025年7月21日 | ||
登場人物 | アーニャ ロイド ヨル ボンド フランキー 店長 弟切 ギンピー マシュー カミラ ミリー シャロン | ||
MISSION: 119『ガーデン』 弟切「ハァハァ…ようやく帰ってこれた…」 店長「出張おつかれさまでした弟切」 弟切「お…おはようございます店長…」 店長「おや、珍しく殊勝ですね。マシューさんに色々聞きましたよ」 弟切「す…すみませんでした。木を斬ったり、鹿を斬ろうとしたり、いばら姫を斬ったり…」 店長「ふむ…御用地を荒したり、仕事を滞りなく進めなかったことは咎めますが、いばら姫との諍いについては問いません。私も以前、“鈍ってないか”と切りつけたことがありましたからね。私たちガーデンは何百年もの間、武力によって国に仕えてきました。言い換えれば、我々は力を失ったら何の価値もない。“強さ”とその源に固執するための気持ちもわからなくはありません。むしろそれは忘れてはならないものかもしれない。いばら姫は強かったですか?」 弟切「……強かった…です」 店長「そうですか。ギンピー」 ギンピー「これ、いばら姫のキズ薬。あの人、毒とか薬とかあんまり効かないから特別に調合したやつ。彼女に渡しといて」 弟切「は?何でオレが?」 弟切「待て。何で怒るんだ!」 ギンピー「ボクもいばら姫が羨ましいと思ってた。でもこんな体質だし、恋人なんてできないって…」 弟切「“も”って何だ。オレは羨んでなんかいない!」 ギンピー「ボクが悩んじゃってるの見て、それもあって君はいばら姫につっかかったんでしょ?だからこれ、ごめんの気持ち。仲直りのきっかけにして」 弟切「……フンッ!バカ言え!オレは自分の孤高パワーを確かめたかっただけだ!」 店長「やれやれ、若い子たちが育てば、マシューさんにはお暇を出せるかと思いましたが、みなさんまだまだお世話が必要なようですね」 『フォージャー家』 ヨル「(今日はデート!なぜこんなことに…!)」 『昨晩 回想』 ヨル(裏の仕事のことは言えない。でも私はもう耐えられない。この痛みに…!弟切さんに斬られたとこ) ロイド《おかえりなさいヨルさん。どうかしましたか?》 ヨル《あ…いや…えっと…前に行ったレストラン覚えてますか?ロイドさんが連れて行ってくれた所…》 ロイド《え…ああ、リンドン通りにあるフグ料理の?》 ヨル《そうです!あそこまた行ってみたいなーなんて…(あのお酒…!あれを飲めばこの痛みも引くはず…!)》 ヨル《明日》 ロイド《明日!?なぜまた急に…》 ヨル《えっと…それは…(言い訳を考えてませんでした…!) イチャイチャの練習のために…》 ロイド《イチャイチャの練習!?》 ヨル《あっいや、違くて》 ロイド《ああ体裁のためのデートってことですかね?そうですね。確かに最近少し疎かになってましたね。わかりました。明日までにプラン考えておきます》 ヨル《いやその…》 『現在』 ロイド「じゃあ行きましょうか」 ヨル「(デートになってしまった…)」 アーニャ「いってらさい」 フランキー「ヘイヘイお留守番ね。今日も尾行ごっこすんのか?」 アーニャ「あきたからもういい」 ロイド「まずはハックス駅の方行ってみます?川沿いに新しいショッピングモールができたそうですよ」 ヨル「いえ、レストランに直行しましょう (痛いので)」 ロイド「えぇっ!?まだランチ前ですが…」 ヨル「あ…あそこがお気に入りなのです…(とりあえずあのお酒さえ飲めば…)」 ロイド「(この顔…あの時と同じレベルの不機嫌具合…!?オレは何かやらかしたか?いや心当たりはない!ヨルさんの気まぐれはオレにもう解説できんぞ!ただただ穏便に済ますのだ黄昏!前回は上機嫌が一晩しかもたなかった!