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Detective Conan | |||
原作(Original Story): 青山剛昌(Gosho Aoyama)![]() 名探偵コナン 第1146話ネタバレ | |||
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名探偵コナン 第1146話 | |||
サブタイトル | 危ないから | ||
配信日 | 2025年6月11日 | ||
サンデー | 2025年28号 | ||
次回 | 2025年33号 | ||
登場人物 | 江戸川コナン 吉田歩美 円谷光彦 小嶋元太 灰原哀 ラム/脇田兼則 キャメル 高木刑事 目暮警部 西目侑人 新保覚 高吹倫由 二村絢子 | ||
場所 | 二村絢子の家 | ||
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第1146話 あぶないからコナン「ねぇ安東さん」 キャメル「しかし本当にそれで…」 コナン「大丈夫。うまくいくから。まぁハプニングがあったら臨機応変に」 高吹倫由「とにかく帰らせてもらうぜ」 新保覚「私も店があるので」 西目侑人「僕も」 キャメル(コナン)「いや、帰すワケにはいきません」 コナン《フードの中にこのボタン型スピーカーを入れとくからさ、ここから聞こえる声に合わせて口パクして。バレないコツは絶えず考えるフリをして手で口を隠す事と説明する対象が変わったら、目を閉じて口パクしながら声を聞き、その対象の方を見ながら口パクを続ける事》 キャメル(コナン)「ではまず食器を割ったトリックから。使ったのはキッチンの机。その机の端に今にも落ちそうなバランスで皿を載せておく。置くのはエアコンの真下の一辺。止めて閉じたエアコンの送風口に食事用の器具を突っ込みます。割れた皿と一緒に床に落ちているフォークやスプーンやナイフをね。後は、エアコンのリモコンで指定時間に動くように予約しておけば、その時間になれば送風口が開いてナイフやフォークが机に置いた皿に落下し、バランスを崩した皿は落ちて割れるって寸法です」 キャメル(コナン)「次は一度食器を大量に割りまくるトリック。使うのは遺体の現場にかけてある…なぜか10分遅れたハト時計。真下にイスが置いてあり、最初は単に時間をズラす為に置いたと思いましたが、イスの周りに皿やコップが大量に割れていることを踏まえると、イスの上に皿とグラスを高く積み上げたんでしょう。ハト時計のハトが出る扉に皿が届くまで。そうすれば時間になると、ハトの扉が開いて皿が押され、皿とグラスの塔はバランスを崩し、割ることができる」 キャメル(コナン)「10分時間が遅れていたのは犯人にとってその時間に大きな音がした方が」 目暮警部「都合が良かったワケか…」 キャメル(コナン)「次は、窓から包丁を放り投げたトリック。使ったのは冷蔵庫の前に落ちている電子レンジ。その電子レンジに延長コードがつながっていたということは、あの冷蔵庫の上に載せられていたと想像できます。そして、そのそばに歪んで穴が空いたペットボトルや裏がトレイになってるカッティングボードが落ちてる事から推理すると、冷蔵庫の上に載せた電子レンジの中に水を半分入れたペットボトルを入れ、カッティングボードのトレイ側に包丁を置いた物を電子レンジの上に載せて、トレイのヒモの先のフックを電子レンジのドアの取っ手に引っ掛けたんじゃないかと想像できます」 キャメル(コナン)「後は、電子レンジで加熱すれば、ペットボトル内の水が蒸発して膨れ上がり、3分弱で容器が圧力に耐えきれず爆発し、凄まじい勢いでドアが開き、上に載せたトイレと包丁は吹っ飛ぶ。ドアを窓に向けておけば包丁は窓の外に。電子レンジを冷蔵庫の上にはみ出して置いておけば、その反動でバランスを崩し落下する。床に落ちてしまえばケンカしてる最中に落ちたように見え、トリックの痕跡を隠せるってワケですよ」 目暮警部「なるほど…じゃあ皆が聞いた例の銃声もトリックだったということか?」 キャメル(コナン)「はい。そのトリックに使ったのはキッチンのガスコンロとフライパン。コゲた焼ソバが入ったアレです。ホラ、見てください。コゲた野菜は水に浸かって柔らかいけど、乾麺の上の方はまだ固い。まるで水を入れずに火にかけたみたいでしょ?」 ラム「(やはりこの男…どこかで会った気が…それに気のせいか…言葉と口の動きがズレているような…こ、小僧がいない!?あそこか!