- リンクを取得
- ×
- メール
- 他のアプリ
| Jujutsu Kaisen≡ | |||
原作(Original Story): 芥見下々(Gege Akutami)![]() 呪術廻戦≡(モジュロ) 第9話ネタバレ | |||
| ← 第8話 | 第10話 → | ||
呪術廻戦≡(モジュロ) 第9話 | |||
| 原作 | 芥見下々 | ||
| 作画 | 岩崎優次 | ||
| サブタイトル | ドゥーラ・ヴァル・ボビディ・メチカ(後編) | ||
| 配信日 | 2025年11月3日 | ||
| ジャンプ | 2025年49号 | ||
| 登場人物 | マルル・ヴァル・ヴル・イェルヴリ クロス ジャバロマ ドゥーラ ダブラ | ||
第9話 ドゥーラ・ヴァル・ボビディ・メチカ(後編)『シムリア星人の第三の目はロロルカの源。どの種族にとってもかけがえのない臓器だ。ルメル族だけがカリヤンが死ぬと第三の目から涙を流す。我々以外のシムリア星人が第三の目から涙を流すのは生まれる時と死ぬ時だけ。第三の目の落涙は脳への負荷が大きく、それこそ命を落としかねない』 (※ロロルカの源:地球での呪力) 「デスクンテ族長の娘が?カリヤンに食い殺された?」 ドゥーラ「それで…?」 クロス「…まさか」 「カリヤンはデスクンテ領では何年も前に駆除が完了している。ルメル族が恣意的にカリヤンを嗾けない限り起こらないと…娘の命の対価として運河を含む領地の9割を要求、報復戦も厭わないそうだ」 「言いがかりだろ!そんなもんが通るか!」 「だが既に使者より決闘の申し出が…」 『デスクンテ族は戦争で結末を決めない。結末を決めた後に戦争を始める。シムリアでは力を持つ者が同様に権限を持つことが多い。それは我々ルメル族も例外でない。だがデスクンテ族はその傾向がより顕著で強い者が正しい者だ。お互いが選出した戦士による1対1の決闘を行い、勝てば目的を遂げるまで相手を蹂躙する。負けたら相手の主張を認め、争いをやめる』 「決闘…そうか…ははっ、いいじゃねぇか!決闘!なあ!ドゥーラ!」 クロス・マル「……?」 「そうか、マルやクロスは知らねぇか」 「そらそうだろ。当時いくつだ?流石に生まれてはいるよな。俺たちの村が無くなる前、デスクンテが催した闘技会。優勝者はドゥーラだ」 マル「そうなのか!?強いとは思っていたが…」 「当時のデスクンテ戦士長も参加した闘技会だ」 「試合もデスクンテ族に阿った組み合わせだったよな。それでも優勝したんだ」 「シムリア最強はドゥーラだ。これはいけるぜ!」 ドゥーラ「よせ。闘技会に出なかった奴は山ほどいる。それに…」 『この時、何故ドゥーラが今までマルや私にこのことを黙っていたのかよく考えるべきだった』 クロス「決闘…断ることはできないのか?」 「ダメだ…戦士として本懐を遂げなかった相手にデスクンテ族はより残酷になる。断るのは論外だ」 クロス「戦闘に負けるのと断るのは同義というわけか」 『やられてもやり返さない。だが今回は戦わねばルメルのみんなが殺されるかもしれない』 ドゥーラ「受けるよ決闘。俺が闘う」 『決闘当日』 『デスクンテの代表を目前にしてルメルの戦士達は確信してしまった。心臓が痺れるような、手足が乗っ取られたような、脳みそがやすられるような、最低の感覚を私は忘れない』 クロス「ダメだドゥーラ。逃げよう…!殺される…!ドゥーラが逃げても誰も責めない!みんなドゥーラに感謝してる!それは変わらない!だから!」 ドゥーラ「クロス」 ドゥーラ「ダブラ、久しぶりだな。妹は元気か?………人質か?」 ダブラ「ドゥーラ…俺はどうしたら…オマエが死ぬまでやれと言われている…」 ドゥーラ「…いいよ。気にするな。ここでの結果は重要じゃない。だが少し頼みがある」 ダブラ「…分かった」 ドゥーラ「もう少し喋らせてくれ。ここにはルメルやデスクンテ以外の民も大勢いるからな。聞いてくれ!我々ルメルとみんなとの間に壁があることは認める!ルメルが持つカリヤンという宗教だ!だが事の始まり、10年前のルメル族の追放はカリヤンを発端とした宗教戦争ではない!ムルの採掘場を巡ったデスクンテによる侵略だ!」 『ムルはロロルカをあらゆる力に変換できる特殊な鉱石だ』 ドゥーラ「確かにデスクンテ族は元ルメル領で取れるムルで大きな利益を上げている。今回の娘の件も実際は…」 「滅多なことを言うな。