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Kuroshitsuji | |||
原作(Original Story): 枢やな(Yana Toboso) 黒執事 第178話ネタバレ | |||
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黒執事 第178話 | |||
配信日 | 2021年7月16日 | ||
サブタイトル | その執事、説教 | ||
Gファンタジー | 2021年8月号 | ||
扉絵 | セバスチャン・ミカエリス | ||
単行本 | 32巻 | ||
登場人物 | セバスチャン・ミカエリス フィニアン メイリン バルドロイ ジョアナ バルドロイJr. | ||
第178話 その執事、説教バルドロイ「ロースト・チキンのリベンジぃ?」 セバスチャン「前回は私にも説明不足なところがありました。まさかローストすら満足に出来ない人間がいるとは思わなかったものですから…本当に驚きました」 バルドロイ「いちいち言い方がイラッとくる奴だな」 セバスチャン「では、改めてロースト・チキンの作り方を説明致します。鶏は内臓を抜いたらラーダーで数日熟成させ、羽根を毟る。ちなみに詰め物をするなら肉やスパイス・卵などで作った味付けミンチ肉を。熟成した肉に串を刺し直火の前で常に回転させ中までしっかり火を通す。焼いている最中は滴り落ちた肉汁やバターをかける。焼き上がったらグレイビソースを添えて…完成」 セバスチャン「今回は私が鶏の下準備まで済ませておきましたので、貴方の仕事は火の前でゆっくり串を回しながらベースティングする事だけです」 バルドロイ「ベースティング?」 セバスチャン「先程説明した肉汁やバターをかける作業です。鶏のバサつきを防ぎます。串を回すだけなら犬にでも出来ます。流石の貴方でも失敗のしようがないでしょう?」 バルドロイ「はぁ?犬だぁ?喧嘩売ってんなら買うぜ」 セバスチャン「いえ、少し前まで本当に犬が回していたそうです」 『ターンスピット・ドッグ。18~19世紀の肉焼き器に取りつけられた回し車を回転させるために使役された犬』 バルドロイ「げっ、なんだそのえげつねえ仕組みは!」 セバスチャン「現在ではすっかり見なくなったようですがね…このような自動焼串回転機(スモークジャック)が主流になりましたから」 バルドロイ「ちょっと待て…自動で回せんならソレ使わせろよ!」 セバスチャン「駄目です。自動となれば貴方はすぐ火から目を離すでしょう。まずはじっくり時間をかけて身体に焼き加減を叩き込んでもらいます」 バルドロイ「肉を焼くだけだってのになんでこんなに七面倒臭いことを…」 セバスチャン「さあ?私は鳥類の肉を美味しいと感じた事がないのでよくわかりませんが…とある宮廷料理人曰く…“料理を口にした相手の最高の笑顔を見る為”だそうですよ」 バルドロイ「……」 ジョアナ《あなたって本当になんでも美味しそうに食べてくれるわよね》 バルドロイ「…とりあえず始めるか」 フィニアン「セバスチャンさーん!菜園の草むしり終わりました!」 バルドロイ「アイツならいねえぞ」 フィニアン「あ、バルドロイさん!」 バルドロイ「バルドでいい」 フィニアン「わかりましたバルドさん!お肉焼いてるんですか?わ~おいしそ~」 メイリン「セバスチャンさ~ん!」 フィニアン「セバスチャンさん今いないです」 メイリン「サムじいさんがミルクとチーズとお肉をたくさん持ってきてくれただが…一人で運べる量じゃねぇですだ」 フィニアン「僕、手伝います!」 メイリン「ありがとですだよ」 フィニアン「明日の朝食はチーズが出るかも!」 メイリン「楽しみですだね~」 Jr.《おれ、チーズ大好き!たくさんのせて!》 ジョアナ《ふふ…じゃあ明日は牛のお世話をしっかりするのよ?》 Jr.《はぁーい!》 セバスチャン「バルド!」 バルドロイ「ん?あれ?」 セバスチャン「手元!燃えてます!」 バルドロイ「えっ?うわっ!」 セバスチャン「黒焦げにしない方法より、黒焦げをどう無駄にしないかについても考えないといけないんでしょうかね?」 フィニアン「にがーい」 メイリン「不好吃!」 バルドロイ「食えりゃいいだろ…食えりゃ…」 | |||
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