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Kagurabachi | |||
原作(Original Story): 外薗健(Hokazono Takeru)![]() カグラバチ 第79話ネタバレ | |||
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カグラバチ 第79話 | |||
サブタイトル | 曲者 | ||
配信日 | 2025年5月19日 | ||
ジャンプ | 2025年25号 | ||
登場人物 | 漣伯理 薊奏士郎 区堂 死柳兄弟 毘灼メンバー | ||
第79話 曲者漣伯理「お…俺の役目はなんすか!」 区堂「まずは自己紹介。私の名は区堂」 漣伯理「区堂さん!俺の役目は!フーッ…フーッ…」 区堂「焦らない焦らない。次に状況整理。放送の通り敵襲だ」 漣伯理「毘灼?」 区堂「だろうね十中八九。座村さんは今六平千鉱君が足止めしている。此処へ来たということは毘灼の狙いは真打と剣聖だろう。仮にその二つが毘灼の手に堕ちればこの国は終わるわけだが、そんな最悪の想定以前にまず君がある。君の役目を発表します。真打の隔離だ。君が寝ている間に真打の再封印は完了した。楽座市が始まる前と同じような状態だ。あとは亜空間に完全隔離してしまえば毘灼は途方に暮れる」 漣伯理「…蔵」 区堂「妖術の酷使…君の状態はかなり危なく、“蔵”を失いかけていたが、君のもう一つの妖術“威葬”を司る神経を一部移植させることでなんとか持ち堪えた」 漣伯理「じゃあ…」 区堂「君の妖術は生きてる。…ただ、威葬と蔵、両方の機能が少しずつ損なわれた」 漣伯理「使用制限みたいな?」 区堂「簡単に言えば試運転してみないと詳細は掴めないが、妖術を2種類持っていた特異体質だから通った融通だ。次に無茶をすれば今度こそ完全に妖術を失いかねない。楽座市を戦った直後の君に無茶をさせた我々の責任だ…本当に」 漣伯理「いや…助かりました。まだ…まだ役に立てる…!真打のところへ案内してください」 区堂「…ああ、だがそう焦るんじゃない」 漣伯理「でも敵が来てるんじゃ…」 区堂「ここを何処だと思っている」 『神奈備本部 第一層西口』 「おい…ここ神奈備の本部だよな」 「易々と入れたと思ったら待ち伏せの一人もいない…大事なもん置いてあんだろ?こんなガラガラでいいのか」 「罠だろ」 「罠でも構わん。進もう」 職員「(神奈備本部第一層西口…ここを取り仕切るのは勤続18年、神奈備発足時から在籍しているこの私だ)」 職員「(神奈備の前身は“対妖術戦略陸軍”。斉廷戦争時、妖術(小国)による脅威に対抗するための急設された国家組織である。そこでは陸軍の階級制度を採用していた。今は廃止されたが、当時の階級を聞けばその者の大体の実力はわかる。当時の私の階級は少尉。つまり十分な戦闘能力は有している。このフロアに配属されているのは同じように戦闘経験のある者ばかり。万が一の有事の際、侵入者を迎撃するためである。だが)」 「敵は七人。手練れだ。おそらく毘灼。三人がそこに向かってるが号は“鼠”だ」 職員「(敵がこの施設内に入った時点で彼はその者の能力を概算することができる)」 職員「(号“鼠”が意味するのは、その敵がここの者達では歯が立たないと判断したということ)」 「第一層、中央部には迎撃部隊を向かわせてる」 職員「(つまり我々の任務は戦闘をせず、中央部へ敵を見送ること。無駄な死人を出さないために。一人は手に例の紋章がある。毘灼に間違いない。だが残りの二人は…!)」 『男が戦慄するのも無理はない。毘灼と共にいたのは“死柳兄弟”。一般家系の出身でありながらも、かつての将校を含む十一人の神奈備職員を惨殺した』 死柳兄弟「言っとくが報酬いらねぇよ?毘灼ゥ」 死柳兄弟「真打も剣聖もどうでも良い!暴れさせてくれりゃあ!」 職員「(毘灼は全員武闘派ではない…?仮にその埋め合わせだとすれば十分な戦力。今は格子に仕組まれた結界により、こちらの気配は絶たれている。音や殺気を立てなければ存在はバレず戦闘に発展しなくて済む)」 『それでも彼に溢れんばかりの憎しみがあったのは、その惨殺された十一人の中に彼の甥が含まれていたからに他ならない』 死柳「う~ん…やっぱいるな」 死柳「まじ…さすがの感知力だな兄貴」 死柳「二十三いや二十四人か」 死柳「やっちゃう?」 毘灼「好きにしろ」 職員「(なんて奴だ…!結界越しに正確な人数まで…くそ…こうなったら戦るしか)」 死柳「いや、虫ケラだよ。殺す時間も惜しいね。先へ進もう。情けねぇ。頼むぜ神奈備本部。ちゃんと楽しませてくれるんだろうなあ」 『三人の刺客 第一層中央部へ』 「敵は今三人入場したところです。残りの四人は未だ…」 薊奏士郎「報告ありがとう。手袋は…いいよ。素手でやる」 『神奈備本部第一層中央部、曲者処刑場。処刑人“薊奏士郎”。対妖術戦略陸軍、当時若干18歳にして大佐に昇進』 死柳「うるせぇな。大袈裟な威嚇だ」 死柳「ようやくいいのが出てきたな。あいつ…知ってるよ。上玉だぜ」 死柳「黄鎖」 薊奏士郎「(速いな)」 『処刑人は激怒していた』 薊奏士郎「(チヒロ君にはあの時の状況を可能な限り話してもらった)」 死柳「兄貴ィイイ!」 『薊の戦闘様式は“殴殺”。小細工を踏み躙る圧倒的殴殺力(パワー)』 薊奏士郎「(奴は毘灼…おそらく中でも六平襲撃の実行犯。襲撃時、柴が異変を感知してから到着まで10秒にも満たなかった。そのわずかな一瞬で全ての仕事をなした。六平のところへ出向いた三人は精鋭中の精鋭だ。この二人とはわけが違う) ようやく会えたね」 『曲者処刑場規則 曲者は此処で死ね!』 | |||
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