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SPY×FAMILY | |||
原作(Original Story): 遠藤達哉(Tatsuya Endo)![]() SPY×FAMILY 第121話ネタバレ | |||
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スパイファミリー 第121話 | |||
掲載サイト | 少年ジャンプ+ | ||
配信日 | 2025年8月18日 | ||
次回配信 | 2025年9月1日 | ||
登場人物 | アーニャ ロイド ヨル メリンダ フィオナ ノーラ クロウリー オーセン | ||
MISSION: 121フィオナ「今週は来ませんでしたね」 ロイド「まあ想定内だ。検査の結果、脳器質も認識機能も異常なし」 フィオナ「となるとドノバン宇宙人説が現実味を帯びてきますね」 ロイド「バカ言うな」 フィオナ「(ユーモアのつもりが怒られた)」 ロイド「宇宙人はないだろうが、そう思わせる変化が当時あったのだろう」 フィオナ「そうですね。現在メリンダの証言にあった長男誕生の14年前、または次男の6年前、その前後のドノバンの動きを重点的に洗ってます。…しかしデズモンド家の内緒と戦争計画に関連が?」 ロイド「無ければ無いでいい。ドノバンの人となりへの理解が多少でも深まれば懇親会で対峙した時の強みになる」 フィオナ「懇親会への道のりは…」 ロイド「聞くな。険しいままだ。ひとまず当時の周辺関係者リストをもう一度総ざらいして情報が取れそうな者を固めていこう。念のため、オカルト方面もだ」 フィオナ「承知しました。慎重に進めてみます」 ロイド「メリンダ本人は…ヨルさんに何とかパイプを繋いでいてもらおう」 『ヨル&メリンダ ボウリング場』 ヨル「やりました!これがストライクってやつですね?」 メリンダ「すごいわヨルちゃん!ピンが5レーン向こうまで弾け飛んでったわ!」 メリンダ「でもなるべく物を壊さないようにね」 ヨル「すみませんすみません」 メリンダ「アナタやっぱり面白いわぁ」 「やった!今日は北区に勝利よ!ありがとうフォージャーさん!」 ヨル「今日はお招きいただきありがとうございました」 メリンダ「またねフォージャーさん」 ヨル「あっ、そうだ。忘れてました。メリンダさん、前に眠れないっておっしゃってたので、もしよかったらこれ…ノルトカノコソウの根を使ったハーブティーです(ギンピーさんブレンドなのでよく効きます)」 メリンダ「ありがとう。でもごめんなさい。人から飲食物はあまり受け取らないようにしているの」 ヨル「あっ…そうですね。偉い人は色々大変ですものね」 メリンダ「偉い人だなんてよして頂戴」 ヨル「あのっ、でもこれ本当に毒とか入ってませんので!ほら!むぐっ…喉に…げへへッ!」 メリンダ「やだ大丈夫!?プッ…アハハ!アナタ本当に面白い子。よかったらこの後少しどう?」 『車の中』 メリンダ「ヨルちゃん、こないだありがとう。そしてごめんなさい」 ヨル「?」 メリンダ「私ね、病院であなたの旦那さんに診てもらったわ」 ヨル「えっ!そうだったのですね。ロイドさんそんなこと全然…殴られませんでしたか?」 メリンダ「医者には守秘義務があるからね。とてもちゃんとした人だって思ったわ。悩みを吐き出して少しだけ心が軽くなった。でも今週の診療行けなかった。立派な先生で、私をわかろうとしてくれて、寄り添ってくれて…でもそれが何だか心を見透かされているようで怖くて…私はいつからか“自分を知られること”が怖くなってしまった。情けないわね私ってば…」 ヨル「メリンダさん……私も怖いです。本当の自分を知られるのは」 メリンダ「ヨルちゃんでもそんな風に思うことがあるのね。あっ、“でも”なんて言ったら失礼ね。ごめんなさい。知られたくないってのは旦那さんに?」 ヨル「はい…まあ…」 ノーラ「誰にでもあることなのかもしれませんね奥さま」 メリンダ「嬉しいわ!ヨルちゃんと一緒なんて嬉しいわ!そうだ、前に占いに来てくれたことあったじゃない?もし興味あれば…」 『読書会』 クロウリー「それでは始めましょう。みなさん、手を繋ぎ目を閉じて。私たちは今夜、宇宙との調和を求めここに集いました。光よ、きたれ」 ヨル「え?えっ!?えぇーーーっ!?」 メリンダ「リラックスしてヨルちゃん。別に怪しい所じゃないから」 ヨル「これは一体…」 メリンダ「ごめんなさい。いきなりで困惑してるわよね。ほら、私、オカルトにハマってるって言ったじゃない?ここはね、そういう趣味の人たちの集まりなの」 「何だいデズモンドさん。素人を連れてきたのかい?」 クロウリー「趣味とは失敬な。私は生涯をかけて神秘学を研究している」 メリンダ「ごめんなさいクロウリーさん。でも今日はお客さまのためにライトな感じでいきましょう」 「アンタの紹介なら信用するが、珍しいもんだねぇ」 メリンダ「これはね、私たち〈読書会〉って呼んでるの。まあ、お悩み相談みたいなものよ」 クロウリー「宇宙におわす〈上位者〉がエーテルの海に刻んだ森羅万象・過去未来のすべての記録〈エーテルの書庫〉。