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原作(Original Story): 芥見下々(Gege Akutami)![]() 呪術廻戦≡(モジュロ) 第3話ネタバレ | |||
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呪術廻戦≡(モジュロ) 第3話 | |||
原作 | 芥見下々 | ||
作画 | 岩崎優次 | ||
サブタイトル | 森を泳ぐ | ||
配信日 | 2025年9月22日 | ||
ジャンプ | 2025年43号 | ||
登場人物 | 乙骨真剣 乙骨憂花 マルル・ヴァル・ヴル・イェルヴリ クロス 宇佐美 長田 | ||
第3話 森を泳ぐ宇佐美「人喰い鮫が出た。今回の任務はその駆除になると思う」 乙骨憂花「鮫ぇ?そんな行政の仕事でしょ」 乙骨真剣「呪術師が出しゃばる理由があるんすか?」 宇佐美「現場が岐阜なんだ…」 乙骨憂花「……あー?岐阜って海なし県じゃない?」 乙骨真剣「そういやそうだ。川を遡上した鮫?」 宇佐美「いや、この鮫は森を泳ぐ」 『新幹線』 乙骨真剣「…呪霊はな、東京にしか出現しないんだ」 マル「ジュレイ…?」 乙骨真剣「今日は話しかけていいんだな」 マル「?」 乙骨真剣「知らねぇのか?オマエ達も呪術は使うんだろ?」 乙骨憂花「この国の人達の呪力が漏出、蓄積、形を成したものだよ。妖怪、幽霊、怪異の正体はまずコレね」 乙骨真剣「この手の“異形の討伐”任務はここ数十年、人外魔境の東京以外で発生してない。それが宇宙人が来た途端にこれだ」 マル「…ほう?」 乙骨憂花「この“人喰い鮫”の正体がアンタら宇宙人なんじゃないかって言われてんの」 マル「なっ、さっき見せてもらったが、私の同胞はあんな形じゃないぞ!人だって食べない!」 乙骨憂花「やっぱ宇宙人なんじゃねーか」 マル「う…すまん。時が来たら話す…」 乙骨憂花「宇佐美さん同様、なんか言えない理由があんでしょ。悪い奴じゃないよ」 マル「憂花…」 乙骨憂花「多分」 マル「……」 「被害者は2人。目撃者は3人。食い散らかされた被害者の遺体のそばで“鮫”を見たと。どちらの現場も近くに水場は無し」 『岐阜県』 乙骨憂花「今更なんだけど見間違いってことは…」 村人「ネエチャンよ、俺は確かに見たんだ。月明りのない夜、この目(老眼)でな…!」 📱乙骨憂花「ってわけで私は見間違いなんじゃねぇかなって。ただ解剖の結果、遺体についた歯形が熊とかとは少し違うみたい。もう一人の目撃者に話聞いたら合流するわ」 乙骨真剣「だってよ」 マル「うむ…」 乙骨真剣「こんなのが日本各地でコソコソやってんじゃねぇだろうな」 マル「どう言う意味だ?」 乙骨真剣「水面下で侵略してんじゃねぇだろうなって聞いてんだよ」 マル「(そうならない様コッチは…!) そっちこそ宇宙人をどうこう言える程、地球人の理性と道徳は成熟しているのか?」 乙骨真剣「あ?人ん家に上がり込んでおいて随分な言い草だな」 マル「…好きでわざわざ…なんでそんなに突っかかる!?私の何が気に入らない!」 乙骨真剣「こっちは呪術師なんだよ!いつどんな任務で死んだっておかしくねぇんだ!テメェみてぇなマヌケは隣に置いてられねぇんだよ!」 マル「弟のようなことを言うじゃんないか!私のどこが間抜けだ!」 乙骨真剣「この前の誘拐犯を倒したアレ!どんな術式かは知らねぇが、あんなことができるならなんで初めからやらなかった?」 マル「……!説明したじゃないか。私は任務に手を出さぬよう上から言われていたのだ」 乙骨真剣「その命令はガキの命より優先されることなのか?」 マル「それは…」 「鮫だーーッ!」 乙骨真剣「どいてろ!」 マル「待て!真剣の呪具はここで使えば山火事になってしまうのではないか!?」 『正論。』 乙骨真剣「じゃあテメェはなんかできんのか役立たず!」 マル「何をう!これなら火を使わずに斬れるだろう!?」 乙骨真剣「舐めんな!んな手助け必要ねぇよ!」 鮫「なんだぁ、見ねえガキ共だな」 マル・真剣「オッサンだー!」 鮫「誰がオッサンだ!俺はまだ46だ!」 乙骨真剣「ストレートにオッサンじゃねぇか」 鮫「オマエらこそなんだ。高校生?呪術師がこんな田舎に何しに来た」 乙骨真剣「高専知ってんのか?」 鮫「知ってるもなにも俺も卒業生よ。