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Detective Conan | |||
原作(Original Story): 青山剛昌(Gosho Aoyama)![]() 名探偵コナン 第1145話ネタバレ | |||
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名探偵コナン 第1145話 | |||
サブタイトル | 危険な再会 | ||
配信日 | 2025年6月4日 | ||
サンデー | 2025年27号 | ||
登場人物 | 江戸川コナン 吉田歩美 円谷光彦 小嶋元太 灰原哀 ラム/脇田兼則 キャメル 目暮警部 高木刑事 西目侑人 新保覚 高吹倫由 二村絢子 | ||
場所 | 二村絢子の家 | ||
第1145話 危険な再会『突然の再会。緊迫する殺人現場』 ラム「どっかでお会いした事がある気がしてたんですが…どうやらアッシの勘違いだったようですねぇ」 キャメル「そ、そうですか…(いや、この人とは…どこかで会っている気がする。でも一体どこで?)」 ラム「おや…?どうかしたんですかい?」 小嶋元太「あ、ああ…友達の具合が悪そうでよ」 円谷光彦「そばの公園で休もうかと…」 ラム「まぁ殺人現場なんて子供は近づかないに越した事ァねぇから…ん?あ、ちょっ…」 コナン「ねぇ脇田さん!絆創膏持ってない?」 ラム「あ、ああ…持ってやすけど」 コナン「んじゃあの人(高吹)に分けてあげて。食器の破片、踏んだみたいで。警察なら安東さんに頼んだから大丈夫だよ」 ラム「そうですかい…」 📱キャメル「はい…米花町4丁目の吉原壮っていうアパートの…」 『目暮警部と高木刑事到着』 高木刑事「亡くなったのは杯戸町にあるキャバクラ“火炎”で働く二村絢子さん28歳。死因は頭部銃創による頭蓋内損傷。凶器の拳銃は被害者から離れた位置に落ちていて、一見他殺に見えますが太い輪ゴムをつなげた物が机の足にはまっていて、この輪ゴムの先を拳銃のグリップにひっかけて机を足で押さえながら頭を撃てば」 目暮警部「拳銃は手から離れてふっ飛び、自殺を他殺に見せる事ができるわけか」 高木刑事「はい。その可能性もあるかと。で、その発砲音をコナン君たちが聞いたんだよね?」 コナン「うん。ボクとこの安東さんが」 高木刑事「あのー…安東さんって僕と会った事あります?ちなみにご職業は?」 コナン「安東さんは容疑者じゃないんだから今はそれいいんじゃない?」 高木刑事「そ、そだね…」 目暮警部「で、亡くなった二村絢子さんにメールで呼び出されたのが、全員別々のホストクラブで働く高吹さん、西目さん、新保さんだったんですな?」 高吹倫由「俺が来た時はもうガキたちが絢子の部屋を見上げててよ、パァンっていう銃声はそのガキたちと一緒に聞いたぜ」 『高吹倫由(30) ホスト』 西目侑人「僕も銃声がする前からこの部屋の扉の前にいましたよ。絢子ちゃんの部屋に行ったら扉の前に住人の人たちが集まってて、“男と女が大ケンカしてたけど、今収まった所”って言ってました。そうしたら食器が何枚も割れる音がし始めたのでまたケンカが始まったと思って扉越しに声かけたんだけど返事がなくて…そうしたら突然銃声がして、この子たちがやって来たんです」 『西目侑人(28) ホスト』 コナン「来てすぐに“ドアの鍵を大家さんに開けてもらおう”って言ったんだよね?」 新保覚「そしてその瞬間、大家さんなら駅前のパチンコ店にいると…丁度ここに到着した私が教えてあげたんですよ。彼女は前に何度も“死んでやる”ってメールを送って来て、風呂場で手首を切って自殺しようとした事があってね…その都度、大家を捜して鍵を開けてもらっているんでね…さっき彼女から届いたメールも“すぐに来なきゃ死んでやる”でしたし…君たちもだろ?」 『新保覚(31) ホスト』 西目侑人「ええ」 高吹倫由「俺も同じだ」 新保覚「だから警部さん、これは彼女の自殺。ただ死ぬのが嫌で我々に罪を着せようとしたんです。多分、声色を変えて男とケンカするフリをして食器を割りまくり、窓から包丁を投げ、さっきの輪ゴムのトリックで拳銃自殺を他殺に思わせ、その後開いてた窓から逃げたように見せかけたかったんですよ。なのにあの寿司屋の出前が…」 ラム「すみませんねぇ。この通り、彼女から直接“特上にぎり2人前”って注文を受けたんでね…3人呼んだなら4人前になるはずてしょ?」 新保覚「だからそれは自殺する人間が出前を取るワケがないっていう心理を逆手に取って注文しただけで、数なんてどーでも」 ラム「それに彼女、電話口で言ってやしたぜ。