まさか…あの小僧がこの推理を…)」 コナン「び…びっくりしたー!」 ラム「こんな所で何を!?」 コナン「アリさんだよ。アリさんが行列作ってて面白いから見てたんだー♪なーんか部屋で難しい話してて飽きちゃったからさ…」 ラム「そうですかい…」 高木刑事「それで?」 目暮警部「水を入れずに乾麵や野菜を火にかけた理由は?」 キャメル「(スピーカーから声がしなくなった…トラブルか!?考えろ…考えろ…水を入れずに火にかけた理由…FBIの捜査官ならわかるはずだから…火…熱…そうか!) 水を入れずに火にかけたのは、乾麵や野菜と一緒にある物を入れたからですよ」 高木刑事「ある物?」 キャメル「拳銃の弾です。フライパンに入れて熱を加え続ければ、火薬に火がつき発砲音と共に薬莢から弾丸が飛び出る。フライパンだけを火にかけていたら怪しまれるから、乾麵や野菜を入れて焼ソバを作ってるように見せかけたんでしょう」 キャメル「2枚のフタと米の袋はこうやってフタを重ねて、その上に米袋を載せておけば、弾がはじけてもフライパン内に留まり回収しやすくする為」 目暮警部「だからフタの片方が歪んでいたのか」 高木刑事「じゃあ弾丸と薬莢はまだ犯人が」 キャメル「ええ、熱くなったそれを回収できたのは、この部屋に入り、真っ先にコゲたフライパンに水を入れて冷ました…高吹倫由さん、あなたしかいませんよね?」 キャメル「恐らく絢子さんにここへ呼ばれたあなたは、彼女と口論になり、突き飛ばした弾みで彼女は机の縁に頭を強打して気絶する程の大ケガを負い、もう助からないと踏んだあなたは今言ったトリックを仕掛けた後、彼女を射殺して窓からこっそり逃げたんだ。ここの窓は両脇に木が植えてあり、こっそり出るにはうってつけだし、あらかじめ彼女のスマホで他のホストも呼んでおけば、やってきたそのホストと一緒に食器が割れた音や銃声などを聞くことで、自分のアリバイ作りになる。まぁ実際は偶然通りかかった私やコナン君達をアリバイの証人にしたようですが」 目暮警部「じゃあ絢子さんを射殺した時の本当の銃声は?」 キャメル「ペットボトルの口を銃口に貼り付けてサイレンサー代わりにしたのかと…フタに対してペットボトルが一つ足りないと鑑識さんが話してたそうですから」 高吹倫由「しょ…証拠は!?その弾はどこにあるっていうんだよ!?」 キャメル「ずっと気になっていたんですよ。あなたが犯人ならなぜわざわざケガをしたんだろうって…それは弾丸と薬莢を足の親指と人差し指の間に絆創膏で貼り付けて隠す為ですよね?」 キャメル「近くの公園のゴミ箱とかを調べたら、サイレンサーに使った穴が空いたペットボトルが見つかるかと」 高吹倫由「くそっ!付き合ってる優香ってもう一人のキャバ嬢が妊娠したって言うから一緒に病院に行く約束をして彼女の部屋に行こうとした矢先に絢子から“来ないと死ぬ”って電話がかかってきてよ…生まれて来る命か、消えちまう命か…どっちを選ぶか悩んで悩んでこっちに来たっつーのに」 『回想』 二村絢子《やったー♡賭けは私の勝ち!お寿司とったから食べよ♪》 高吹倫由《賭け?》 二村絢子《優香と賭けをしてたのよ。あんたがどっちに来るかって。だから私の自殺も優香の妊娠もウ・ソ!この拳銃は本物だけどねー♪》 『現在』 高吹倫由「その言葉にブチ切れて頭が真っ白になり、我に返ったら机に頭ぶつけて血まみれで倒れた絢子が目の前に…後はその安東さんの言った通りだよ。ちなみに、輪ゴムのトリックを考えたのは絢子だ。俺が来なきゃ俺の名前を叫びながらこうやって死んでやるって…わざわざ動画に撮って送って来たよ。まぁ二股かけてた俺の自業自得だが…絢子も三股かけてたワケだからお互い様だな」 ラム「どうやら事件解決したようですぜ?」 コナン「へーそうなんだー。よかったね」 ラム「(ただのガキだったか…)」 目暮警部「一応、安東さんにも事情聴取したいので後で署の方へ」 キャメル「あ、はい。ジョギングで汗をかいてしまったので自宅で着替えてから伺います (FBIだと知られると面倒だし…警察には行かずにばっくれるか)」 ラム「うわっと…」 キャメル「あ…危ないからドアの前なんかに…いちゃダメですよ」 ラム「スンマセン…」 ラム「(危ないから…)」 キャメル「(いちゃダメですよ…)」 《ここは危ないからいちゃダメです!おじいさん!》 ラム「(この男…)」 キャメル「(まさか)」 『善意が呼び覚ました苦い記憶。第33号につづく』 ≫関連記事:名探偵コナンアニメ最新話ネタバレ | |||
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