- リンクを取得
- ×
- メール
- 他のアプリ
Detective Conan | |||
原作(Original Story): 青山剛昌(Gosho Aoyama)![]() TVアニメ『名探偵コナン』 第R155話/第862話ネタバレ | |||
← 第R154話 | 第1164話 → | ||
名探偵コナン 第R155話/第862話![]() | |||
サブタイトル | 17年前と同じ現場(後編) | ||
放送日 | 2025年5月31日 | ||
原作 | 第948話 - 第950話 | ||
第89巻File-11「握られたハサミ」 第90巻File-1「甘い匂い」 第90巻File-2「切り取られた文字」 | |||
OPテーマ | But ノーラヴ (歌: Rainy。) | ||
EDテーマ | Fun! Fun! Fun! (歌: 新浜レオン) | ||
キャスト | 役:声優 | ||
江戸川コナン:高山みなみ 阿笠博士:緒方賢一 目暮十三 :茶風林 高木渉:高木渉 千葉和伸:千葉一伸 赤井 秀一:池田秀一 沖矢 昴:置鮎龍太郎 仙波 和徳:中田譲治 ジョディ・スターリング:一城みゆ希 | |||
あらすじ | コナンと沖矢は運ばれる遺体の傷口に注目。遺体の傷口には蜂蜜のようなペースト状のものが付着していた。コナンと沖矢は仙波が犯人で間違いないと考えるものの、凶器とそれを離れに持ち込んだ方法まではわからずにいた。コナンは仙波が来た時、何か持っていなかったかを玄関のボディーガード2人に確認。ボディーガードは仙波がビニール袋に入った小さな人形、人形のカタログを持っていたと証言する。駄菓子のオマケで、孫にプレゼントすると人形について話していた仙波。他には財布、ハンカチ、鍵くらいしか持っていなかったいう。コナンたちが質問していると、ボディーガードは仙波が来る少し前に黄色いカラーボールが飛んできた事を思い出す。ボールは塀の向こうにある公園から飛んできた可能性が高かったが、誰も取りに来なかったという。沖矢はボールが飛んできた場所を訊ねる。ボディーガードは屋根に何か当たる音がして、離れの奥に行ったと証言し、ボールが転がっていた場所を教える。コナンは鉄格子が付いていない小さい窓に目を留める。それは離れの廊下を挟んで脱衣所の向かいにあるトイレの窓だった。この窓は小さくて、子供でも出入りする事は不可能だった。コナンと沖矢は現場の状況を1つ1つ整理していく。この後、ボディーガードはカラーボールが屋根に当たった時、結構大きな音がした事を思い出す。この証言を聞いたコナンと沖矢は犯人が凶器を離れに持ち運んだトリックを見破る。その時、玄関の方から阿笠の大きな悲鳴が聞こえてくる。阿笠は縁側の下に行列をつくるアリを見て驚いたという。コナンは阿笠との会話をヒントに事件の真相に近づいていく。沖矢は縁側の奥を見て凶器を発見。縁側の下のアリの行列はカラーボールへと繋がっていた。全ての謎を解いたコナンと沖矢は犯人が使ったトリックを再現しながら徐々に犯人を追い込み、事件の全容を解き明かしていく…。 | ||
ネクストコナンズヒント | |||
![]() | |||
第R155話/第862話 17年前と同じ現場(後編)阿笠博士「凶器を持っていなかった仙波さんが犯人じゃないとしても…犯人はどうやって窓に鉄格子がはまったこの離れに侵入したんじゃろうか?」![]() 沖矢昴「いや、犯人は」 コナン「その仙波さんだよ」 「ああ」 「その人形のシリーズが載ってる小さなカタログと一緒にね」 「駄菓子のオマケで孫にプレゼントするっていってたよ」 沖矢昴「カラーボール以外は何も?」 「はい。ボール一個だけでした」 ![]() コナン「ねぇ、この小さな窓って鉄格子がついてないけど、どの窓?」 ![]() 「トイレだよ。廊下を挟んで脱衣所の向かいにある…まあ、こんなに小さかったら子供でも入れないから鉄格子は付いてないんだよ」 ![]() ![]() コナン「(まさか)」 沖矢昴「どうかしましたか?」
