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原作(Original Story): 枢やな(Yana Toboso)![]() 黒執事 第152話ネタバレ | |||
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黒執事 第152話![]() | |||
配信日 | 2019年5月18日 | ||
サブタイトル | その執事、別働 | ||
Gファンタジー | 2019年6月号 | ||
扉絵 | メイリン | ||
単行本 | 29巻 | ||
登場人物 | メイリン 藍猫 (ランマオ) ジェーン アビー | ||
第152話 その執事、別働『ロンドンから鉄道で北へ211マイル。霞たなびく荒野(ムーア)が広がるノース・ヨークシャー』 メイリン「ええと、たしか駅に迎えの馬車が…」 「そこのお二人さん!あんたら新聞広告見て来たメイドかい?」 『馬車に乗ってしばらく経った頃…』 「お嬢さんがた、見えてきたぜ。あれがヒースフィールド男爵のお屋敷さ」 メイリン「大きなお屋敷ですだ」 「こんなど田舎にしちゃ立派なもんだろ」 『ヒースフィールド男爵邸で面接』 アビー「名前はメイとラン。中国人の姉妹…ね。英語はいつ頃?」 メイリン「子供の頃、両親と一緒に…父は茶葉を運ぶ船(ティークリッパー)に乗っていました」 アビー「それで?」 メイリン「両親が流行病で死んでしまって、つてを頼ってロンドンへ…貿易商を営むご一家のお屋敷で雑役女中(オールワーク)をしていました」 アビー「そう。紹介状がないようだけど、辞めた理由は?」 メイリン「貿易会社が倒産して…ご家族が使用人を置き去りにしたまま夜逃げを…」 アビー「なるほど…でも都会なら職がいくらでもあったでしょうに何故わざわざこのお屋敷へ?」 メイリン「30歳以下であれば人種を問わないとあったので…ワタシは24、妹は18ですだ」 アビー「…ですだ?」 メイリン「あっ!」 アビー「中流階級の使用人だったなら訛りを咎められることもなかったんでしょうけどね…まあいいわ。二人とも字は読める?」 メイリン「一通りは」 アビー「いいでしょう。貴方達を採用します」 メイリン「ありがとうございます!」 アビー「人手はいくらあってもいい。ジェーン、彼女達を部屋へ案内して」 ジェーン「はい、ミセス・アビー」 メイリン「本当に大きなお屋敷ですだね」 ジェーン「都会のタウンハウスに比べればね。大きいばかりで掃除が大変。だからいつも人手不足よ」 メイリン「使用人は何人いるんですだか?」 ジェーン「35人。メイドは20人もいないわ。ここが貴方達の部屋。蝋燭は後で家政婦のミセス・アビーにもらいに行って……そうだ、この屋敷の消灯時間は22時よ。厳守してね」 メイリン「えっ!?そ…そんなに早く休んでいいんですだか?」 ジェーン「ヒースフィールド男爵のご意向よ。使用人にも十分な休息は必要だって。食事も毎日きっちり三食とってもらうわ。お風呂は二日に一度。休日に街まで降りたいなら使用人用の大型馬車を出してくれるからそれに乗ってちょうだい」 メイリン「えぇっ?贅沢すぎですだ!」 ジェーン「旦那様は少し変わってらっしゃるのよ」 メイリン「す…すごい!夢みたいな厚待遇ですだ!ヨークシャーまで来てよかった!ねえラン!」 ジェーン「そのぶん昼間はしっかり働いてもらうわ。メイド服は持ってきてる?」 メイリン「は…はい。前のお屋敷のが」 ジェーン「じゃあ早速着替えてちょうだい」 メイリン「あ…あのぉ…ずっとそこで見てるですだか?」 ジェーン「別にいいじゃない。女同士でしょ」 メイリン「は…はあ」 メイリン「着替えましただ」 ジェーン「…うん悪くないわ」 メイリン「きゃっ!?」 ジェーン「何?この男物みたいなブーツ」 メイリン「あぁっと…前のお屋敷で支給されたものですだ。ワタシ、女にしては足が大きくて」 ジェーン「ふぅん…まあ今じゃ女王陛下も編み上げブーツを履く時代ですものね。前職は二人ともオールワークだったのよね」 メイリン「はい」 ジェーン「この屋敷では姉はハウスメイド、妹はランドリーメイドとして働いてもらうわ。じゃあ邸内を案内するからついてきてちょうだい」 メイリン「はい!行こうラン」 ランマオ「うん、お姉ちゃん」 | |||
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