葬送のフリーレン | 第9巻80話『聖雪結晶』ネタバレ | FRIEREN

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原作(Original Story): 山田鐘人×アベツカサ
葬送のフリーレン 漫画 80話 ネタバレ 感想 扉絵 フリーレン フェルン シュタルク FRIEREN Chapter 80
葬送のフリーレン 第80話ネタバレ
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葬送のフリーレン 第79話

サブタイトル聖雪結晶
配信日2022年1月19日
サンデー2022年8号
扉絵フリーレンフェルンシュタルク
単行本9巻
登場人物フリーレン
フェルン
シュタルク
ヒンメル
アイゼン
ハイター

第80話 聖雪結晶

『勇者ヒンメルの死から30年後。北部高原シュマール雪原
フリーレン「路銀がね、もうちょっとしかないの」
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シュタルク「そう…」
フェルン「これだと一週間暮らせるかどうかですね。まったく無駄遣いばかりするからですよ」
シュタルク「まぁ、なんにせよこんな雪原のど真ん中じゃどうしようもないか」
フリーレン「ん?待てよ。確かここら辺って…進路を変えるよ。資金の当てがあるかも」
フェルン「ここは…」
シュタルク「集落とは違うな。冒険者の野営地か?」
「野郎共!今日も気張って行くぞ!」
「おーーー!」
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フェルン「ここはなんなんですか?」
フリーレン「聖雪結晶を求めて集まった冒険者の野営地だね」
シュタルク「聖雪結晶?」
フリーレン「この地方の雪原で生成される鉱物だよ。魔法薬の原料になるんだ。この地方でしか取れない貴重な物でとても高価なんだよ」
シュタルク「なるほど。つまりその聖雪結晶ってのを探して路銀を稼ぐんだな」
フリーレン「シュタルクもまだまだ甘いね。聖雪結晶はめったに見つかる物じゃない。だから高価なんだ」
シュタルク「じゃあどうやって稼ぐんだよ」
フリーレン「冒険者相手に商売をしている市場を見に行こうか。面白いものが見られるよ」
シュタルク「普通の市場と変わらないように見えるけど」
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フリーレン「値段を見て」
フェルン「パン一個、銀貨一枚…相場の10倍以上しますね」
フリーレン「聖雪結晶の採掘で稼いでいる裕福な冒険者を相手にしているわけだからね。他の地域よりも物価は上がる。聖雪結晶が高価なのは二つの理由がある。一つはその希少性。もう一つは凶暴な魔物がうろつく危険地帯にあるからだ。私の言いたいことがわかる?」
フェルン「物価が上がっているということは討伐依頼の報酬も上がっているということですね」
フリーレン「流石だねフェルン」
冒険者「この場所に地元の人間しか知らない大規模な鉱脈がある。ここに巣くっている魔物を倒してほしい。それと討伐が終わったらこの場所に対人結界を張ってほしいんだ」
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フェルン「対人結界?」
冒険者「ああ。人が立ち入れないようにしてほしい」
フリーレン「わかった。引き受けるよ」
フェルン「それにしても対人結界を張ってほしいだなんて変わった依頼ですね」
フリーレン「採掘にも人員や費用を集める時間が必要だからね。横取りを防ぐために対人結界を張って場所を押さえること自体は珍しいことじゃないよ。とにかく討伐に向かおうか」
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フリーレン「見つけた」
シュタルク「大きな魔物だな」
フリーレン「油断しないようにね。討伐依頼が出ていたってことは野営地の冒険者じゃ歯が立たなかったってことだ。油断すると死ぬよ」
シュタルク「報酬に見合った強敵って訳か」
フリーレン「じゃあ倒すよ」
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シュタルク「流石に強かったな」
フェルン「もうすっかり夜ですね」
フリーレン「今夜はここで野営だね」
『翌朝』
フェルン「フリーレン様。朝ですよ。起きてください」
フリーレン「うーん…あと5時間…」
フェルン「凍死しますよ。それより見てください。聖雪結晶の鉱脈が朝日に照らされて綺麗ですね」
フリーレン「…そうだね」
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『回想』
ヒンメル「今回は路銀を稼ぐことが目的だったけれども、まさかこんな光景に出会えるとはね」
アイゼン「綺麗だな」
ヒンメル「このために魔王を倒す価値は十分あるな。僕達が魔王を倒せばこの美しい光景を誰もが見られる時代がくるんだ」
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『現在』
フリーレン「誰もがって訳にはいかないけど、沢山の人がこの光景を見られる時代が実際にやってきた。不思議な気分だ。でもそれも人の手によって切り崩されていく。少し寂しいけどこれもまた時代の流れだね。それじゃあ結界を張って戻ろうか」
冒険者「ありがとう。助かったよ。約束の報酬だ。これであの鉱脈を保護できる」
フリーレン「保護?採掘のための結界じゃないの?」
冒険者「俺はこの地方出身の冒険者でな。あの美しい光景を観て冒険者を目指したんだ。感謝する。お陰で故郷の景色を守れた」
フリーレン「そう」
フェルン「フリーレン様…物価が高いのになんでここで魔導具を買ったんですか」
フリーレン「貴重な物だったんだよ」
シュタルク「当分、路銀には苦労しそうだな…」
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