黒執事 | 第215話『その執事、廃忘』ネタバレ(最新話) | Black Butler

Kuroshitsuji
原作(Original Story): 枢やな(Yana Toboso)
黒執事 漫画 215話 ネタバレ 感想 セバスチャン Black Butler Chapter 215 Sebastian
黒執事 第215話ネタバレ
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黒執事 第215話

黒執事 漫画 215話 扉絵 モドリ・ヴラディス Black Butler Chapter 215
配信日2025年5月16日
サブタイトルその執事、廃忘
Gファンタジー2025年6月号
扉絵モドリ・ヴラディス
単行本35巻
登場人物シエル・ファントムハイヴ
セバスチャン・ミカエリス
モドリ・ヴラディス
バーナバス・フェアチャイルド3世
ロドニー・ホール
ホフマン

第215話 その執事、廃忘

「私を忘れたとは言わせないぞ…悪魔!」
セバスチャン「貴方は…!誰?…ですか?」
モドリ「は?まさか忘れたというのか…?このモドリ・ヴラディスを!」
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セバスチャン「申し訳ございません。何を仰っているのかさっぱり…他のどなたかとお間違えでは?」
モドリ「間違い…?間違いだと?貴様にとってはただの戯れ…記憶にも留めぬ一夜だったのだろう。だが…私はあの夜、貴様にすべてを奪われた!この身を地獄に引きずりこんだのだ!」
セバスチャン「お待ちください。身に覚えが…」
モドリ「しらばっくれるつもりか?いいだろう…記憶が思い出せないのであれば身体に思い出させてやる…!」
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バーナバス「お客様をお止めしろ!」
ロドニー「お客様」
ホフマン「どうか落ち着いてください」
モドリ「放せ!」
バーナバス「ホテル…多くの人がここを訪れ何事もなく去っていく。しかし中ではこうして邂逅、別離、再会…それぞれのドラマが交錯することもある。とはいえ、ロビーはお客様をお迎えする玄関口。いかなる事情があるにせよ、他のお客様のご迷惑になる行為はお控えいただかねばなりません。ミスター・ホール」
ロドニー「はい」
バーナバス「お客様をお部屋にお連れして傷の手当てを」
ロドニー「かしこまりました。さあ参りましょう」
バーナバス「ああッ!床に汚れが!ミス・ホフマン」
ホフマン「清掃完了しました」
バーナバス「うむ。いつもながら流石だ、ミス・ホフマン。曇り一つない。舐められるほど美しい床。これでまたお客様を気持ちよくお迎えできる」
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セバスチャン「…支配人、先程の彼は一体?」
バーナバス「申し訳ございません。どのような事情がありましても私どもの口からお客様の個人情報をお伝えすることはできかねます。我々はプロですから。ですが…当ホテルではご宿泊中のゲストの皆様にささやかながら社交の場をご用意しております」
セバスチャン「社交の場?」
バーナバス「当ホテルの“喫煙室”。それは紳士淑女のためのサロン。お寛ぎの合間にお互いの過去と未来を語り合う場としてご活用いただければ幸いです」
セバスチャン「なるほど。顧客の個人情報の開示はできないが、客同士が会話で自ら開示する分には関与しない…という事ですね」
バーナバス「そちら(シエル)のお客様もいつでも喫煙室にお越しください。最高のウイスキーと葉巻を用意してお待ちしております」
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シエル「…で?誰なんだ、さっきの男は?随分と深い関係だったようじゃないか」
セバスチャン「記憶にございません。人違いとしか思えませんが…」
シエル「だがヤツはお前を“悪魔”と呼んでいた。…もしや昔の契約者か?」
セバスチャン「まさか…契約者であれば貴方と同時に存在する訳がない。それにこの姿は坊ちゃんと契約する時に誂えた物ですし」
シエル「それもそうか。僕以前の契約者はすでに全員お前の腹の中にいる…と」
セバスチャン「私は嘘は付きません。本当に覚えていないのです」
シエル「…奴が誰だか覚えていなくても人間に恨まれる身に覚えは?」
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シエル「お前…自傷行為まで見せつけてくる相手に心当たりがありすぎるとは…本当に最低だな」
セバスチャン「あくまで過去の事ですから」
シエル「あの様子では無視を決め込むにしても限度があるし、今後間違いなく邪魔になるだろう」
セバスチャン「ええ。もし本当に過去の私と関係があるのであれば、穏便に話し合いで済ませたいところですが」
シエル「話し合い…ねぇ…まぁ適当な見返りを渡してお引き取り願うのが妥当か。となると気は進まないが…今夜、喫煙室に顔を出してみるとするか。あの男の情報以外にも奴ら(ホテル)の情報が得られるかもしれない」
セバスチャン「かしこまりました」
シエル「はぁ~…屋敷では従順で有能に見えた執事のプライベートの火遊びの尻拭いをする羽目になるとはな…やれやれ」
セバスチャン「うっ…申し訳ございません坊ちゃん」
『7月号に続く。6月18日水曜発売』
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