“彼の寿司オケには大トロを大目に入れて頂戴。彼、大好きだから”ってね」 高木刑事「大トロ好きな人います?」 新保覚「そ、そりゃ…」 高吹倫由「まぁ…」 西目侑人「嫌いじゃないけど…」 キャメル「それに他殺の痕跡は他にもあります。被害者の頭部の銃創を見てください。拳銃自殺なら銃口が皮膚に密着するのでコゲ跡が付くはずなのにそれがありません」 高木刑事「確かに」 キャメル「それにこの机、ホコリやタバコの灰だらけなのに、一か所だけ妙にきれいな所があって…よーく見ると机のフチの溝に拭き取り損ねた赤黒い何かが残っています。これが被害者の血液だとすると、誰かと揉み合った際にそこに倒れて頭部に気絶する程の大ケガを負い、それを隠す為にその誰かは拳銃で頭を撃ち抜いたんじゃないかと」 目暮警部「なるほど」 キャメル「拳銃は元々被害者が入手していたと高吹さんが言っていましたね」 高吹倫由「ああ、拳銃の写真送って来て自慢してたぜ。まさか本物だったとは思わなかったけど」 キャメル「それと、今日は寒くはないのに暖房がついている事と、なぜか10分遅れているハト時計も気になりますが」 ラム「まるで刑事さんのような物言いですねぇ…安東さん?」 コナン「安東さん、ミステリー好きって言ってたから!それよりさー、キッチンの方にもおかしな所いーっぱいあったよ!」 『公園』 小嶋元太「おい灰原大丈夫かよ」 円谷光彦「少し楽になりましたか?」 灰原哀「ええ。私の具合が悪くなった時、怪しげな人いなかった?」 吉田歩美「アパートに住んでる人が2人いたよ」 円谷光彦「あと、呼ばれて来たっていう男の人が3人」 小嶋元太「そういやお寿司屋さんが来てたぞ。出前の寿司オケ持って」 吉田歩美「でもコナン君のお知り合いみたいだったね」 円谷光彦「ええ、絆創膏を借りてましたし」 灰原哀「(彼の知り合いなら関係ないか…組織の気配を感じたのかと思ったけど、あの場に今回の事件の犯人がいたとしたら、その人の殺気を感じ取っただけかもしれないわね)」 『事件現場』 コナン「まずはコンロシンク周り。流しには中身のコゲたフライパンが一つ置いてあるけど、なぜかフタが二つある。コゲてるのはカット野菜と乾麺で、作ってたのはインスタントの焼ソバみたいだけど、フタは二つもいらないよね?それに片方のフタ、何か歪んでいるし、しかもなぜか米の袋がコンロの向こう側に置いてある。このフライパンを触ったのって高吹さんだよね?フタとか米とか最初からここにあったの?」高吹倫由「そうだったんじゃねーの?俺は煙が出てたからフライパンに水をぶっかけただけだからよ」 コナン「次に気になるのはキッチンの窓のそばに落ちてるこの電子レンジ。ホントならその炊飯器の横に置いてあったと思うんだけど、延長コードにわざわざつないでいるって事は、あの冷蔵庫の上に載せてたんじゃない?それに電子レンジの周りに空のペットボトルがいっぱい落ちているけど、変形して穴が空いたペットボトルが一つだけ混じってるし」 コナン「床に散らばってる割れた食器に混じって、カッティングボードも落ちてる。ひっくり返すとトレイにもなるヤツ。あとナイフやフォークやスプーンも落ちてるから、きっと犯人が何か使ったんだと思うよ。この窓に最初に近づいたのって新保さんだよね?」 新保覚「そ、そうだけど」 コナン「その時、逃げる怪しい人とか窓から見えなかった?」 新保覚「いや、ケムたくてそれどころじゃなかったから」 コナン「新保さんは割れた食器を踏んでケガしてないんだね?落ちてる場所知ってたの?」 新保覚「入る時に玄関でスリッパを履いたからだよ」 西目侑人「僕も履いたよ。食器が割れる音がしてたから。君も履いてたよね?」 コナン「そだね」 高木刑事「とりあえずあなた方3人にはボディーチェックをさせてもらいます」 目暮警部「我々より先にこの殺人現場に入ったのなら何かを回収し、隠し持ってる場合もありますからな」 『ボディーチェック後』 高木刑事「3人共怪しい物は所持してませんでしたね」 ラム「しかし妙ですねぇ。この焼ソバの乾麺、水に浸って柔らかくなってやすが、上はカチコチ…まるで水を入れずに火にかけたみてェだ」 コナン「(!?そうか!その手があった!だとしたらやっぱり犯人はあの人だ。残る謎は…)」 コナン「ねぇ鑑識さん、もしかしてさー…ペットボトルの数とキャップの数が合わなかったりしない?」 鑑識「ああ、一つ見つからないんだ。どっかに消えたみたいに」 コナン「(そう、犯人は消したんだ…本当の犯行時刻を)」 『疑いの目を向ける先は?次号、解決編。第28号につづく』 | |||
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