術師以外でこんな芸当できるかよ」 乙骨真剣「(先輩だった…)」 マル「討伐任務に来たのだ。“人喰い鮫”が出たと聞いてな。オッサンがそうなのか?」 鮫「誰が人なんか喰うか!最近は酒とアテ以外まともに食ってねぇわ!」 乙骨真剣「それはそれで問題あるだろ」 長田「俺は長田。さっきも言ったが元呪術師だ。ここに出るのは“人喰い虎”よ。名を虎之助という。俺はそいつを追ってんだ」 乙骨真剣「虎ぁ!?日本に野生の虎が?」 マル「とら?」 長田「四半世紀も前の話さ。海外の違法業者が持ち込んだ番いの虎がこの山に居着いたんだ。近親交配で虎之助はそいつらの孫にあたる。ガキの頃から頭が良い虎でな。言葉が通じずとも目を見ればお互いの言いたいことが分かったもんよ。そんで最近、頂上付近の寿命を迎えたメガソーラーが復活したんだ。例の超常基金の流れだ。そのせいで川が枯れちまった。暑さもあるんだろうがな。川が枯れれば、生態系は崩れる。水源と獲物を求めて山を降りてきた虎之助に村の連中がやられたってわけだ」 乙骨真剣「そしてその虎を長田(オッ)さんが仕留めようとしてる所を村人に目撃されたわけか」 長田「まぁほぼ正解だ。俺の降霊呪術は被った者の能力を場所選ばずに降ろして引き出すことができる。勘違いした村人を責めないでやってくれ」 乙骨真剣「責めてないぞ。長田(オッ)さんを責めたい気持ちはある。事態をややこしくしやがって」 長田「だが俺は虎之助を仕留めたいわけじゃねぇ。救ってやりてぇんだ」 乙骨真剣「人を殺した獣は駆除しなきゃならない。人の味を覚えたなら尚更だ」 長田「ガキに諭されなくても分かってらあ。だが今回は事情が事情だ。人間の事情で住処を追いやって人間の事情で殺すのか?俺の家は人里から随分と離れてる。村の連中とは反りが合わなくてな」 乙骨真剣「そこなら安全に虎を飼えるってか?」 長田「俺は呪術師だぜ。虎の一匹や二匹、管理できる」 乙骨真剣「ダメに決まってんだろ」 長田「…安全や…本当の生態系の話をするなら虎之助の親の親の時点で駆除すべきだったさ。だが俺は共生の道を選んだんだ。今更考えは変えられない」 マル「(共生…) 真剣、私からも頼む」 乙骨真剣「ダメだ。その虎が今後また人を殺したとして、アンタに何ができる」 長田「腹でも切れってか?」 乙骨真剣「アンタが腹を斬ろうと被害者にも遺族にもなんの足しにもなんねぇって話をしてんだよ」 長田「ここまでだ」 乙骨真剣「?」 長田「近い (なんのために鮫を降ろしてしたと思う!血の匂いに特化した嗅覚!そこにいるな!虎之助!そうだったな。オマエは昔から頭が良かった)」 マル「長田(オッ)さーん!」 マル「真剣!待ってくれ!」 長田「いやいい」 『回想』 長田《大丈夫。俺も独りだ。ああすまんすまん!まだ母ちゃんが生きとったな!だが親はいずれ先に死ぬ。孤独は必ずしも悪いことばかりじゃない。きっとオマエを強くする。それでもどうしようもなくなったらいつでも俺んとこ来い》 長田「(俺を訪ねてきたんならまだもしかしたらって…でももうあの時のオマエはいないんだな…!もう無理なんだな…!?) せめて苦しませずに…頼む (すまない虎之助…)」 長田「すまん。嫌な役割をやらせちまった」 乙骨真剣「いいよ。仕事だ」 長田「…呪術師だな」 乙骨真剣「…マル」 マル「私達と地球人が共生できるかどうか判断するための情報を集めるのが私の役割だ。私の術式は双子の弟と共有しているのだから…緊急時以外使用は禁止されている」 乙骨真剣「!(双子の弟…!?)」 マル「私が大きく力を使えばそれは弟に伝わる。私が力を使わざるを得ない事態があったとなると、地球人の心象が悪くなると考えたんだ。この前はそれで躊躇していた。地球人の子供の命を軽く見ていたわけじゃないんだ。すまん」 乙骨真剣「それ…俺に言っていいのか?」 マル「ダメだな。秘密にしてくれるとありがたい」 乙骨真剣「なんで言う気になったんだよ」 マル「仲良くしたい。この虎と宇宙人は同じかもしれない。でも私達は言葉が通じる。ならば言葉を尽くして“私”を伝えたい」 虎「にー」 マル「真剣!?待て!」 乙骨真剣「長田さん、今度は目を離すなよ」 長田「…ああ!」 マル「いいのか…?」 乙骨真剣「いいもなにも…ソイツがどうなるかはまだ誰にもわからねえ。俺達もな」 マル「ああ!そうだな!」 『未来はまだ、ここから』 | |||
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