![]() 阿笠博士「あ、いや…大したことじゃないんじゃが…アリが行列を作っておって…」 ![]() 阿笠博士「ホレ、母屋の縁の下まで続いておる」 ![]() コナン「でも博士、昆虫の図鑑いっぱい持ってんじゃねぇか」 千葉刑事「ええっ!?」 目暮警部「犯人とトリックがわかった!?」 ![]() 沖矢昴「仙波さんがこの離れに凶器となる鈍器を持ち込んだ方法がね」 ![]() 仙波和徳「ちゃんと説明しただろ!?俺がこの離れに入る時、あの2人にボディーチェックされたって」 ![]() コナン「でも、ビニール袋に入った小さな人形と、その人形のシリーズが載ってる小さなカタログ持ってたんだよね?だとしたらアレも持ってるはずなのに何で持ってなかったの?」 仙波和徳「なんだよ?アレって」 仙波和徳「アレか…邪魔だったからどっか捨てちまったよ」 ![]() 高木刑事「コナンくーん、買ってきたよ。ガチャガチャのカプセルと蜂蜜とカラーボールと大きなビー玉」 ![]() 高木刑事「でも本当にこんな物を犯人は使ったのかい?」 ![]() コナン「カプセルの中にビー玉を入れて、その上から蜂蜜を垂らして、カプセルをはめ直したら」 ![]() コナン「はい、出来上がり。んじゃこのカプセルとカラーボールをトイレの上の屋根に投げてくれる?」 ![]() 高木刑事「投げるのかい?」 沖矢昴「ああ。ボディーチェックを受け、中に入った後、どうされたんでしたか?」 ![]() 仙波和徳「だからよ…樋山が出迎えるのを待ってたんだけど全く来ねぇから勝手に上がって…」 ![]() 沖矢昴「いや、出迎えてくれた樋山さんにおなたはこう言ったはずです。“トイレを貸して欲しい”と」 ![]() 目暮警部「トイレ?」 沖矢昴「もちろん生理現象を催したわけじゃなく、凶器を回収するために」 目暮警部「それは!?」 ![]() ![]() コナン「このカプセルは傾けても…ホラ!ビー玉に蜂蜜が絡まってなかなか転がらないよ?」 ![]() コナン「だからすぐに落ちちゃったカラーボールと違って、ゆーっくり転がって雨樋の中に入って、そのままゆーっくり雨樋の中を進んで」 ![]() コナン「雨水みたいに下に落ちて、雨樋の出口から出てきたんだよ」 ![]() コナン「雨樋って雨水が流れやすいように端に向かってちょっと傾いてるからさ」 ![]() 目暮警部「そうだったのかね?高木君」 高木刑事「はい。しばらくたってから雨樋の出口から出て来ました」 ![]() 沖矢昴「ちなみに仙波さんが塀の外からカプセルをカラーボールと一緒に投げ入れたのは、屋根に当たった時の音をごまかすため。ボディーガードが音の原因をカラーボールだと錯覚してくれれば、すぐにその場から立ち去ってくれますから」 ![]() 目暮警部「しかしこんなビー玉で人なんか殺せるか?」 ![]() 沖矢昴「カプセルの中に入れていたのがビー玉でなく重い鉄球で、それを靴下の中に入れ、ブラックジャックという武器にすれば殺傷能力は格段に跳ね上がる」 ![]() 沖矢昴「撲殺された樋山さんの頭部の傷口に蜂蜜が付着していたのがその証拠…ですよね?仙波さん」 ![]() 仙波和徳「返り血は!?人を血が出るほど殴って殺したんなら、返り血が付くハズだよな!?なのに俺の服のどこにも血なんてついてなかったじゃないか!」 ![]() コナン「トイレの中で裸になったんじゃない?服に血が付かないように。オジさん、慌てて服を着たみたいだったしさ」 ![]() ![]() 沖矢昴「トイレで鉄球を回収した仙波さんはそれを靴下の中に入れ、裸になって樋山さんを呼んだのです。