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原作(Original Story): 芥見下々(Gege Akutami)![]() 呪術廻戦モジュロ 第1話ネタバレ | |||
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呪術廻戦≡ 第1話②![]() | |||
原作 | 芥見下々 | ||
作画 | 岩崎優次 | ||
サブタイトル | 特級事案 | ||
配信日 | 2025年9月8日 | ||
ジャンプ | 2025年41号 | ||
ページ数 | 54ページ | ||
登場人物 | マルル・ヴァル・ヴル・イェルヴリ 乙骨憂花 乙骨真剣 乙骨憂太 真希 宇佐美 | ||
第1話② 特級事案マル「参ったな!何も見つからん!」 乙骨憂花「そら慣れてないやつが見たって何も分かんないって」 マル「え!?憂花は何かわかったのか!?」 乙骨憂花「マル、この道どっちに行きたくなる」 マル「…右」 乙骨憂花「じゃあ次」 マル「左」 乙骨憂花「次」 マル「まっすぐ。なにをしている?」 乙骨憂花「はいこれ」 マル「さっき書いていたものだな。私が選んだ道順を予測していたのか!しかも全て当たっている!だからなんだ!遊んでる場合か!?」 乙骨憂花「今説明するから黙ってろ!」 乙骨憂花「さっきの道、物理的な視線誘導や呪いがかけられてる。目的もなく歩いてる人や好奇心で動く子供なら術師の思惑通りの道順に招き入れることができると思う」 マル「もしそれが…!」 乙骨憂花「結界術の発動条件かも。決まった道順を通ったものを捕まえる結界」 マル「静かに子供を拐かすにはもってこいというわけだな。許せん!だがすごいな憂花は!これで皆憂花を見直すぞ!」 乙骨憂花「別にぃ!?こんなの窓の人でも分かるしぃ!?」 マル「まど?」 乙骨真剣「おい」 マル「うお!真剣!」 乙骨真剣「どこで油売ってんだよ」 マル「(置き去りにしたことを覚えていたのか!?)」 乙骨真剣「気づいたらこの結界、誘われたままに道を進むと捕まるぞ」 マル「!気づいていたのか!?」 乙骨真剣「ん?ああ。道具持ってくる。ちょっと待ってろ」 マル「すまん憂花」 乙骨憂花「別にアンタは悪くないでしょ」 マル「でも…」 乙骨憂花「気にしすぎじゃない?何?」 マル「…私も双子の弟がいる」 乙骨憂花「へぇ双子」 マル「全然仲良くなくてな、何度も仲直りしようとしたがダメだった」 乙骨憂花「…喧嘩の理由は?」 マル「理由?特にない。弟曰く、私はポンコツすぎてイライラするらしい」 乙骨憂花「(ちょっと分かるのが悲しいところだな)」 マル「弟を理解してやれないのが辛い。弟に理解してもらえないのが辛い。これがずっと続くと思うと辛い。私みたいになると辛いと思うから指輪の問題を解決して真剣と憂花には仲良くして欲しかったんだ」 乙骨憂花「そっちがうまくいってないからって理想の兄弟の形を押し付けないでくんない?しかもこれ多分繰り返す問題だし」 マル「(心の機微が理解できないのか?)」 乙骨憂花「私は指輪さえ取り戻せば兄貴のことなんてどうでもいい」 乙骨真剣「俺達の読みが正しければ道順のスタートはここだ。報告は済んだからちょこちょこ道を塞いでいこう。多分全部塞がなくても結界術の条件は満たせなくなるだろ」 乙骨憂花「こんなもんでいいかな」 乙骨真剣「おい待てガキ!」 マル「消えた!」 乙骨真剣「くそ!(結界術に空間転移を盛り込めるなんて…相手はかなりレベルの高い呪詛師だ。だが俺達もここまで道順通りに来ている) マル!憂花!オレはこのまま今のガキを追う。オマエ達は宇佐美さんに委細を報告しろ」 乙骨憂花「私もいく」 乙骨真剣「ダメだ」 乙骨憂花「なんで!」 乙骨真剣「俺がオマエより強いって証明するためだ」 乙骨憂花「…!ふざけんな。絶対私も行く」 マル「なんで真剣だけ!?」 乙骨憂花「(刀も残ってる…呪具だからか!) 一定以上の呪力を持つものは結界が弾いてるんだ。術師に攻め込まれないように」 マル「真剣だって術師だろう!?」 乙骨憂花「兄貴は特殊体質。