名探偵コナン | 第1086話『千速と重悟の婚活パーティー②』ネタバレ | Detective Conan

Detective Conan
原作(Original Story): 青山剛昌(Gosho Aoyama)
名探偵コナン 漫画 1086話 千速と重悟の婚活パーティー 松田陳平 萩原千速 Detective Conan Chapter 1086
名探偵コナン 第1086話ネタバレ
第1086話 18の想起
名探偵コナン 漫画 1086話 千速と重悟の婚活パーティー Detective Conan Chapter 1086
サンデー2022年9号
配信日2022年1月26日
アニメ第1115話 千速と重悟の婚活パーティー(前編)
第1116話 千速と重悟の婚活パーティー(後編)
登場人物江戸川コナン
毛利小五郎
毛利蘭
目暮十三
高木渉
佐藤美和子
横溝重悟
萩原千速
松田陣平
泊里安珠
大江忍
上寺幾久
円崎源司
蕪木到
場所レストランBal Masqué
STORY
コナン「横溝警部!?」
毛利小五郎「弟の方か」
横溝重悟「その呼び方やめろ。神奈川県警の横溝重悟だ」
名探偵コナン 漫画 1086話 千速と重悟の婚活パーティー Detective Conan Chapter 1086
毛利小五郎「ここにいるって事はまさか婚活パーティーに!?」
横溝重悟「参加してたよ…」
萩原千速「重悟だけじゃないぞ」
毛利蘭「あなたは白バイ隊員の千速さん!?」
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高木刑事「殺害されたのは、このレストランで行われていたマスカレード婚活パーティーの参加者、泊里安珠さん30歳。凶器は恐らくテーブルの上のビニール袋に入ったこの拳銃で心臓を撃ち抜かれてほぼ即死」
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高木刑事「彼女はこのパーティーで人気が高かった2人の女性の内の1人で、彼女が選んだ4人の男性を個別にこの部屋に招き入れ、それぞれ10分間のアプローチを受けるという趣向だったようです。ちなみに人気が高かったもう1人の女性は偶然パーティーに参加してた神奈川県交通部交通機動隊の萩原千速警部補で、被害者に選ばれた4人の男性の1人がこれも偶然パーティーに参加してたいた神奈川県警捜査一課の横溝重悟警部とその横の仮面をつけた3人の男性というワケですね」
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目暮警部「横溝警部は4番目に部屋に入ったということですが…」
横溝重悟「ええ、入った直後に遺体が目に入り廊下の扉の前に立っていたあのスタッフに警察に通報し、この店の出入口を封鎖するようにと指示を出しました」
萩原千速「ってことは残念ながら重悟の犯行ではなさそうだね」
横溝重悟「残念ながらかよ?」
佐藤刑事「となると殺したのは横溝警部の前にこの部屋に入ったあなた方の中の誰か…入った順に仮面を取って名前と職業を教えてくれる?」
蕪木到「一番最初に入ったのはこの俺、蕪木到だ。IT関連の会社の一応社長やってるよ」
『蕪木到(32) 参加番号⑲』
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上寺幾久「次に入ったのは僕です。仕事は何もやってません。親がお金持ちなので…名前は上寺幾久です」
『上等幾久(26) 参加番号㉛』
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円崎源司「書評家をやっている円崎源司です。入ったのは3番目だよ」
『円崎源司(38) 参加番号㉗』
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目暮警部「ウーム…被害者が手袋をはめた手でサイレンサー付きの拳銃を握り、その上からこのビニール袋を被せて手首で縛り撃ったなら、被害者を特定する硝煙反応や発射残渣が出る可能性は少ないが…最後に部屋に入った横溝警部に犯行が不可能ならそれを調べるまでもない。その直前に部屋に入った円崎さん、あなたの犯行としか思えませんからな」
コナン「あれれ?見てよ、テーブルの下。真ん中辺りに色紙の小さい切れ端が3つぐらい落ちてるよ?」
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コナン「ボク、ここに来る途中でパーティー会場通ったけど似たような切れ端が床にたくさん落ちてたから、パーティーが始まる時にパンパンパーンってやったんじゃない?」
横溝重悟「ああ、参加者全員でクラッカーを鳴らしたよ」
佐藤刑事「その時、体についた切れ端がテーブルの下に落ちてるということは誰かがテーブルの下にいたってこと?」
萩原千速「つまりこういうことか?1番目や2番目に部屋に入った奴でもテーブルの下に潜り込み、被害者に銃を突き付けて脅せば、自分の後に入ってきた男と被害者に話をさせることはできる。そして話し終えた男が部屋を出た後で被害者を射殺し、次の男を招きいれるベルを自分で鳴らして部屋から立ち去れば疑いの目を自分から逸らす事も出来るワケだ」
