- リンクを取得
- メール
- 他のアプリ
NIGEWAKA | |||
原作(Original Story): 松井優征(Yusei Matsui) TVアニメ『逃げ上手の若君』 第12話ネタバレ | |||
逃げ上手の若君 第12話 | |||
サブタイトル | がんばれ時行、鎌倉奪還のその日まで | ||
放送日 | 2024年10月5日 | ||
原作 | 第29話 - 第31話 | ||
OPテーマ | プランA (歌: DISH//) | ||
EDテーマ | 鎌倉STYLE (歌: ぼっちぼろまる) | ||
キャスト | 役:声優 | ||
北条時行:結川あさき 諏訪頼重:中村悠一 雫:矢野妃菜喜 弧次郎:日野まり 亜也子:鈴代紗弓 風間玄蕃:悠木碧 吹雪:戸谷菊之介 市河助房:山本高広 科弥三郎:稲田徹 四宮左衛門太郎:神尾晋一郎 清原信濃守:勝杏里 和田米丸:武田幸史 | |||
あらすじ | 時行と諏訪神党・四宮左衛門太郎の説得を受け、川中島からの撤退を決めた保科軍。しかし、悪辣な国司がそれを黙って見逃すはずもなく……。領民たちを守りながらの平地での戦い。国司軍に数で劣る保科軍と逃若党。得意の「逃げ」を活かし、時行は将となり得るか。「逃げるが勝ち」の撤退戦の行方は――! | ||
第12話 がんばれ時行、鎌倉奪還のその日まで諏訪頼重「(私の見る生存の未来は絶対ではなく、生きる事に手を抜けば当然死ぬが)」 諏訪頼重「(だが、戦を通して貴方様が得る経験は計り知れない)」 諏訪頼重「(どうかご無事で。時行様)」 保科弥三郎「女子供を先に逃がせ!防御柵まで逃げられれば敵の大軍もそこで防げる!」 保科弥三郎「我らは転回!後方の敵を一丸で防ぐぞ!」 和田米丸「オラァ者共!愚かな保科党が引き返してきた!」 和田米丸「国司様の命令だ!男は皆殺し!」 和田米丸「女子供と全財産は山分けじゃあ!」 弧次郎「雫の話ではこの和田米丸ってやつが国衙近衛を率いている」 弧次郎「こいつさえ討ち取れば国司軍は弱体化するってわけだ」 吹雪「討ち取る?逆だよ弧次郎。まず利用して弱体化させる」 和田米丸「オラァここから後ろは俺についてこい!あの山に登る!」 「え?全軍で保科党を追うのでは?」 和田米丸「馬鹿共が!山を越えりゃ敵の裏へ回れる!ハサミ撃ちで皆殺しにできんだよ!さっさと来ねぇとぶっ殺すぞオラァ!」 吹雪「この撤退戦は平地での戦い。伏兵などの策が使えず数で劣る保科党は純粋に不利。となればなんとかして敵の数を分散させたい。そこで彼の得意なアレを使う」 「米丸様に遅れるな!」 「どんどん登れ!」 「米丸様ご指示を!」 「米丸様!?」 「オラ…オラ…オラ…オラ…」 風間玄蕃「オラ誰だ?」 「マジで誰だテメー!」 四宮「なるほど。昨日のうちに奴の姿を覚えて化けたのか。大したもんだ御使い様の郎党達は」 風間玄蕃「(なるほどな~川中島の諏訪神党はどいつも粒ぞろいって訳か)」 保科弥三郎「どうだ御使い様よ!死を覚悟した我らも強いが生を覚悟した我らもまた強いのだ!」 保科弥三郎「とはいえ、生き延びるならば引き際が難しい。女子供が安全圏まで逃げた後は我らも敵を振り切って逃げねばならん」 保科弥三郎「そういえばあの威勢のいい小僧はどこ行った?」 北条時行「弧次郎の動きは彼自身の判断に任せています。きっとあなたたちの力になってくれるはず」 「顔面が集中線…?」 