- リンクを取得
- ×
- メール
- 他のアプリ
Kuroshitsuji | |||
原作(Original Story): 枢やな(Yana Toboso)![]() 黒執事 第179話ネタバレ | |||
← 第178話 | 第180話 → | ||
黒執事 第179話 | |||
配信日 | 2021年8月18日 | ||
サブタイトル | その執事、報奨 | ||
Gファンタジー | 2021年9月号 | ||
扉絵 | セバスチャン、フィニアン、メイリン、バルドロイ | ||
単行本 | 32巻 | ||
登場人物 | セバスチャン・ミカエリス メイリン バルドロイ サム サムの孫 | ||
第179話 その執事、報奨『キッチン セバスチャン&バルド』 セバスチャン「3点。芽も取りきれていませんし、皮も剥き残しが目立ちます」 バルドロイ「どうせグチャグチャにマッシュしちまうんだ。そんなんで2点も引いてんじゃねぇ」 セバスチャン「誰が“5点満点中3点”なんて言ったんです?100点満点中3点ですよ」 バルドロイ「あ゛ぁ!?💢」 セバスチャン「一時間かけて10個すら剥けていないなんて。調理もダメ、下拵えもダメ。一体何をやらせればいいのやら…」 バルドロイ「そもそもキッチンに男を立たせようってのが間違ってンだよ。料理だ掃除だのは女の仕事だろ」 セバスチャン「19世紀も終わろうというのにその旧態依然とした価値観…」 バルドロイ「だいたい!オレを雇ったのは傭兵としてだろが!なんでオレがシェフの真似事なんかしなきゃならねぇんだよ」 セバスチャン「お声がけした際、お渡しした雇用契約書に傭兵業務以外にも仕事が発生する事は明記してあったはず。それを覚悟の上で当家に転職なさったのでは?」 バルドロイ「うぐ…」 セバスチャン「とにかくも全て終わるまで休憩はナシですからね」 メイリン「セバスチャンさ~ん!サムじいさんが今週の食材を届けに来てくれたですだ」 セバスチャン「今行きます。バルド、貴方も来なさい。力仕事はお得意でしょう?」 バルドロイ「チッ…」 セバスチャン「小麦粉140ポンド、ミルク2パイント…たしかに受け取りました」 サム「まいどどうも」 セバスチャン「村の様子は変わりありませんか?」 サム「そういえば…チャーリーの旅籠(イン)にこの辺じゃ見ない立派な馬車が止まっとりまして」 セバスチャン「立派な馬車…ですか?」 サム「話を聞いたら急に5人以上も客が来たとかで、えらい喜んどりましたわ、あのボロ宿。普段は閑古鳥が鳴いてるから」 サムの孫「じゃあ、酒屋のハビーが言ってたのはそのお客のことかな?」 サムの孫「店番してたら知らないおじさんに、“ここの領主はどんな酒が好みなんだ?”って聞かれたってさ。だから、“領主様は酒は飲まない”って教えてやったら驚いたって」 サム「ワッハッハ!たしかにうちの領主様に限って言えばそうだな!」 セバスチャン「お客様用にご用意はしてありますがね。本日もご苦労様でした。心付けです」 サム「ありがとうございます」 セバスチャン「バルド、今日はもうジャガイモの皮剥きはしなくて結構です。代わりにスティルルームの掃除をお願いします」 バルドロイ「スティルルーム?たしかジャムだの小洒落た食器だの置いてある女性使用人(ハウスキーパー)の部屋だよな?なんでオレが」 セバスチャン「あの部屋には特別なお客様へのおもてなしに使用される品が揃っています。棚の中まで埃ひとつないようしっかり掃除してください。では」 バルドロイ「あっ、おい!チッ…」 『スティルルーム』 バルドロイ「牛のクソも落ちてなきゃハエ一匹いやしねえ。掃除する必要ねぇじゃねぇか。…本当に何やってんだろうなオレは…」 『その日の夜』 バルドロイ「(足音は…5人いや6人?コソ泥にしちゃ数が多い。弾数(5)が心もとねえが…)」 バルドロイ「おい小僧、お前はここで大人しく…あれ?まさかアイツ、こんな時にションベンか!?」 バルドロイ「!なんだ…お前かよ」 セバスチャン「どうやら“特別なお客様”がいらしたようです。すぐにおもてなしの準備を」 バルドロイ「は?おもてなし…?」 セバスチャン「昼間に頼んだ仕事、さぼったとは言いませんよね?では」 バルドロイ「ちょっと待て。そりゃどういう…」 《あの部屋には特別なお客様へのおもてなしに使用される品が揃っています。棚の中まで埃ひとつないようしっかり掃除してください》 バルドロイ「(まさか…!)」 『スティルルーム』 バルドロイ「これは…」 | |||
← 第178話 | 第180話 → | ||
関連記事 | |||
コミックス一覧 | アニメ作品一覧 |