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Kuroshitsuji | |||
原作(Original Story): 枢やな(Yana Toboso)![]() 黒執事 第180話ネタバレ | |||
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黒執事 第180話 | |||
配信日 | 2021年9月17日 | ||
サブタイトル | その執事、雇用 | ||
Gファンタジー | 2021年10月号 | ||
扉絵 | セバスチャン・ミカエリス | ||
単行本 | 32巻 | ||
登場人物 | セバスチャン・ミカエリス フィニアン メイリン バルドロイ | ||
第180話 その執事、雇用『スティルルーム』 バルドロイ「これは…(年代物の剣や斧…最新式のライフルや爆薬まで…どれもこれも現役だ。すぐに使えるよう手入れが行き届いてやがる)」 《貴方なら主人が求める厳しい条件もクリア出来ると思うんですがね》 『回想』 セバスチャン「こんにちは。紅茶はいかがですか?」 セバスチャン「…嗚呼アメリカの方は紅茶よりコーヒーがお好みでしたか?」 バルドロイ「テメェ何者だ!外は先住民に包囲されてたはずだ。奴らに雇われたのか!?」 セバスチャン「そう早口で捲し立てずに一つずつお話を。私の雇用主は英国に領地を持つとある伯爵です」 バルドロイ「英国…伯爵…?わけがわけらねぇ…腹が減りすぎて幻覚でも見てんのか?まさかオレはもう死んでて、アンタはお迎えの死神か?」 セバスチャン「死神だなんてとんでもない。私はあくまで執事ですから」 バルドロイ「執…事…?ふざけたこと言いやがって!敗残兵を笑いに来たのか!?このイカレ野郎!(刃が通らねぇ…?もうそんな力も残ってねぇのかよ…)」 セバスチャン「まずは落ち着いて何か召し上がりませんか?個人的には生肉のチャックアイロールより焼き立てのスコーンをお薦めしますが」 バルドロイ「(毒が入ってるかも…)」 セバスチャン「食べながらで構いませんので私の話を聞いて頂いても?」 セバスチャン「現在、私がお仕えするお屋敷は深刻な人手不足に悩まされておりまして…主人が使用人に求める条件が非常に厳しく、新聞に求人広告も載せられない状況なのです。それで仕方なく執事である私が全国を巡り、候補者を直接スカウトしているんです」 バルドロイ「使用人を…スカウト?オレは牛の世話はしたことがあるが、貴族のはしたことねえぞ」 セバスチャン「“貴族のお世話”にも色々と種類がございますから。優秀な人材を求め海を渡り、アメリカにやってきたところで先住民との激しい戦いに幾度も身を投じながら、必ず生還する不死身の傭兵がいる…と耳に挟みまして、これは是非お会いせねばと不躾ながら手紙も無しに直接訪問いたしました」 バルドロイ「…つまり、お前が捜してる使用人ってのはお貴族様のボディガードってことか?」 セバスチャン「はい。傭兵業務以外にも仕事が発生する場合もありますが」 バルドロイ「(ボディガードを捜すためだけにわざわざ紛争地帯へ?ありえねぇ。嫌味なほど気取ったクイーンズ・イングリッシュ…泥一つ付いてねぇ燕尾服…コイツ一体何者だ?)」 セバスチャン「貴方なら主人が求める厳しい条件もクリア出来ると思うんですがね」 バルドロイ「条件?」 セバスチャン「年齢・性別・人種・経歴不問、紹介状不要、初心者歓迎。ただし…とびきり優秀な“人殺し”である事。ああ英国はもうこんな時間ですか。主人にお茶の準備をしなくては」 セバスチャン「本日はこれで失礼いたします。もし転職にご興味がおありなら是非一度英国までお越し下さい。では色好いお返事をお待ちしております」 バルドロイ「ファントムハイヴ伯爵…つまり…敵地のど真ん中からは自力で脱出しろってことか。腹が溜まっただけでもありがてぇ。金よりも武器よりも…飯がこんなに大事だとはな」 『現在 スティルルーム』 バルドロイ「(なんだ今の音と揺れは!?真上の階だな)」 フィニアン「あ、バルドさ~ん。今日はたくさんお客さまが来てるみたいです」 バルドロイ「お…おま…おま…っ」 フィニアン「こんな時間に困っちゃいますよね。坊ちゃんはもう寝てるのに」 バルドロイ「ボウズ伏せろ!」 バルドロイ「なんだ!?どこから…」 メイリン「フィニ、油断するんじゃねぇ…ですだ」 バルドロイ「お前…あのオドオドメイドか?」 メイリン「外にいた奴らはあらかた始末した。そっちは?」 フィニアン「3人やっつけました。…あれ?4人だったかなぁ?」 バルドロイ「馬鹿野郎!自分が始末した敵兵の人数くらいちゃんと数えとけ!残存数を把握してなきゃ全滅できたかどうか確認しようがねぇだろうが!オレが聞いた足音は最低でも5人。他にもまだ潜んでる可能性が高い。敵を一人見逃せば味方が10人死ぬと思え!ガキの部屋はどこだ!?」 メイリン「ガキ…坊ちゃんのことか?」 フィニアン「坊ちゃんの寝室は2階の南側のお部屋です。でもそっちはセバスチャンちんが…あっ!」 『2階 シエルの部屋の前』 バルドロイ「(いた。2対1…弾はあるが遮蔽物がない。撃ち合いになれば不利。奇襲で一人はやれたとして、ガキに近いのはあっちだ)」 | |||
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