弧次郎「そこで真顔に戻るなややこしい!」 弧次郎「あんたも来てくれよ全体的に四角いオッサン!」 「全体的に四角…?じゃあ拙者じゃないな…」 弧次郎「あぁもう急に丸要素増やすな!例えられなくなんだろ!」 「わしは?わしも何かに例えてくれ!」 弧次郎「知らん!化け物的な何かだ!とにかく来い!」 弧次郎「川岸を伝って背後の女子供を狙う敵がいる!俺等で固まって横腹に斬り込むぞ!」 「通すかコラァ!」 弧次郎「やるじゃんかハゲのオッサン!」 「ハゲじゃない!よく見ろ!後頭部は生えてるけど剃ってるんだ!」 弧次郎「保科党面倒くせぇ」 弧次郎「(いや、味方の名前を憶えていない俺が悪い。次からは飯時にでも挨拶に回ろう)」 弧次郎「吹雪!しっかりしろ!大丈夫かオイ!」 吹雪「う…お腹が減って力がでない…」 弧次郎「さてはポンコツだなテメー!」 弧次郎「頭脳の代わりになんて燃費の悪いやつだ!ほら新しい饅頭よ!」 吹雪「よし元気十倍!」 弧次郎「じゃあ早く持ち場に戻れ。頼むぜ。お前の策が逃若党の要だろうがよ」 吹雪「いいや。策など学べば誰でも作れる。戦場を駆け回って献身的に戦い、自ら進んで味方と交わり世話を焼く。そういう将こそが要となれる。弧次郎、君は立派な逃若党の副将だよ」 弧次郎「四角と丸が混在してるオッサンと、ほぼハゲだけど地毛も残っててその僅かな地毛は剃ったオッサン!」
和田米丸「オラァ!せっかくの別動隊を潰しやがって。死んで償え」 和田米丸「諏訪大社の稚魚の一匹か。蚤の首など何の自慢にもならねぇが」 弧次郎「うるせえデブ。臭ぇ脂肪を千曲川にばら撒いてやる」 「勝負!」 『日本在来馬の最高速度は約40キロ。プロボクサーのパンチの最高速度とほぼ同じである』 弧次郎「(俺が抜けたら終わりだぜオッサン達。この場の騎馬があいつ一人になっちまう。歩兵は速さ、力で騎馬に完全不利だ。だからあいつは騎馬の二人を真っ先に落とした)」 弧次郎「(ここで俺が脱落すればデブ無双が始まっちまう!)」 和田米丸「ククク…交差するたび弱っていくな。次の一撃を防ぐ筋力は残っていまい」 「おい弧次郎!」 弧次郎「俺のことはいい!早く残敵を片付けろ!」 弧次郎「…そーいや何で皆俺の名を知ってんだ?」 弧次郎「(せめて一太刀浴びせねーと!)」 弧次郎「(嘘だろ!?あの図体であれを躱すかよ!?)」 弧次郎「(さすが…一軍を率いる将は違うぜ。オラオラうるせーのも将たる者の威勢ってやつだ。今度、俺も真似てみるか)」 弧次郎「(…てか…やばい…もう力が…)」 和田米丸「おいコラ、へばるな。楽には死なせてやれなくなった。まずは腕から一本ずつ…」 「油断して馬を止めたな!?もうお前を助ける兵は誰もいないぞ!」
清原信濃守「何いいいい!?追え市河!女は麻呂が選りすぐって麻呂の楽園に入れるのじゃ!」 市河助房「いやしかし我らが行ったら国司様の護衛が…」 清原信濃守「敵が逃げた今護衛など無用!兵法も知らぬのか田舎侍が!さては己の身が可愛いか!武士ならば戦って命を懸けい!」 「保科様!妻子は全員安全圏に逃げました!」 保科弥三郎「よし!全軍撤退の金を鳴らせ!殿だけは残って敵を引き付けろ!」 保科弥三郎「御使い様!お前ももういい逃げろ!」 北条時行「…そうはいきません保科殿。貴方達に逃げろと諭した責任が私にはあります。ここまで来て私だけ追われる恐怖を味わわないなど…」 保科弥三郎「御使い様…そこまで我らの事を…」 北条時行「(もったいない!)」 