- リンクを取得
- メール
- 他のアプリ
OSHI NO KO | |||
原作(Original Story): 赤坂アカ × 横槍メンゴ TVアニメ【推しの子】 第21話ネタバレ | |||
【推しの子】第2期10話/第21話 | |||
サブタイトル | カイホウ | ||
放送日 | 2024年9月11日 | ||
原作 | 第68話 - 第71話 | ||
OPテーマ | ファタール (歌: GEMN) | ||
EDテーマ | Burning (歌: 羊文学) | ||
キャスト | 役:声優 | ||
星野アクア:大塚剛央 星野ルビー:伊駒ゆりえ 有馬かな:潘めぐみ 黒川あかね:石見舞菜香 MEMちょ:大久保瑠美 姫川大輝:内山昂輝 金田一敏郎:志村知幸 斉藤ミヤコ:Lynn ヒムラ:平川大輔 ツクヨミ:??? | |||
あらすじ | 遺伝子鑑定の結果、姫川とは異母兄弟だと告げるアクア。しかし姫川から聞かされたのは衝撃的な事実で─。一方ルビーたちB小町の活動にも新たな展開が…⁉ | ||
第21話 カイホウ星野アクア「俺と姫川さん、父親が同じなんですよ。教えてくれませんか。貴方の父親の事」姫川大輝「異母兄弟…そういう事も…まぁあるのか…こんな所で話す内容でもないな。おっさんも寝かせたいし3軒目行くか」 星野アクア「どこに…」 姫川大輝「俺んちで良い?」 姫川大輝「DNA検査までしてるって事は大体目星つけてた感じか?星野の母親って誰?」 星野アクア「それは言えない」 姫川大輝「なるほど、タレントか…同じだな。姫川愛梨って女優知ってる?」 星野アクア「知ってる。朝ドラのヒロインやってた。かなり昔の作品だけど」 姫川大輝「あっ出た出た。俺が5歳とかの時だったかな」 姫川大輝「お前の父親は上原清十郎。売れない役者だった」 星野アクア「心中…もう生きてない?」 姫川大輝「お前17とかだっけ…星野が生まれる前には俺達の父親は結婚してた。才能あるタレントを引っ掛け回してたみたいだ。自分に才能が無いコンプレックスを才能のある女抱く事で誤魔化そうとしてたのかもな」 姫川大輝「心中した本当の理由はもう誰にも分からないけど、なんとなく察する所はある。俺も子供心ながら父親が嫌いだった」 星野アクア「そんなことしてないだろ」 姫川大輝「いや、してる。早く態度決めねぇと。親父みたく心中されてからじゃ遅いぞ」 星野アクア「笑えない冗談だ」 姫川大輝「他にも聞きたい事は?別になんでも答えるけど」 星野アクア「いや、ない」 姫川大輝「じゃあ飲み直そうぜ」 姫川大輝「妙な気分だよ。俺に突然半分とはいえ血の繋がった人間が現れるんだから。しかも俺と同じ役者…笑える。でも俺の事兄さんとか呼ぶなよ。きしょいから」 星野アクア「呼ばねー」 姫川大輝「はは」 有馬かな「あっ…そういう?もう紛らわしいことしないでよバカ!このバカ!おやすみ」
星野アクア「あいつらはほんと…(良いのかな?もう良いのかな?もう自由になって普通に生きて普通に幸せになっても)」 星野ルビー「お兄ちゃん、朝ごはん食べる?目玉焼き作るけど」 星野アクア「ああ、食べる」 有馬かな「まだその位かぁ」 星野ルビー「もっともっと頑張らないとね。登録者100万人は遠いなぁ」 MEMちょ「もっと私を褒めてぇ!?2万人だよ!?撮影も編集も全部ウチがやって、あの手この手でチャンネル伸ばしてきた私をもっと褒めてぇ!?」 有馬かな「だってまだたったの2万人でしょ?」 MEMちょ「その2万人がどれだけ凄いか!いい!?ユーチューブには国内だけで30万チャンネルあると言われてる」 MEMちょ「そのうちの75%が登録者千人以下、収益ゼロ。わずか数%の頂点がその富を独占する中世も真っ青な搾取会社なの」 有馬かな「でも今月の収益10数万円とかでしょ?