“トイレの水が止まらなくなった”とでもいって」 ![]() 沖矢昴「そしてこのトイレにおびき寄せられた樋山さんは仙波さんに鉄球の入った靴下で殴りつけられ、向かいの風呂場の脱衣所に逃げ込んだが、扉を破られ、コップを投げて抵抗したかいもなく」 ![]() 沖矢昴「仙波さんに止めを刺されてしまったというわけです」 ![]() 沖矢昴「本当は、樋山さんの血や蜂蜜が付いた靴下も体と一緒に風呂場で洗い流すつもりでしたが、靴下が濡れたままスリッパを履けば、スリッパが不自然に塗れてしまう」 ![]() 沖矢昴「だから樋山さんが投げつけて割れたコップの破片をわざと踏んで負傷し、靴下を脱ぐ理由にしたという所でしょうか」 ![]() 沖矢昴「そして慌てて服を着直したあなたは玄関に戻ってボディーガードに樋山さんが脱衣所で殺されている事を告げ、それを確かめるためにボディーガードが脱衣所に向かった隙に」 ![]() 沖矢昴「まあ蜂蜜の匂いに釣られてアリがたかっていた鉄球入りのカプセルはもう鑑識が見つけていますし、コップの破片を踏んだのは踵付近なのにスリッパの奥にまで血がついていたのは、奥についた血が樋山さんの血だという証」 ![]() 沖矢昴「もちろん、あなかの体にも付いているはず。血液反応は一度水で洗い流したぐらいじゃ消せませんから」 ![]() 仙波和徳「ああ…ベットリ付いてるはずだよ。風呂場で洗い流した時、タイルが奴の血で真っ赤に染まってたからよォ」 ![]() 仙波和徳「ああ、止めを刺す前に問い詰めたら…“入院費はこっちで持つから許してくれ”とかほざいてたよ」 ![]() 仙波和徳「俺のジイさんの代から続けてた大切な駄菓子屋だったってーのに…退院して帰ったら驚いたよ。店が粉々に壊されて、でっけー鉄球がぶら下がってたからな」 ![]() 仙波和徳「だから奴の頭も鉄球で砕いてやったんだが…やっぱり俺はしがない駄菓子屋…ごまかしきれなかったよ。とくにガキの目はな…」 ![]() ![]() 目暮警部「…となると被害者が握っていたあのハサミは?」 沖矢昴「現場の床に散らばっていたコップの破片に入った文字は「FU」と「A」と「R」…そしてスリッパに刺されていた破片の文字は「D」…」 ![]() 沖矢昴「“FUSAE BRAND”からFU・A・R・Dを除いて組み変えると“SENBA”になりますから」 ![]() 目暮警部「しかし逃げ込んだ脱衣所の扉が今にも犯人に破られそうなのに、あの小さいコップの文字をハサミで器用に割れるとは思えんが」 阿笠博士「そ…そうか!」 ![]() ![]() 目暮警部「本当に水の中でガラスが?やってみせてくださいよ!」 阿笠博士「いや、切れるように割れると言っても細かい破片は飛び散るからとても危険なんじゃ」 ![]() 阿笠博士「(フサエさんのコップを切りたくはないし)」 ![]() 目暮警部「しかしだったらなんでSENBAの文字の方を残さなかったんだ?その方がわかりやすいのに」 コナン「わかりやす過ぎるからだよ。パッと見て自分の名前だーって犯人に気づかれたら隠されちゃうもん。だから扉を破って押し入ってきた仙波さんに文字を切り取ったコップを投げつけたんじゃない?」
![]() 沖矢昴「そうすれば壁に当たって割れたと錯覚してくれますし…まさか切り取られた文字の方が重要だとは…」 ![]() コナン「犯人も…瞬時に…」 ![]() 沖矢昴「判断することは…不可能…」 ![]() ![]() 目暮警部「なるほどなるほど…手に持ったハサミと出しっぱなしの水は、そのなんちゃら効果のヒントで、問題のSENBAの文字が入った破片は排水口にでも流したというわけですな」 ![]() 阿笠博士「おい?いいのか新一君。この後、事件の事情聴取とかあるんじゃ…」 ![]() ![]() 阿笠博士「っていうか赤井さんはどこ行ったんじゃ?」 ![]() ![]() ジョディ「何なのよ?秀…急に呼び出して」 ![]() 赤井秀一「グローブボックスから俺のタブレットを出してくれ」 ![]() ![]() コナン「(あった!羽田浩司の事件の資料。まだ削除されてねぇな)」 ![]() コナン「(確か手鏡に残った文字は…PTON…)」 | |||
← 第R154話 | 第1164話 → | ||
Detective Conan | |||
アニメエピソード | キャラクター | 漫画 | |
劇場版 | 主題歌 | 名探偵コナン 記事一覧 |