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WIND BREAKER | |||
原作(Original Story): にいさとる(Satoru Nii)![]() WIND BREAKER 第191話ネタバレ | |||
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ウィンドブレイカー 第191話 | |||
サブタイトル | 距離 | ||
配信日 | 2025年9月3日 | ||
掲載サイト | マガジンポケット | ||
登場人物 | 桜遥 楡井秋彦 蘇枋隼飛 杉下京太郎 桐生三輝 柘浦大河 梅宮一 柊登馬 椿野佑 水木聡久 桃瀬匠 橘ことは 楓川 梓沢基希 椚清正 | ||
第191話 距離『風鈴高校 屋上』 「マジかよ…楓川のヤツ、あれだけ暴れ回ってあっさり行っちまった」 梅宮一「はーい!気を取り直して交流会の続きだ。さぁさぁまだ飲み物あるぞ。暑いからちゃんと水分摂れなー」 桃瀬匠「飲みます飲みます。喉乾いたですー」 楡井秋彦「桜さん、だ…大丈夫でしたか?」 桜遥「別になんともねぇよ」 桐生三輝「いやー蹴りエグかったねー。流石はこの世代No.1の呼び声高い人」 蘇枋隼飛「見応え十分だったよね」 柘浦大河「せやな!でも桜君かてあの伝説に勝った男や。そんな桜君から見てどうやった楓川君は」 桜遥「どうって…まぁ…“本物”だろうな、あれは…」 梓沢基希「だよねー」 楡井秋彦「おお!桜さんが認めた」 椚清正「言い過ぎだ」 桐生三輝「ひゅー桜ちゃんが言うなら間違いないね」 柘浦大河「おおー負けてられん!」 蘇枋隼飛「ああ…でも最後すれ違い様、何か言われてなかった?」 桜遥「あ?あぁ…オレがてっぺんになるのは絶対認めねぇって…」 楡井秋彦「な…なんすかそれ」 桜遥「なんだ…なんでお前が怒ってんだ」 楡井秋彦「だって…思うことは別にいいですけど…言われなくたっていいじゃないですか」 桜遥「いや、そうは言うけど、お前だって入学初日、オレがてっぺんとるって言ってたの散々止めようとしてたじゃねーか」 楡井秋彦「あ…あれは桜さんをクラスの人たちと衝突させないためですぅ!楓川さんのとはちがいます」 蘇枋隼飛「桜君もだけど、にれ君も変わったね」 桜遥「別に何とも思ってねーよ。ここは身内色が濃い場所だって十分に分かってる。外から来たヤツを気に入らねーヤツがいてもおかしくねぇ。それに杉下だって似たようなもんだろ」 楡井秋彦「杉下さんだって…今は違いますぅ…」 桜遥「?何なんだお前」 梓沢基希「まぁ…楓川は風鈴生にしてはイレギュラーだけど、他のみんなと変わらないくらい街への思いは強い。いやむしろより強いかもね」 椚清正「輪を乱すのは納得できんがな」 梓沢基希「それにあいつが今日から来たってことは、桜がどれだけ街のために活躍しているか知らないんだろう。あまり気にしなくていいよー」 桜遥「だからしてねぇって」 梓沢基希「とはいえ…街の外から来るヤツなんて珍しい。なんでわざわざここに来ててっぺんとろうと思ったのかはみんな気になってると思うよー。なんせ桜はめちゃくちゃ活躍してるんだ。オレは気になるなー。なー」 椚清正「オ…オレはそこまでじゃないぞ。貴様勝手に一緒にするな!」 梓沢基希「って…あれ…何この空気」 桜遥「そ…そうだぞ。なんだお前ら」 楡井秋彦「あぁ…えっとその」 柘浦大河「そんなん!聞きたくてワクワクしとるからに決まってるやろ!」 梓沢基希「なんだ、みんな知らないんだ。あ、秘密にしてるとか?」 桜遥「別にそんなんじゃねーよ」 桐生三輝「(桜ちゃんは何かあるとは思ってたけど気を遣って触れなかったのに…とか思ってんのかなー。つげちゃんは本当鈍いな)」 桜遥「大したことじゃねーけど、不良の名門があるって聞いて、そこでは盆も正月もケンカがない日はないって話で…ケンカしか取り柄のないド底辺の嫌われ者が一番かけてケンカしてるなんて最高だと思ってよ。そこで一番になれば、せめて自分で自分を認められるかなって…こんなクズみたいなオレでもさ…」 桜遥「いやわかってるよ!それは昔の話だってんだろ。そーだよ。知らずに入ってきたんだよ!」 梓沢基希「あ…いや、そこじゃなくてさー…桜はクズなの?それとも誰かにそう言われたの?」 椚清正「やめろ!まったく貴様は毎回毎回ズケズケと!少しは空気を読まんか!」 梓沢基希「え…だって気になるじゃん」 楡井秋彦「く…椚さんの言う通りです (だって十中八九良い過去じゃない…そんな話を無理にさせたらしんどいに決まってる)」 桜遥「知りたいのか?」 梓沢基希「無理にとは言わないけど、話してくれるなら知りたい」 桜遥「そっか…なんで?」 梓沢基希「なんで?んー…なんでか…聞いてた桜の活躍とか、今話してみてオレは桜のことクズだと思わないし、そう言ったヤツがいるなら、それは違うって言いたいし、桜が思ってるだけなら、どうしてそう思うようになったのか知りたい」 桜遥「…知ってどうなる?」 梓沢基希「親しくなれる」 桜遥「?」 梓沢基希「そいつがどんなものを見て何を思ってきたかを知ることって、そいつがどんなヤツかを理解するのに精度の高い情報になると思うんだ。それも又聞きや噂話じゃなくて、面と向かって聞くことでさらに深く理解できるとオレは思ってる。あ、もしかして自分から話すのフェアじゃない的な?ならオレから話すよ。えーっと」 椚清正「いい加減にしろ」 梓沢基希「まあぐちゃぐちゃ言ったけどさ…入学当初の桜だったら言えてないと思うんだー。話したのは今日が初めてだけど、入学当初の桜って見ててなんか近寄りにくいっていうか、何言っても答えてもらえないだろうなって…何が言いたいかっていうと、今の桜と仲良く、近くなりたいんだよ、オレが」 桜遥「(仲良く…近く…なんとなくわかる気がする…たしかに“そいつ”の話を聞いた後、近くなった気がした。話してくれたあいつらはオレと…そうなりたいと思ってたのか?)」 桜遥「(話すのか…あれを…いや…大丈夫。こいつらなら大丈夫)」 梅宮一「おーい桜。楓川のことなんだけど…」 桜遥「オレは…」 | |||
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