事務所取り分引いて動画編集者の給料払ってメンバー人数分で割ったらもうお小遣い程度じゃない?バイトとかしてた方がマシなんじゃ…?」 MEMちょ「まぁ現状はそう…売れるまではこの状態が続くと思う。当面、B小町chの財務状況はよろしくない。打てる手は打たなければならない。そこで今日はルームツアー動画を撮りまーす」 有馬かな「それってあれよね、自分の部屋を紹介したりする…」 星野ルビー「よくあるやつだ」 有馬かな「えー絶対イヤ!自分の部屋をネットに晒すとかどういう趣味してるの?いくら動画がネタ切れとは言え私生活の切り売り始めたら終わりよ!」 MEMちょ「ルームツアー動画を撮ると、部屋の私物が全て経費で落ちます」 有馬かな「すぐにやろ?」 有馬かな「はーい♡こちらChl●eの新作バッグになりまーす♡10万位しましたー♡」 有馬かな「こっちはゲーム配信とかすると思って買ったけど、ぜんぜん使ってない水冷ゲーミングPC♡30万くらいかなぁ。椅子はハーマン●ラーのアーロンチェアで…」 MEMちょ「結構高い買い物してるねぇ」 有馬かな「自分のお金で買ってるから良いでしょ!?一流のタレントである為には身の回りの物も一級品で備える必要があるの!この世界、安い女と思われたら終わりなの」 MEMちょ「(かなちゃんて意外と金かかるタイプっぽいな)」 MEMちょ「売れない役者って言ってる割りに良いマンション住んでるよね」 有馬かな「まぁ貯金はあるし、ちゃんと運用もしてるから。米国株の伸びに感謝ね。タレントは全員2段階オートロックマンションに住むべきなのよ。この職業で一番怖いのは結局の所、変なファンだし。しかし、良い節税方法聞いたわ。車買うときは絶対動画にしよーっと♪」 星野ルビー「節税?」 MEMちょ「よくユーチューバーが高額な買い物を動画にするでしょ?あれも大体買ったものを経費で落とす為に動画にしてるんだよ」 星野ルビー「ヤな現実」 MEMちょ「ルビーもルームツアー撮るなら協力するよ?」 星野ルビー「でも私は高いもの買わないし」 MEMちょ「そんなこと言って確定申告の時に泣きを見るのは自分だよ?税金のキツさは大人になった時に分かるんだから」 星野ルビー「考えとく」 星野ルビー「ママのポスター剥がした方が良いのかなぁ」 星野ルビー「(私がママの子供だって秘密は墓まで持って行くつもりだ。だけど星野ルビーの真ん中にいつもアイが居る。それを隠して良いのだろうか…アイドルとして正しいのは…)」 星野ルビー「(先生なら何て言うかな…きっと好きな様にしたらとか適当なこというんだろうな先生…)」 星野ルビー《えっ…どういうことですか?》 《ゴロー先生は何年か前急に連絡が付かなくなって、いわゆる失踪という…》 星野ルビー「先生がB小町という名前を見逃すはずないもんね。どこかで私のこと見てくれるはず」 MEMちょ「ユーチューブテコ入れプランその2、MVを撮ろう!」 MEMちょ「一番アクセス数稼ぎやすいからね。“B小町ch”にも1動画くらい再生回数数百万超えの動画が欲しい。そしたらその再生数をサンプルにして各所に営業も掛けられる。やっぱこれよぉ」 MEMちょ「地方でデザイン会社をやってる人がねぇ、こっちまで来るなら友達価額で撮ってもいいよって言ってくれてるの。帰りに観光も出来て一石二鳥ってわけさ。私の人脈に感謝して欲しいねぇ」 MEMちょ「それも考慮したスケジュールを組むよ。撮影は一日で終わらせて東ブレの慰安も兼ねて二泊三日とかどう?」 有馬かな「東ブレの慰安…」 有馬かな「撮影場所はどこ?」 MEMちょ「えっとね…宮崎」 MEMちょ「今まで旧B小町の楽曲でなんとかしていたけど、どうしたって十数年前の曲。今の若者には刺さりにくい。