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原作(Original Story): 日向夏×倉田三ノ路![]() 薬屋のひとりごと〜猫猫の後宮謎解き手帳〜第92話ネタバレ | |||
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薬屋のひとりごと 第92話 | |||
サブタイトル | いたずら | ||
サンデーGX | 2025年9月号 | ||
配信日 | 2025年8月19日 | ||
登場人物 | 猫猫(マオマオ) 壬氏(ジンシ) 高順(ガオシュン) 白鈴(パイリン) 女華(ジョカ) やり手婆 趙迂(チョウウ) | ||
第92話 いたずら『虫が苦手な皆さま、本当にごめんなさい!壬氏×飛蝗の禁断のコラボ』 猫猫「はい、あーん」 『”もちろん、本当に食べさせる気はなかった。ちょっとしたいたずらという、軽い気持ちだった。壬氏さまの機嫌が悪くなったらやめるつもりだった”と後に猫猫は語った』 猫猫「(なんだろう、出来心で化粧してしまった時とは別の意味で、見てはいけないものを見てしまった気がする)」 壬氏「粥」 猫猫「あ、はい (食わんのか?) あの…何か気に入らない具材でも…」 趙迂「そばかす、こいつはちょっと連れてくぜ。にいちゃん、自分がやったことに責任持てよな」 猫猫「(壬氏さまの顔を見ると仕事にならなくなる妓女が多いから、あの妹に給仕を任せたけど、悪いことしたな)」 『部屋を出て…』 趙迂「なーそばかす。ちょっとそこ座れよ」 猫猫「はあ?おい、その紙と筆どうした?」 趙迂「婆がくれた」 猫猫「あの婆が?(怪しい。紙なんて高級品をけちな婆がただで渡すわけがない)」 やり手婆「ほれ猫猫。趙迂の話を聞いておやり。今日は妓楼で寝ていいから」 猫猫「どうかした?変なの見ておかしくなったんじゃ…」 やり手婆「いいからほれ、寝る前に風呂入ってきな。寝間着も貸してやるから」 猫猫「(うさんくせえ…)」 猫猫「で?なんなのさ…白鈴(パイリン)小姐、女華(ジョカ)小姐」 白鈴「私たちはただのやじ馬よ、続けて」 趙迂「さて、そばかす。好みの男を言ってみろ」 猫猫「……は?なんだそれ、先に風呂に」 やり手婆「真面目に答えな!」 白鈴「猫猫、婆に逆らっちゃだめよ~」 趙迂「とりあえずどんなのが好みなんだよ。背が高いとか筋肉質とか」 猫猫「(面倒くせえなあ) あー…あんまり大きくない方がいい」 趙迂「ふむふむ」 猫猫「やせてるよりふくよかな方がいい」 趙迂「ひげは?」 猫猫「あってもいいけど濃いのはどうも」 趙迂「顔は?」 猫猫「鋭いよりやわらかい方がいい。狐目とか絶対だめ。最悪、滅びればいいと思う」 趙迂「眉も下がってるくらいがいいか」 猫猫「そこは任せる」 趙迂「こんなもんかな」 白鈴「なんか地味ねぇ」 やり手婆「世間知らずっぽいねぇ」 女華「却下」 猫猫「どんなんになったんだ」 猫猫「……似てる」 白鈴「えーっ、猫猫好きな男いたのぉ!?」 やり手婆「どんな男だい」 猫猫「男というか…後宮の医官にそっくり」 白鈴「なーんだ、つまんないの」 やり手婆「やれやれ」 趙迂「先、風呂借りるー」 猫猫「(なんだったんだもう) 女華小姐いかないの」 女華「あんたの気持ち、分からなくもないよ。男なんていつ気が変わるがわかりゃしない。それが力のある男ならなおさらだ。白鈴姐みたいな性格なら止めやしないよ。あれは魔性だからね。でもあんたは違う。あんたはあたし寄りだからね」 猫猫「(女華小姐は三姫の中では最年少だ。才女として教養で客人を歓ばせる。女華小姐の話についていけたら科挙にも受かると、金持ちの受験生が連れてこられるほどだ)」 女華「ここにいれば嫌と言うほど分かる。心が変わらぬ御仁はいない。所詮は女郎であんたは女郎の子。それが現実」 猫猫「小姐、ちょっと吸い過ぎだろ」 女華「いいさ、たまには。真面目なツラした文官どもは女が煙草を吸うのを嫌うからね。客がいない時くらい好きにさせな」 『一人残され目を伏せる。照らす月に背を向けて。次号、9月19日頃発売の10月号につづく』 | |||
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