生半可なプランでは許されんぞ黄昏!がんばれ黄昏!)」 『レストラン』 ロイド「よかったですね。ランチ前からやってて」 ヨル「え…ええ…あの…私が前に頼んだお酒何だったか覚えてますか?」 ロイド「え…何でしょうね。赤黒かったから…サングリアのこの一番目のやつでは?」 ヨル「ではそれで」 ヨル「いただきます (全然効かない!)」 ヨル「あの…何だか前と違う味が…前のはもっとドロッと…」 ロイド「あ…すみません。じゃあこのトマト系のやつですかね」 ヨル「全然ダメですら!」 ロイド「え…違いました?」 ウェイター「当店では他にそのようなカクテルは…」 ヨル「もうあのお酒は飲めらいのでしょうか…?」 ロイド「ヨルさんそんなにカクテル好きだったんですね。じゃあ今日はおいしいお酒を探す日にしましょうか?」 ヨル「そうするのら…」 『リバーサイドエリア』 ロイド「へぇーこれがリバーサイドエリアかー(すでに調査済み)」 「あら、フォージャーさん、こんにちは」 「相変わらず仲良しねえ」 ロイド「こんにちは」 ヨル「あの…おたくはたらいまのチウはしてますかれ?」 ロイド「ヨルさん何を聞いてるんです」 「まあハレンチな」 ロイド「やっぱり今日はこれ以上飲むのはやめませんか?」 ヨル「がーん!ロイドさんはわらしがこのまま(痛いまま)でもいいっていうのれすか!」 ロイド「いや、このままではよくないから…というか…」 ヨル「ちょっとお手洗い行ってきます…(包帯巻き直そう)」 ロイド「あ…じゃあ向こうのベンチで待ってますね」 ヨル「お手洗い…お手洗いはどこれすか。迷子になりました (はっ…殺気!?弟切さん!?)」 弟切「街中で酔っぱらって醜態を晒すことがおまえの偽装なのか?」 ヨル「弟切さんこそ!ダメれすよ、街中で会ったりしたら…こんなところロイドさんに見られたら…」 弟切「あいつが配偶者か。安心しろ。気配は完全に断って尾けてきた。気づかれるようなヘマはせん」 ヨル「そういうことでは…」 カミラ「ねぇねぇ、あれって先輩じゃね?」 ミリー「ほんとだ。ヨル先輩だ。隣のイケメン誰だろ。ひっ!?なんかこっち見てるよ!?」 カミラ「なワケねーだろ」 ミリー「あっ!男から何か受け取った!てか先輩、なんかほんのり赤くない?」 カミラ「あんなとこで男と2人きり…」 シャロン「プレゼントまで」 ミリー「先輩もしかして…」 ヨル「ギンピーさんのキズ薬…?」 弟切「そいつを渡しに来ただけだ。じゃあな。こんな人だらけの場所、吐き気がする」 ヨル「あ…ありがとうございます」 弟切「いやこの人だらけの空間こそ孤高パワーをより高めるための圧力に…」 ヨル「すごい!だいぶ痛みが引きました!さすがギンピーさん!」 ヨル「お待たせしましたロイドさん!」 ロイド「(ん…?機嫌直った…?いや油断はできん)」 ヨル「(どうしましょう…痛みが治まったので今日の目的がなくなってしまいました)」 ロイド「あっちに面白い展覧会が…(むっ…!?) ヨルさん」 ヨル「はい」 ロイド「後ろの靴屋の角あたり…あれってヨルさんの同僚の方たちですよね?」 ヨル「ほんとだ!カミラさんたち!酔ってて気づかなかった」 カミラ「やべっ、バレたか?」 ミリー「いや、この距離なら大丈夫っしょ」 カミラ「まさか旦那とデート中に別の男と会うとはな」 シャロン「先輩が羊の皮をかぶった狼かどうか確かめねば」 ロイド「見られてますよね?」 ヨル「見られてますね…」 ロイド「どうしましょう?」 ヨル「ど…どうって…?」 ロイド「(やつらにラブラブ夫婦だと思われているならこれくらいはしないと怪しまれるだろう)」 ヨル「(あああああえっとああああああ)」 ロイド「ヨルさん、手と足が同じ方動いちゃってますよ!