そこへアクセスし、真理の一部を読み解くことによって我々の魂を高次へと…」 メリンダ「クロウリーさん!」 「子どものおもちゃにあるでしょう?降霊ボードっての。あれの亜種みたいなものよ」 ヨル「ああお祭りでダミアンさんがやってたやつ…」 メリンダ「やだ、あの子そんなことしてたの!?」 クロウリー「汝…えーっと」 メリンダ「ヨル・フォージャー」 クロウリー「汝、ヨル・フォージャーよ、迷える魂をここに示せ」 ヨル「はい?」 メリンダ「ほら、さっき“本当の自分を知られるのは怖い”って言ってたじゃない?旦那さんには言えないこともここで吐き出していいのよ?」 クロウリー「では始めましょう。手を繋いで目を閉じて。〈上位者〉よ、〈書庫〉へと至る門の鍵をお貸ください。迷える魂に情報(ひかり)を。さあどうぞ、ヨル・フォージャー」 ヨル「えっと…(どうしましょう。何か言わないといけない雰囲気…!“殺し屋をしてます”とはもちろん言えない。“最近オットのことを好きになりました”も色々と無理…) えーっと…えーっと…私本当はプリンやヨーグルトなどのフタの裏についたやつを食べたいのですが…オ…オットがいる前では恥ずかしくてそれができず悩んでいて…」 「(くだらねぇええ!)」 クロウリー「(くだらなすぎて思わず目開けちゃったよ!え…私今から宇宙の上位者に向かってプリンのフタのこと聞かねばならんの!?メリンダさん何でこんなの連れてきたの!?)」 メリンダ「わかるわヨルちゃん」 「(わかるの!?)」 メリンダ「どんな些細な一挙手一投足でさえも相手の機嫌を変えてしまわないか不安になるものよね。そして見栄や体裁を気にしすぎる現代の病そのものだわ。聞いてみましょう。本当の彼女が受け入れてもらえるかどうかを」 クロウリー「(聞くの?むずい…!このお題マジまずい!だが私もプロの読書家(リーダー)!読み解いてみせる。開門ッ!)」 クロウリー「閲覧終了。鍵をお返しします。感謝申し上げます。私が視たビジョンはざわめく森、カーテンが閉まった部屋、煙、カラスのじゃんけん、オドオドしたティーカップ、頭痛が痛い、赤い吹雪」 「あんまりよさそうな感じじゃないね」 クロウリー「何か心にピンときたのは?」 ヨル「い…いえ特に…」 クロウリー「今回はノイズが多く、ハッキリとは視えなかったが、フタの裏は今後そっとしておいた方がよろしかろう (私はマジメに何を言ってる…?)」 ヨル「や…やっぱりダメですか…」 「なんだか卑しいものね」 メリンダ「そんなことないわ!みなさん、戦中戦後の食糧難を忘れちゃったの?フタまでベロベロして食べ物を大切にするヨルちゃんは立派よ!」 ヨル「いやベロベロまではしてません…スプーンで…」 メリンダ「もっと良い解釈があるかもしれないわ!クロウリーさんだって読解の調子が悪い日もあるでしょ?」 クロウリー「むっ…私が間違ってると?」 「まあまあ今日は周波数が乱れてたんだよ」 「そうだな。このへんでお開きにしとこうか」 ノーラ「早かったですね奥さま」 メリンダ「今日はつまらなかったわ!ねぇヨルちゃん」 ヨル「いえ別に私は…よくわかりませんでした」 メリンダ「はっ!そ…そうね。私ってば何でこんなにカリカリしてるのかしら。読書結果を疑ったことなんてなかったのに…でもだってあなたみたいな素直な人が不幸せになるなんておかしいもの。大丈夫よヨルちゃん。あの旦那さんはきっとベロベロするヨルちゃんのことも受け入れてくれるわ!」 ヨル「メリンダさん…ベロベロはしてません。そうですね、ロイドさんは素敵な方ですからフタのことも認めてくれますよね。ありがとうございます。ちょっとだけ勇気出ました」 メリンダ「あらやだ。そんなまっすぐに自分の旦那のことを素敵って言えるヨルちゃんはやっぱり素敵だよ」 ヨル「えっ、いや…」 メリンダ「そうね…私ももう少しちゃんと人と向き合わないと。ねぇヨルちゃん、これ…先生に渡しといてくださらない?」 ヨル「ノート?」 メリンダ「不安になった時のこととかを思い出して書けって言われたの。診療に行って渡せばいいんだけど、それはまだ少し怖くて…」 ヨル「わかりました。渡しておきますね。お任せあれ!」 メリンダ「ありがとう。また遊んで頂戴ね」 ロイド「(ヨルさん、思った以上にメリンダとの信頼関係を築いているな)」 『夫が病気で倒れてからしばらく後、あの人は人が変わったように排他的で怒りっぽくなった。その日の仕事の予定は夫には伝えていなかったのに帰宅するなり、“A議員には会うな”と言われた。最初は監視されているのかと思った』 ロイド「(月日は曖昧だが状況や会話は鮮明だ。裏が取れれば貴重な情報源になるかもしれんぞ、これは)」 『夫が首相を退く前後?官邸かどこか…オーセン教授が来るというので迎えを出そうかと考えていたら何も言わぬうちに止められた。無言で睨みつけられ身がすくんだ』 ロイド「オーセン教授?」 『目標とご近所さんが不意に繋がる。次回9月1日配信予定』 | |||
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