「おい!退却の鐘だ逃げるぞ!」 「はーい」 「保科軍が退却を始めたぞ!背中を斬り刻め!」 「(蛇行しながら後方射撃!?馬と矢が邪魔で迂闊に進めん!あのガキ…勝利を目前に…!)」 市河助房「国司様右から敵がーッ!」 清原信濃守「(何じゃ無能市河が何か叫んでおる。この期に及んでまだ怖じ気づくか)」 市河助房「(俺の軍が国司の護衛を離れる瞬間!朝霧に身を隠し!軍の足音で接近音を隠し!)」 市河助房「(全て計算づくか!)」 清原信濃守「戻ってくるな臆病者が!麻呂の軍配に従わぬ者は…」 清原信濃守「ひいいいいいっ!」 市河助房「国司様ご無事で!?」 清原信濃守「斬られた!斬られたああああ!この麻呂を殺そうと!帝から任じられた国司であるこの麻呂を!」 吹雪「(殺すのは下策。無能の敵将は生かしてこそ役に立つ)」 清原信濃守「きぃやあああ麻呂を狙う別動隊じゃあ!」 市河助房「落ち着いて」 市河助房「兵が動く音がしない。旗だけ立てた偽装かも」 清原信濃守「馬鹿者!今にも襲って来そうではないか!」 清原信濃守「早く米丸の軍を呼び戻せ!退却の太鼓を鳴らすのじゃあ!」 市河助房「(クソ国司め!)」 市河助房「瀬太郎!米丸の代わりにうちの兵を前線に出せ!」 「はっ」 市河助房「保科を策の向こうに追い払ったらこちらも策を築いて奪った領地を確定させろ!」 市河助房「(楽勝の戦がこいつのせいでグダグダだ!この国司、俺達にとっても厄介だぞ…)」 「おお!敵が退却していくぞ」 北条時行「(吹雪の策が成功した)」 北条時行「立てた旗が偽装とバレればすぐ戻ってきます。今のうちに柵の向こうへ逃げ込みましょう!」 保科弥三郎「おう!」 北条時行「弧次郎」 吹雪「随分遅かったですが」 弧次郎「あん!?」 吹雪「手柄をあげたのでしょうね」 北条時行「吹雪」 「凄いぞ。米丸のやつを仕留めやがった」 保科弥三郎「でかした!証拠の首は!?」 弧次郎「首は取らずに置いといた。あいつから結構色々学ばせてもらったし」 弧次郎「それに首持ってきても保科のオッサン恩賞出せねーだろ。領地を半分も失くした直後に」 保科弥三郎「やかましい。図星だ。だが初めてだ。こんなに気持ちのいい負け戦は」 北条時行「はい」 四宮「御使い様。我らの領に寄っていってくれ。大したもてなしはできないが礼がしたい」 風間玄蕃「ご馳走だー!」 風間玄蕃「なぁ坊~礼は受け取っとくもんだぜ~」 北条時行「早く帰って無事を知らせたいんだ。きっと皆心配してる」 弧次郎「一人で残ったっていーんだぜ?若の護衛は俺達がいれば十分だ」 吹雪「自分もお土産貰いましたので」 風間玄蕃「ちぇっ、お利巧さんがよ~」 亜也子「ん…寝ちゃった…」 雫「父様?」 諏訪頼重「戦が終わった。時行様は直に戻られるよ」 亜也子「若様無事でよかったー!」 雫「戻ったらお祝いしよう」 亜也子「いいね!美味しいものたくさん作ろう!」 雫「帰ってくるまでに準備しないと」 亜也子「精がつくようお肉用意しよう!」 雫「ちゃんと形をとどめて持ち帰ってきてね」 北条時行「この調子で味方を増やそう。死にたがる武士を生きたがりにして仲間にするんだ!」 ≫関連記事:逃げ上手の若君キャラクター一覧北条時行「なんだ敵!?いきなりどうした!?」 風間玄蕃「虹が見える」 吹雪「ええ、見えますね」 弧次郎「おいおいこっちに飛ばすなよ」 | |||
← 第11話 |