おちついて」 ヨル「はわわわすみません。では手足を斬り落とします (て…手汗が…いやもう手を通り越して腕汗が…まずいです。腕汗が傷にしみて痛みがぶり返してきました…!)」 ロイド「(うおおおヨルさなの機嫌がみるみると…しまった!やりすぎたか…!?このままではまたいつぞやのように蹴られかねんッ!ていうか握力!痛いッ!) ヨ…ヨルさん、早めに彼女たちを撒きましょう!」 ヨル「そ…そうしましょう!」 ロイド「あー見てヨル!キレイな蝶々ダヨー!」 ヨル「ワー追イカケマショー!」 ミリー「あっ!」 ロイド「(ふぅ…ここまで来れば大丈夫だろう) 危なかったですね」 ヨル「そうですね。通報されてしまうところでした」 ロイド「いやまあそこまでは…彼女たちそこまでヤバイんですか?」 ヨル「(ふふふ、でもちょっとだけ楽しいと思ってしまった私は不謹慎でしょうか…?)」 弟切《フキンシンフキンシン!剪定者とは祖国のための刃。血塗られた道具にすぎん我々に愛だの幸せだのは要らんのだ》 ヨル「(そう…かもしれませんね…)」 ロイド「……人が多い所はリスキーでしたね。落ちついた場所に行きましょうか。前にヨルさんが教えてくれた丘の上の公園とかどうです?」 『公園』 ヨル「わぁ~久しぶりに来ました。何だかもう懐かしく感じますね。半年くらいしか経ってないのに」 ロイド「そうですね」 ヨル「(以前はちょくちょく来てたけど、あれからバタバタしてたし…いえ、きっと必要がなくなったのね。前は自分が戦ってる理由を確かめたくてここに来ていた。でも今はそんな必要もないくらい大切なものがここにあるんだって実感できてる)…ねぇロイドさん…私たちの結婚の契約っていつまで続くのでしょうか…?」 ロイド「えっとそれは…(な…質問の意図は何だ?まさか契約の早期終了を望んでの?先程までの不機嫌さを思えばありえるぞ…!まずい…どうする!?何か問題があるのなら契約条件を見直し、改善へ向けての話し合いを…いや…どうなんだ?最低限アーニャのやつがインペリアルスカラーになるまでは…と思っていたが…この先は母親役がいなくとも強引に何とかできるか?イーデンのルールを今一度洗い直すべきか。それがクリアできる算段さえつけば、仮にヨルさんが自由になりたいと言うならそれを尊重し…だがしかしプランC・メリンダとの関係維持をどうする!?そのパイプを捨てるのは今となっては…いや落ちつけ黄昏。早計は危険だ。まずヨルさんの次の言葉を…)」 ヨル「この契約はロイドさんにとってはアーニャさんが学校を卒業したり、何かの拍子にお辞めになったりしたら、そこで終わりになるものかと思うのですが…でも私は…私は…(ずっと続けばいいな…って)」 ロイド「(これは継続希望の方の意味…か?) も…もちろんヨルさんが望むならいつまででも!ヨルさんにとっての逮捕のリスクは終始なくなりませんものね (弟が局員ゆえに低いと思うが)」 ヨル「ええ…まあ…(そうではなくて…)」 ロイド「(ストリクスがこの先どうなるかはわからんが、ヨルさんがいてくれた方が利点が多いのは確かだ) アーニャのやつも喜ぶと思いますし」 ヨル「(違う…)…“ロイドさん”は…?」 ロイド「え?ああ…ボクもその方が助かります!」 ヨル「(違う。ああたぶん私は知りたいんだ。ロイドさん自身の気持ちを…)」 マシュー《そうあってほしいと思える人に…》 ヨル「(でも部長さんの言うようにきっとこれは私のわがまま…)」 『静かに胸に湧く…次回7月21日(月)配信予定』 | |||
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