今のティックトック世代に向けた新しい楽曲が必要になってくる」 MEMちょ「社長、発注した曲はどうなってるんですか?」 有馬かな「発注は以前からしてるって言ってたわよね」 星野ルビー「そもそも誰にお願いしてるんだろ」 斉藤ミヤコ「皆を驚かそうと思って黙ってたんだけどね、新生B小町の初オリジナル曲はB小町の楽曲を多く手掛けてたヒムラさんにお願いしたのよ」 「えっ!ヒムラ!?」 MEMちょ「作曲家としてもヒット曲を連発」 星野ルビー「B小町の代表曲“STAR☆T☆RAIN”を手掛けたあの…!」 星野アクア「(そうだ…アイと関わりがあったのはアーティスト側という線もあった…)」 星野アクア「(どうにかしてヒムラと接触して……いやもう良いんだった)」 有馬かな「どしたの?」 星野アクア「いや別に…」 星野アクア「良かったな。いい作曲家当たって。楽しめよ」 有馬かな「なんかアンタ雰囲気変わった?」 星野アクア「そうかな」 有馬かな「うん。なんか柔らかくなったわ。そういうのも良いと思うよ」 星野ルビー「早く歌いたい」 斉藤ミヤコ「先月末までの締め切りで依頼してたんだけれど、まだあがってきてないのよね…」 有馬かな「あー100%ナメられてるやつだ」 MEMちょ「業界歴長い人ほど締め切り守らないよねぇ…ホントのホントにヤバイ締め切りしか守らない」 斉藤ミヤコ「向こうも忙しいでしょうから仕方ないけれど…だからもうちょっと待ってて」 MEMちょ「社長が押されてる」 有馬かな「ルビーには弱いのよね」 斉藤ミヤコ「そんなに焦らなくても…」 星野ルビー「焦るよ。アイドルがアイドルでいられる時間は長くない。のんびりしてたらあっという間にタイムアウト。先輩は時期がくればいずれ役者の道に戻っちゃうかもしれない。MEMちょも時期が来れば三十路に」 MEMちょ「ぐふぅ!?まだ5年!まだ5年も猶予あるから」 星野ルビー「そう言ってさ、もう5年しかないんだよ!?大人の時間で考えないで。私達は今を走ってる。ゆっくりしてるヒマはない」斉藤ミヤコ「分かったわ。直電してみましょう」 ヒムラ「あー奥さん、どもども。楽曲ですか…あーちょっと詰まっていまして…」 ヒムラ「なにせ新生B小町の最初の曲…半端なものにはできないでしょう。他にもスケジュールが詰まってましてまとめて時間が取れる時に…」 ヒムラ「さて…やるかな」 ヒムラ「(どんな曲にするかな…歌詞のテーマは…はー…やんねぇとなのに…やる気ぃ…俺の中には有るクリエイターとしての火はこんなもん…潮時なのかなぁ…つっても音楽辞めてできることもねぇよな)」 ヒムラ「ん?」 星野ルビー「ヒムラさん、新生B小町のルビーです。ヒムラさんの書いたSTAR☆T☆RAIN、小さい頃からずっと歌ってて、B小町入る前から振り付きで踊れるんですよ。ヒムラさんの曲歌えるの私凄く嬉しいです」 星野ルビー「お忙しいと思いますが、すごく楽しみにしています。お体に気をつけて頑張ってください。ルビーでした」 『クリエイターというのは単純なもので、こういうので簡単に火が付いたりする。作品を届ける相手の顔を見るだけで誰に届ければ良いのか分かるだけで』 星野アクア「(こういう突然湧いた空白こそ未来に向けて色々と備えなきゃいけないんだろうが…)」 星野ルビー「腑抜けた顔してからに…アクアも宮崎いく?」 星野アクア「MVのロケか」 星野ルビー「うん、どうせヒマでしょ?東ブレ終わって無職だし」 星野アクア「別に辞めてはないし学生だし」 星野ルビー「舞台の慰安も兼ねてどうって先輩が」 星野アクア「(宮崎か…そういえばあれ以来一度も行った事なかったな)」 星野アクア「そうだな…行くか」 【推しの子】キャラクター一覧 【推しの子】主題歌一覧 【推しの子】コミックス一覧 | |||
← 第20話 | 第22話 → |