葬送のフリーレン | 第8巻70話『ノルム商会』ネタバレ

FRIEREN
葬送のフリーレン 漫画 70話 扉絵 フリーレン フェルン シュタルク FRIEREN Chapter 70
原作漫画『葬送のフリーレン』第70話 ネタバレ
本記事では、原作漫画『葬送のフリーレン』第70話の物語展開を、出来事ベースで整理します。
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葬送のフリーレン 第70話

原作山田鐘人
作画アベツカサ
配信日2021年10月20日
サンデー2021年47号
サブタイトルノルム商会
単行本8巻
登場人物フリーレン
フェルン
シュタルク

第70話 ノルム商会

目次

あらすじ

北部高原を旅するフリーレン一行は、武装商会ノルム商会の所領に到達する。
そこで明かされるのは、勇者一行が80年前に背負った「借金」と、崩壊寸前の北部高原の物流事情。
フリーレンは自らを担保に鉱山開発へと向かい、商人と魔法使い、それぞれの論理が交差する。

1. 概要

第70話「ノルム商会」は、戦闘ではなく経済・流通・恩義を軸に描かれるエピソードである。
北部高原という過酷な土地を舞台に、
  • 商会が事実上の国家として機能している現実
  • 勇者一行の過去の影響力
  • フリーレンの価値観と時間感覚が淡々と、しかし重みをもって語られる。

2. 北部高原と食糧事情

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物語冒頭、フリーレン一行は硬いパンを食べながら北部高原を進む。
  • パンは「ゴトッ」と音が鳴るほど硬い
  • 一週間同じ保存食が続いている
  • 北部高原は穀倉地帯ビーア地方を除けば不毛の地
フリーレンは、
「物資が流通していない今は、野営ではこれが主食」
と語り、この土地の厳しさと物流の停滞を示す。

3. ノルム商会という存在

到着した都市は高い城壁を持つ大規模な都市国家のような様相を呈している。
  • ノルム商会はビーア地方の小麦を中心に物資を扱う
  • 北部高原に点在する集落へ物資を届ける流通網を持つ
  • 武装商会であり、国家の手が及ばない地域の事実上の支配者
しかしフリーレンは、
「もうノルム商会に前ほどの力はないのかもね」
と語り、かつての繁栄が陰りつつあることを示唆する。

4. 80年前の借金

関所でフェルンの一級魔法使い証明書を提示した一行、しかし何故か別室へ通される。
現れたのは現商会長ノルム。
「勇者一行の魔法使いフリーレン様。80年前の借金、耳を揃えて返して頂きましょうか」
  • 借金は書面上有効
  • 「いつでもいい」というのは口約束に過ぎない
  • 現商会長は合理主義を徹底する人物
フリーレンが差し出した全財産も、借金の前では「まったく足りない」と切り捨てられる。
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5. フリーレンの“連行”

結果としてフリーレンは、
  • 鉱山で300年働く契約
  • 鞄などの所持品はすべて没収
  • 大柄な男二人に連行される
フリーレンは軽い調子で、
「私の旅もここで終わりだね」
と告げるが、フェルンとシュタルクは当然納得しない。
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6. フェルンとシュタルクの選択

二人は商会長に直談判するが、
  • 借金は金貨300枚以上相当
  • 現実的に支払える額ではない
と突きつけられ、救出は不可能に近いと判断する。
  • フェルンは冷静に「無理ですね」と結論づけ
  • シュタルクは「300年も待てねぇ」と焦る
なおフェルンは、
「今夜には鉱山を襲撃する予定でした」
と後に語っており、実力行使も辞さない構えだったことが明かされる。

7. 鉱山とフリーレンの真意

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一方フリーレンは、鉱山で作業員に囲まれている。
  • 銀鉱を探すための掘削
  • フリーレンが魔法で正確な位置を指定
  • 迷いなく掘り進めさせる
ここで時間が遡り、商会長との真の交渉内容が明かされる。

8. ノルム卿の遺産と商会の事情

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フリーレンは語る。
  • 先々代ノルム卿は北部高原に追いやられた地方貴族
  • 不毛の地に資金を投じ、流通網を築いた英雄
  • 勇者一行が無名だった時代に無期限で資金援助を行った人物
現商会長は現状を説明する。
  • 魔族との戦いで武装隊商と軍の三割を喪失
  • 流通網は壊滅的
  • 商会は国家なら既に滅んでいる状態
だが商会である以上、資金さえあれば再建できる

9. 銀鉱という賭け

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現商会長の狙いは明確だった。
  • 勇者一行の借用書を“切り札”にする
  • フリーレンの力で銀鉱を見つける
  • 成功すれば莫大な利益で商会も北部高原も救われる
「北部高原の果てでも柔らかいパンが食べられますよ」
その言葉に、フリーレンは折れる。
「どちらにせよ先々代から受けた恩は返すつもりだった」

10. 解決と帰還

現在に戻り、銀鉱は無事発見される。
  • 鉱山開発は成功
  • フリーレンは自由の身に戻る
  • 旅は再開可能となる
フリーレンは二人に告げる。
「これから柔らかいパンが食べられるよ」
シュタルクは状況を理解できず戸惑うが、北部高原の未来が一歩前進したことだけは確かだった。

11. まとめ

第70話「ノルム商会」は、
  • 魔法でも剣でもなく
  • 経済と恩義で世界を救う話
である。
フリーレンは圧倒的な力を持ちながら、それを誇示せず、交渉と労働で応える。
また、「柔らかいパン」という日常的な象徴を通して、人々の暮らしを守ることの重みが静かに描かれた一話である。
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