殺されるぞ」 ドゥーラ「そのことを今更どうこういうつもりはない。戦争が起こり、その発端が誰かの経済的な思惑や野心だとしても、宗教戦争だということにしてしまえば、他の民族は口が出しづらい。“私たちの知らない何かがあるんだろう”と仲裁や援助に消極的になってしまう。だが宗教というのは本来、暮らしに根付いた教典であって、壮大な文化思想であるべきではない。私たちが尊重して欲しかったのは、宗教ではなく宗教が根付いた暮らしだ。我々ルメルは君達と変わらないただの人間なんだ。だからどうかルメルを助けてくれ。君達の隣人として認めてほしい」 「始めろダブラ」 クロス「バカが!何を考えている!」 マル「オマエ!ダブラと言ったか!手を抜いたな!全力で戦わなかったな!それでも戦士か!ドゥーラを侮辱したな!」 ダブラ「すまない。顔を傷つけたくなかったんだ」 『後から聞いた。ドゥーラとダブラは親友だった。ルメルが隔離される前は戦士としてお互いを高め合っていた。ダブラは目立つのが苦手で彼の実力を知っていたのは当時ドゥーラだけだったらしい』 『回想』 クロス《それはドゥーラの口癖か?》 ドゥーラ《あん?“隣人”のことか?》 クロス《ドゥーラのいう隣人とはなんなんだ?》 マル《隣の人だぞ》 クロス《うるさい。オマエに聞いてない》 ドゥーラ《大切なものがなんで大切か理解してくれる仲間のことだ》 『現在』 《君達の隣人として認めほしい》 クロス「(無理だよドゥーラ。私達は何よりあなたが大切だったんだ)」 「どうする…明日の朝にはここはデスクンテのものになる」 「子供と女衆だけでは移動するしかないでしょうね」 クロス「残りの土地に何があるというのだ。通した水路がなければ、ろくな農耕も始められず、また病も蔓延る」 「このままジリジリとくたばるくらいなら、いっそ戦って死ぬか。デスクンテ族の角を折ってケツに突っ込んでやりてぇ」 「まぁそれが戦士らしいか」 ジャバロマ「戦士の仕事は戦って死ぬ事ではなく、女子供を守る事です」 マル「他の民族は助けてくれないかな。ドゥーラの話を聞いて思うところがあるかも」 「期日は明日だぜ。期待するだけ無駄だ」 『誰かに死を望まれている恐怖と怒り』 「テメェ、何しにきた!」 「ダブラ…!」 ダブラ「ドゥーラが君たちに遺したものがある」 ジャバロマ「これは」 クロス「ムル…!?運河の掘削中に出たものをドゥーラが取っておいたんだ」 「なんで黙ってたのかな」 「量が量だ。デスクンテに知られたくなかったんだろ」 「そっか、運河周辺はカリヤンの棲家だったからデスクンテの調査も及ばなかったんだ」 ジャバロマ「きっとこれでルメルを再興するつもりだったのでしょうね」 「…これもそのうちデスクンテに見つかる。ドゥーラが…俺達がしてきたことは全部無駄だったんだろうか」 『回想』 ドゥーラ《なんでこんなことしてるかって?》 マル《いや理解はしたんだ。でもドゥーラが自らやろうと決心した動機が知りたい》 ドゥーラ《街や村ってのはな、過去の誰かが望んだ理想そのものなんだ。いつか俺が死んでも運河は残る。そこからルメルをより良くしようとまた誰かが何かを作る。その流れの一部になれるってなんか…凄くねーか?…分かんねーか》 マル《いや!凄い気がする!》 クロス《…そうだな。凄いことだ》 『現在』 マル「無駄なんかじゃない。運河と同じだ。これもドゥーラの遺した私達ルメルの道なんだ」 「(なんだ…?マルとクロスのロロルカが…?)」 ジャバロマ「(…まさか!これはムルではない。より純度の高い…!)」 マル「みんな探してみないか?私達の安住の地を」 「そんなもんどこにもねぇよ」 マル「あるさ!同じような人が住む同じような星が。シムリアを出ればきっとある!」 「シムリアを…?…出る!?」 「星!?」 ダブラ「俺も行く。ドゥーラと約束したんだ。ルメルのみんなは俺が守るよ」 マル「行こう!空の彼方へ!私達の隣人を探しに!」 『そして彼らは旅立つ』 | |||
| ← 第8話 | 第10話 → | ||
| Jujutsu Kaisen | |||
| アニメエピソード | キャラクター | 漫画 | |
| 劇場版 | 主題歌 | 呪術廻戦 記事一覧 | |


.png)
.png)
.jpg)

.jpg)
.jpg)
.jpg)
.png)

.png)
.png)