呪力をもたない術師なの。だから呪具で戦う」 マル「じゃあマズイではないか!子供を助けに行ったのに…」 乙骨憂花「ミイラ取りがミイラになるね」 マル「なんて分かりやすい慣用句だ!いうてる場合か!」 乙骨憂花「落ち着けよ。兄貴の言ってた通り、宇佐美さんに報告して私達は解散しよ」 マル「へ?助けに行かないのか?」 乙骨憂花「どこに?」 マル「私に策がある。うまくいけば場所を特定できる」 乙骨憂花「適当言っちゃって…もういいっしょ。まあぶっちゃけるとモチベ全然上がんない。聞いたでしょ。アイツ、マジで私に嫌がらせしてやがった。刀取られるなんて思ってなかったんでしょ。自業自得。ダサすぎ」 マル「…宇佐美は連絡すればすぐ来てくれるのか?」 乙骨憂花「宇佐美さんは今頃東京。手の空いてる術師がいれば、その人が来てくれるんじゃない?誰かしらいるでしょ」 マル「ダメだ!助けに行こう!」 乙骨憂花「うるさい!嫌だって言ってんでしょ!」 マル「ダメだ!」 乙骨憂花「しつこいな!」 マル「もしこのまま真剣が殺されたら憂花は一生後悔する!それはダメだ!真剣だっていつか心変わりするかもしれない。でも死んだらそれもなくなってしまうんだ。たった一人の兄妹なんだ。信じてやれ。どんなに喧嘩しても憎まれ口を叩いても兄妹を呪ったりするな!」 乙骨憂花「ポット出のオマエに何が分かる!勝手に理想を」 マル「理想の何が悪い!誰かに理想を求めて応えてもらえねば自分は傷つくかもしれない!恥をかくかもしれない!辛い!辛いさ!でも辛いだけだ!理想を諦めるのは傷つき!恥をかき尽くした後でもいいじゃないか!私もまだ弟を諦めない!憂花も諦めるな!」 乙骨憂花「…助けになんていかない」 マル「…そうか」 乙骨憂花「殴りに行く」 マル「…ああ!行こう!」 呪詛師「京都はほら、道が格子状になってるじゃん。僕の結界術と相性よかったんだよね」 乙骨真剣「だからって高専のある呪術師の本場でやるかね。とんだ間抜けだな」 呪詛師「状況的に間抜けは君だけどね」 乙骨真剣「(ぐぬぬ転送と拘束がセットとは…)」 呪詛師「それにもう人身売買ビジネスはやめるんだ。君も呪術師なら聞いてるだろう」 乙骨真剣「…?」 呪詛師「え、知らないの?マジで?」 乙骨真剣「なんだよ、言えよ」 呪詛師「宇宙人が来たんだ」 乙骨真剣「電波系の呪詛師でしたか。もっとインテリ系かと」 呪詛師「残念ながらマジだよ。この地球外生命体の襲来を総監部は68年前の両面宿儺並の特級事案に認定した」 乙骨真剣「両面宿儺!?ありえねぇ。人外魔境のグラウンドゼロを生み出した怪物だぞ?」 呪詛師「近代史は入ってるようでなにより。京都超常決議保安条約の履行によって宇宙人との外交任務は日本に丸投げされたんだ。星を跨いだ文化の壁は避けられない大きな歪みを生む。俺はね、宇宙人による侵略戦争が始まるとみてる。そして恐らくこの外交任務と戦争で日本の化けの皮が剥がれる」 乙骨真剣「どういう意味だ」 呪詛師「条約締結のきっかけでもあった68年前の呪術テロ“死滅回游”。それを平定した五条悟や虎杖悠仁をはじめとする傑物達が今の日本にいるか?術師の弱体化が世界に露呈した時、ハリボテの新エネルギービジネスは終わり。日本人の価値も目減りしていくだろうね。こちらとしては商売上がったりだ。引き際だよ。最後に君を売り渡して一儲けさせてもらおうって算段」 乙骨真剣「(殺さないのは俺が商品だからか) いくらか気になるな。さっきのガキとセット売りか?」 呪詛師「いや、子供はもう梱包済みだよ。君は呪力が弱い様だけど術師だから競売にかける」 呪詛師「実際辟易してたんだ。不潔だし、想像力はないし、言葉遣いは癇に障るし。子供は話せば話すほど嫌いになる」 乙骨真剣「同じレベルだからじゃねぇの?まともに働けねぇ大人は惨めだね。可愛げがある分、ガキの方がまだマシだ」 呪詛師「強がるね!ここは条約締結前、超常基金がない時代に予算不足でインフラが改修されず放置された旧市街地だ。デカい声で喚いたっていいんだよ!助けなんてこないから!」 | |||
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