- リンクを取得
- ×
- メール
- 他のアプリ
Kagurabachi | |||
原作(Original Story): 外薗健(Hokazono Takeru)![]() カグラバチ 第83話ネタバレ | |||
← 第82話 | 第84話 → | ||
カグラバチ 第83話 | |||
サブタイトル | 淵天 | ||
配信日 | 2025年6月23日 | ||
ジャンプ | 2025年30号 | ||
登場人物 | 六平千鉱 柴登吾 六平国重 座村清市 | ||
第83話 淵天『回想』 六平千鉱「…蠱…それが真打の力」 柴登吾「六平が黙ってたのは隠し通したかったわけじゃない。少年である君にとってはあまりに重すぎたから」 六平千鉱「わかります。20万もの生命を…」 柴登吾「それがあったから妖刀は封印した。妖刀がなければ逆にこの国の人間が虐殺されてたやろう。それでも妖刀を作ったことに対する犠牲は六平を蝕んだ」 六平千鉱「だったらどうして七本目を…」 『現在 京都』 『斉廷戦争から信じられる伝承がある。“黒鳥が群れるのは死の知らせ”その起源は言うまでもなく…』 座村清市「示すだと?一体何を?」 六平千鉱「誰も犠牲にならずに蠱を止める方法」 座村清市「そんなものは」 六平千鉱「真打を破壊する!命滅契約は真打を源に構成されている。仮に真打を破壊すれば契約の効果はただ解消される。誰も犠牲にならないはずだ」 座村清市「破壊…できるモンならな。戦後すぐあらゆる方法で試みたが、ヒビ一つ入らなかった。お前が刳雲を折ったのは聞いた。だが、剣術も身体強化と同じ玄力の巡らせ方…持ち主の技量で刀の強度は変わる。妖刀を折らせるなんてのァ…刳雲を握ってたのがよほどの小悪党だったんだろう。今話してるのは“剣聖”と呼ばれた男が契約する六平国重の真打だ。破壊は不可能だ。俺だけが剣聖と共に死ぬ。これが唯一で最良の方法だ」 六平千鉱「(…来る。“鴉” 自らと空間に舞う羽根を入れ替える。剣術を習得したからか、今までよりも深く刀がどんどん手に馴染む。錦がより軽く自然に廻る) 涅」 六平千鉱「(錦でようやく防戦一方。だが見切った!入れ替わる直前、入れ替わる先の玄力がわずかに爆ぜる感じがする。!刀だけ入れ替えて)」 座村清市「捕まえた。飛ぶ予兆まで見切るなら大したもんだ…が…お互い様だ!」 『六平国重は妖刀を作る際、能力について詳細の設計は行わず、ある程度の狙いだけをつける。殺傷用。援護用。かつての6本の刀は戦争兵器として敵を打ち負かすために作られた』 『回想』 柴登吾「7本目の淵天だけは違う。六平の刀匠人生における唯一の共同制作」 六平千鉱「…俺はただ相槌を打っただけです」 柴登吾「君のお父さんは戦後すぐ妖刀を破壊しようとした。だがそれは人智を超える雫天石を宿した一級品。真打に限らず…あらゆる手を使っても叶わなかった。その後、約15年間ずっと蠱と妖刀と向き合い、暗闇の中でもがき続けていた。それでも君という光がいたから道を見失わんかった。淵天はその賜物や」 柴登吾「君はかつて淵天で刳雲を破壊した。双城は元々剣士じゃないからかつての契約者に比べたら持ち主として未熟やったかもせん。それでも奴は十二分に手練れやった。敵の落ち度じゃない紛れもなく君の功績や。そして一度は堕ちてしまったあの刀を正しく導いた。過去と向き合い、未来に繋げる…それこそ六平が淵天に込めた狙いやったのかもしれん。あの時、君がその力を引き出した」 六平千鉱「なら淵天の本領は…」 柴登吾「…ああ」 『現在』 六平千鉱「この淵天を以って…俺が真打を折る」 | |||
← 第82話 | 第84話 → | ||
関連記事 | |||
キャラクター一覧 | コミックス一覧 |