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Kagurabachi | |||
原作(Original Story): 外薗健(Hokazono Takeru)![]() カグラバチ 第86話ネタバレ | |||
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カグラバチ 第86話 | |||
サブタイトル | 胎動 | ||
配信日 | 2025年7月14日 | ||
ジャンプ | 2025年33号 | ||
登場人物 | 六平千鉱 座村清市 座村イヲリ 郎 炭 杢 井倉 剣聖 | ||
第86話 胎動『京都』 六平千鉱「(イヲリ…?くそ…視界がぼやける…全力の錦とさらに雀の火力を借りてようやく示すことができた。それでもひび…糸口だ。せいぜい糸口…真打を折る力が確かなものと言い切るにはまだ…もっとた。このままじゃまだ…)」 六平千鉱「座村さん…眼を…」 座村清市「根負けだ。お前がその刀、死んでも手放さねえようだからな」 六平千鉱「離せない。父さんとの思い出でもあるから」 座村清市「共同で打ったのか (六平…お前は未来を共に作り上げようと…) 妖刀を折る妖刀…これで真打を折る…か」 六平千鉱「まだ完全じゃない…けど必ず俺はこれから」 座村清市「ああ、これから …わかってる。剣術も随分よくなってる (光を見る…これからは六平…お前に倣ってみるよ) 淵天と千鉱、お前ならやれる」 六平千鉱「剣術はあなたの娘さんがいたから」 座村清市「あれからもずっと剣を続けてたのか」 座村イヲリ「はい?」 座村清市「え…と…」 座村イヲリ「何“大きくなったな”?当たり前でしょ!何年もほったらかしにしてたんだから」 座村清市「いや…そ…剣…続けてたか?」 座村イヲリ「私の勝手でしょ」 座村清市「ああ…悪かった」 座村イヲリ「許さない!私はずっと最後にお母さんが笑ってくれた三人のあの時間を忘れたことすら思い出せなかった」 座村清市「悪かった…悪かった…」 井倉「俺…ずっと場違いかな…ゼッタイそうだよな」 炭「いいえ、あなたがいなきゃ違う結末だった」 杢「最優秀戦士だお前は」 座村清市「お前らも悪かったな」 郎「言いたいこと山ほどあるけど、イヲリちゃんがボコボコにしてくれたからとりあえずいいや。これからに賭けたか」 座村清市「ああ、だがそのためにまずいくつか片付けなきゃいけねんだが…(命滅契約に関してはチヒロに託すとしても、毘灼の連中に残りの妖刀…そして神奈備の裏切者…協定で網羅するはずだったコイツらが浮いちまう)」 郎「毘灼か?だったらさっさとやっちまおう。今報せがあった。神奈備本部に毘灼…奇襲だ」 座村清市「(何考えてる。妖刀もなしに毘灼単独で剣聖を殺しに…まさかハナから俺を出し抜く気で?いやこうなることを想定した奥の手か…それにしても)」 六平千鉱「座村さん、今の盤面を一掃すれば、これからの話ができますか」 座村清市「そうだな。かなりの前進になる (本部への奇襲…内通者が動いていてもおかしくない)」 六平千鉱「俺は一人で背負う気はさらさらありません。飛宗は本来、援護用だ。あなたの刀で俺がこれから負う傷を癒やして欲しい。妖刀も毘灼も全部一緒に片付けにいきましょう」 杢「“一緒に”だってよ。あんたには言えなかった事だな」 郎「これ(サングラス)落としてたぜ。眩しいだろ」 座村清市「(お前らには完敗だ)…ああ」 『神奈備本部最下層 監視室』 「上層部はかなり荒れてる」 「そのようですね」 「こっちに異常はねぇだろうな」 「彼も何かこの事態を察しているのか」 「んなはずは…どうした」 『彼がこの深い牢獄に堕とされて18年。彼を囲う柱はいわば生命維持装置。その内にいる生物には自害する気力も出ないほどに最小限の栄養が供給され、何もできずただ時がすぎるだけの生を強いる。この“無”と呼ぶにふさわしい牢獄の中心で彼は18年間、座ったまま動いていない。18年で口を開いたのは“勾罪(まがつみ)”。今年11月8日15時47分に放った一言のみ』 剣聖「そろそろか」 『京都』 座村清市「俺が運ぶ。急ぐぞ」 六平千鉱「東京へ」 | |||
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