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Kuroshitsuji | |||
原作(Original Story): 枢やな(Yana Toboso)![]() 黒執事 第184話ネタバレ | |||
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黒執事 第184話 | |||
配信日 | 2022年1月18日 | ||
サブタイトル | その執事、放浪 | ||
Gファンタジー | 2022年2月号 | ||
扉絵 | バルドロイ、フィニアン、メイリン、セバスチャン | ||
単行本 | 32巻 | ||
登場人物 | シエル・ファントムハイヴ セバスチャン・ミカエリス フィニアン メイリン バルドロイ ロナルド・ノックス エイダ サム | ||
第184話 その執事、放浪『セバスチャン&バルド』 バルドロイ「あれ以来オレは根無し草だ。オレは先住民との戦いに何度も身を投じた。戦争がある場所を探し回ってな…とびきり優秀な人殺しとはよく言ったもんだ」 バルドロイ「オレは“殺すために”生きた。家族の仇だけじゃない。ただ目の前に現れる奴らを皆、仇にしたんだ。狭い村を出て、アメリカじゅうを転々としながら血と泥にまみれて戦場を転げ回って、殺して、殺されて…俺はやっと気付いた。“そんな単純な話じゃない”と、村長が言っていた意味が。幸せ?平凡?安住?んなものハナから存在しなかったんだよ。オレらのご先祖様にとってドリームは奴らにとっての悪夢。オレらの開拓は奴らにとっての侵略。オレらの共存は奴らにとっての搾取。そんな奴らの正義が…」 バルドロイ「それでもオレは許せなかった。戦わずにはいられなかった。生き延びたら生き延びただけ奴らを沢山殺せる。ずっとそればかり考えてた。それから先はあんたが知っての通りだ。超能力もねぇ、空も飛べねぇ、農民の小倅がなぜか生き延びて“不死身の傭兵”だ…あげくの果ては闘い続けるために仲間の死体まで食おうとして…完全に狂ってた」 セバスチャン「そうでしょうか?貴方はこの屋敷にいる誰より“普通の”人間ですよ。貴方は正しく死を恐れる事が出来る。おそらくこの屋敷で唯一…だからこそ貴方をスカウトしたんです」 セバスチャン「さあ片付けはここまでにして休みましょう。明日も早いですよ」 バルドロイ「いつの間にキレイになってる!?…やっぱりクレイジーだ」 『翌日』 フィニアン「セバスチャンさーん!サムさんが今週の食材を届けにきましたよ!僕、荷下ろし手伝ってきます!」 メイリン「ワタシも行きますだ」 セバスチャン「バルド」 バルドロイ「へーへー、食材を管理するのはシェフの仕事だろ?」 セバスチャン「今日もご苦労様でした。村の様子は変わりませんか?」 サム「おらんちの牧場で乳牛が子供を産んだんだ!」 フィニアン「わ~!おめでとうございます!」 サム「母牛に似てたくさんお乳を出してくれる乳牛に育てばええが」 サムの孫「この辺は伯爵のおかげで土地もいいから牧草もよく育つし心配ないよ」 バルドロイ「…そうか…じゃあ…うんと甘くて栄養たっぷりなミルクを期待してるぜ」 サムの孫「うん!任せてよ!」 《貴方は正しく死を恐れる事が出来る。おそらくこの屋敷で唯一》 フィニアン「バルドさん!見てくださいこの人参!おもしろーい!足はえてる!」 セバスチャン「こらフィニ。遊んでいないで荷物を運びなさい」 バルドロイ「(ご先祖様のように一生畑を耕して、平凡に幸せに…それはもう叶わないけれど…あいつらの分までここに根を張って生きていく)」 『現在 バルド&エイダ』 バルドロイ「オレもアンタも大切なものを失いながら生き延びた。だがアンタは憎しみに駆られて命を奪い続けたオレと違う。悲しみをバネにたくさんの命を救ってきた。“奇跡の癒やし手”の噂は真実だった」 エイダ「……!」 | |||
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