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Kagurabachi | |||
原作(Original Story): 外薗健(Hokazono Takeru)![]() カグラバチ 第94話ネタバレ | |||
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カグラバチ 第94話 | |||
サブタイトル | 二の矢 | ||
配信日 | 2025年9月22日 | ||
ジャンプ | 2025年43号 | ||
登場人物 | 漣伯理 薊奏士郎 巳坂奈ツ基 漆羽洋児 幽 北兜 壱鬼 嘉仙 夜弦 剣聖 | ||
第94話 二の矢『真打についてのある見解』 壱鬼「君の話では蔵にモノをしまうには玄力を込めて“登録”とやらを行わなければならない。楽座市に出品された妖刀真打は最初から封印が解かれていた」 壱鬼「すると漣京羅は封印が解かれた状態の真打に早い段階で玄力を込めていたことになる。つまり、玄力を込めるだけでは特に影響はなく、“使う”という明確な意思があって初めて真打の力は発動される…と考えれば、あらかじめ玄力だけ込めておいて神奈備本部に置かれた状態で力を発動するなんてことも可能なわけだ」 漣伯理「…それが起爆剤」 壱鬼「そうだ。だが力を使えると言っても一時的。その恩恵の代償に剣聖が体を乗っ取ろうと蝕んでくる。発動者は自我を保っていられず、あっという間に始末に負えなくなる。楽座市での漣京羅のように。作戦とするには鋭すぎる諸刃だ。だからこの手を仕込んでくる可能性は低いと考えていたが、一応の調査で誰の玄力も仕込まれていないことは確認した。そして真打は封印。前回同様、私と嘉仙も夜弦で行った。楽座市以降、真打に触れたのは非雪達を除いてこの三人だけだ」 薊奏士郎「白い羽織を着ていた三人だよ。真ん中に座っていた人が神奈備の長官。両隣がその補佐だ。神奈備の妖術師でトップの実力者でもある」 漣伯理「でも区堂さんは…」 区堂《薊は頭一つ抜けている》 壱鬼「…ほう?」 薊奏士郎「多分、戦闘面の話だね。僕は皆さんと比べて肉体的にまだ少し若いから。妖術という点だけで見れば足元にも及ばない。先天的に備わっている妖術以外の結界術や封印術は学問に近いんだ」 漣伯理「聞きました。巻墨の人たちは二層の書庫の全部頭に入ってるとか…」 薊奏士郎「白の羽織着たお三方は彼らの倍近く頭に入っているよ」 壱鬼「毘灼の無茶…何か大きな切り札を用意しているのならば納得できるのだが、私が抱く懸念はその三人のうちの誰かが毘灼に与えているのではないか…ということだ。白羽織の人間なら真打の封印に影響を与えられる。例えば、混乱の隙に真打の封印を緩めて神奈備本部の捨て駒に真打を握らせる…とかな。まあ毘灼がただ本当に無謀な真似をしているだけかもしれんが…二人は長い付き合いだ。この懸念が杞憂であることを確かめに行く」 『現在』 嘉仙「壱鬼」 壱鬼「嘉仙 (問題なし。封印は健在。考えすぎだったか?)」 嘉仙「漣伯理…無事だったか」 壱鬼「これから真打を予定通り彼の蔵へ移す。誰の手も届かないところへ (毘灼にここを堕とす術はない)」 嘉仙「…いや」 『幽&北兜VS漆羽&奈ツ基』 北兜「斬り合いはもう終わりか!?」 幽「(二人とも妖術を惜しみなく…いち早く俺たちを殺す気だ。漆羽…座村が残した切り札。どいつもこいつも簡単には丸め込まれてはくれない。そして京都での結末も侮れない。北兜…お楽しみは終わりだ) 仕方ない」 『ハクリサイド』 壱鬼「(封印に問題はなかったはず!なぜ…封印の内側から溢れ出ている…ということはまさか封印前から何か仕込まれていた?見落としはしていない…いや…もしあの時、何者かの玄力が仕込まれていることを知っていて、隠蔽工作できる人間がいたとすれば…まさか…だがこの手は…)」 『幽サイド』 幽「(俺が真打に玄力を込めたのは、真打を楽座市に出品する直前だ。楽座市で確かめたかったのか、真打の力の主導権がどちらにあるのか。こちらに“猶予”があるのかどうか。使おうとして瞬間に乗っ取られるようじゃどうにもならない。そしてわかったことは漣京羅ほどの並外れた精神力じゃなければ戦闘すらもままならないということ。自殺行為だ。わかっている。だが、比類なき執念の下には試す価値があると彼が教えてくれた)」 剣聖「勾罪」 幽「言っただろ。これは死闘だ。この力でお前達を蹂躙する」 | |||
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