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Kuroshitsuji | |||
原作(Original Story): 枢やな(Yana Toboso)![]() 黒執事 第162話ネタバレ | |||
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黒執事 第162話![]() | |||
配信日 | 2020年3月18日 | ||
サブタイトル | その執事、採用 | ||
Gファンタジー | 2020年4月号 | ||
扉絵 | シエル・ファントムハイヴ | ||
単行本 | 30巻 | ||
登場人物 | シエル・ファントムハイヴ セバスチャン・ミカエリス メイリン | ||
第162話 その執事、採用シエル「青幇(チンパン)の凄腕狙撃手が…女!?」 セバスチャン「はい。ですので女性使用人が不足している当家にはピッタリの人材かと」 シエル「正気かセバスチャン。殺し屋をメイドに勧誘するなんて」 セバスチャン「何を仰います。むしろ殺し屋だからこそ勧誘しているのです。御家の再興に優秀な使用人の雇用は必須。しかし当家の使用人として求められる条件は他のお屋敷とは異なる。ゆえに求人が非常に困難です」 メイリン「条件?」 セバスチャン「主人を危険から警護出来る専門技術が有り、主人を裏切る事が不可能な状況下に在る…さらに坊ちゃんがその眼で実力を認めた者。梟さんはこの条件を全て満たしている」 シエル「しかし…」 メイリン「勝手に話を進めんな!」 メイリン「オレはやらねぇぞ。だいたい…人殺しがメイドなんかやれるわけないだろ」 セバスチャン「そうでしょうか?メイドも殺し屋も主人にとって目障りな汚れを払うのが仕事。道具がハタキか銃かくらいでたいした違いは無いと思うんですけどね。それに殺し以外出来ないと仰るなら、今後どうやって生計を立てるおつもりです?中華系マフィアに追われる身でパスポートも無ければ紹介状も無い。盗人や物乞いすらままならないのでは?」 メイリン「それは…」 セバスチャン「当家の使用人は未経験者歓迎!年齢・人種・経歴を問いません。給金や休暇も保証されていますし、砂糖や紅茶をはじめとした支給品も充実。働きによっては昇給も可能です。どうです?悪い条件じゃ無いでしょう?その瞳、坊ちゃんの為に活かしてみませんか」 メイリン「(こいつら…どうかしてる。オレをメイドに?オレが転がり込めば自分達もチンパンに狙われるんだぞ。ん?もとから白は伯爵の命を狙ってたんだから同じことか?何よりオレが伯爵を殺しやすくなるじゃないか。でも暗殺は失敗。組織はオレを始末しようとしてる。メイドなんか無理だ。どこか遠くへ身を隠して…でも行くあても金もない。くそっ、頭が混乱してきた)」 『ぐぅうううう~』 シエル「ごほん!セバスチャン、他の屋敷の使用人をヘッドハンティングしたいのなら相応の礼儀を見せるべきじゃないのか?」 セバスチャン「おっと、これは失礼致しました。では…どうぞこちらへ」 メイリン「どういうつもりだ」 シエル「どうって…手を使わず食事はできないだろう」 メイリン「食事!?(刺客の眼の前に刃物を置くなんて、こいつら馬鹿か?これでガキを人質に)」 セバスチャン「梟さん、ナイフは外側に置かれた物からお使い下さい」 シエル「セバスチャン、客人に恥をかかせるな。もてなしの基本だろう。マナーなど気にするな」 メイリン「(客人…だと?なめやがって)」 セバスチャン「お待たせ致しました。温野菜と蒸し鶏のサラダとテールシチューでございます」 メイリン「(な…なんだこれは…今まで嗅いだことがないくらいすげぇいい匂い)」 セバスチャン「焼きたてのカンパーニュでございます。バターを付けてお召し上がり下さい」 メイリン「(う…うまそう…いやでも毒が入っているかも)」 シエル「毒の心配か?お前を殺しても僕にはなんのメリットもない。いつまでナイフを握ったままでいる?食べ方がわからなのか?こうするんだ」 セバスチャン「坊ちゃん、お行儀が悪いですよ」 シエル「今日は僕もマナーを気にせず好きにやる。シチューはこの食べ方が一番美味しいんだ。うん、悪くない」 シエル「ほら、お前もやってみろ」 メイリン「(やわらかくてあったかい。カビの臭いもしない。小麦とバターの甘い匂い)」 メイリン「(冷たいパンを食うために宝石も命も奪って奪って奪ってきた) あったけぇ…あったけぇよぉ…」 シエル「そうか」 セバスチャン「お口に合ったようで良かったです」 シエル「セバスチャン、パンとシチューのおかわりを」 | |||
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