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毛利小五郎「でもそんな上手くいくか?拳銃が本物かどうかもわからねぇのに…俺なら部屋に入ってきた別の男に“助けて”って言っちゃうけどなぁ」
横溝重悟「そうさせないために犯人は威嚇で一発撃ってる。壁に飛び散った血痕の右側を見てみろ。被害者を撃ち殺した弾痕とは別にもう一つ弾痕があるだろ?」
高木刑事「確かに…」
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横溝重悟「その一発で銃が本物だと被害者にわからせ言う事を聞かせたんだろう」
目暮警部「だが部屋に入った男が出てこなければさすがに変だとわかるんじゃ…」
横溝重悟「言い忘れましたが部屋に入るのはこの扉で、出ていくのは向こうの扉からです。隣の部屋に出たら千速が居る部屋から出て来た男達と一旦合流するが、部屋にいる時間は大体10分で曖昧だから出くわさなくても不思議じゃないし、出くわしたとしても全員ほぼスーツ姿で仮面をつけてるから特定するのは難しいでしょう。千速の招いた男達が部屋にいた時間はかなり短かったようだしな」
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萩原千速「ああ、骨のある奴はいなかったよ」
目暮警部「どうやらあなた方3人なら誰にでも犯行は可能なようですな?」
円崎源司「待ってください。3番目に入った私は容疑者から外れるんじゃないですか?私ならそのまま撃てばいいから…威嚇射撃や机の下に潜る必要はないし」
佐藤刑事「いや、そう思わせるために犯行後にわざと壁に威嚇射撃の痕跡を残し、机の下に色紙の切れ端をバラまいた可能性も残ってるよ」
目暮警部「とにかく別室で一人ずつ詳しく話を聞かせてもらいましょうか」
横溝重悟「そういえばあんた達が来る前に会場で妙な話を小耳に挟みましたよ。被害者の女がかなり早くからレストランの前に来ていたのに中に入らず雨の中ずっとたたずんでいたと…中に入るのをためらう理由があったのかも…」
蕪木到「ああ一番手は俺が買って出たんだよ。他の奴らが最初は嫌だと尻ごみしてたからよ。まぁ俺と話してる時から何か青い顔してキョドってたぜ?パーティー中に食べた何かにあたったんじゃねぇかと思ったけど、殺されたんなら誰かに命を狙われてると予感してたのかもな」
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目暮警部「それで?被害者とはどんな話を?」
蕪木到「そりゃー体調が悪そうだったから、いい薬とかいい病院とか紹介したさ。自分のことそっちのけで…俺こう見えても女に優しいんだよ。彼女の印象メモにそう書いてあんじゃねぇの?」
目暮警部「印象メモ?」
高木刑事「現場の机の上にあったこの紙かと…」
目暮警部「確かに“篤実な人”と書いてあるな」
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佐藤刑事「じゃあ部屋を出て会場に戻るまでの間に何か気づいた事はありませんでしたか?妙な音がしたとか…」
蕪木到「さぁな、絶てェ俺が選ばれると確信してたからよ、髪の毛セットし直すために直に会場に戻らずトイレに籠ってたけど、別に何もなかったぜ?」
上寺幾久「ええ、僕と話してる時も具合悪そうで口数も少なかったです。もしかして仮面を取った僕の素顔が嫌で早く帰って欲しいのかなと思いましたけど…」
目暮警部「では被害者とはどんな話を?」
上寺幾久「好きなゲームの話をたくさんしました。でも興味がなかったみたいで…」
目暮警部「しかし彼女の印象メモにはあなたのことは“楽しい人”と書いてありますが」
上寺幾久「ホントですか!?あの部屋って机の上のキャンドルと間接照明だけで薄暗かったから表情読めなかったけど…ホントは喜んでたんだ。そうそうあの演出には感動しました。僕の話が盛り上がった所で部屋の中がムーディーになって」
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佐藤刑事「じゃあ部屋を出た後、何か気づいたこととか誰かと話したとかは?」
上寺幾久「特には…ダメだと思って落ち込んでいましたし…」
円崎源司「ムーディーな演出?私にはそんなのなかったよ。まぁ私と話してる時も彼女は心ここに在らずという感じでしたが、テーブルの下に潜んでいた誰かに銃を突きつけられていたとしたら、動揺して字を間違えたのも納得です」
目暮警部「字を?」
円崎源司「印象メモですよ。篤実の篤と博識の博は点が足りないし、楽しい人は送り仮名が間違ってます」
目暮警部「確かに」
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円崎源司「逆さまから見ても読めたんでね」
毛利小五郎「じゃあ被害者とはさぞ博識な話をされたんでしょうな」
円崎源司「ええ色々な本の話を」
横溝重悟「そういえば順番を待っている間もあんた本を読んでたな」
円崎源司「書評家なので…本当は新刊のあの本をお勧めしようと読み返してたんだが、スタッフのせいでしばらく中断させられて本の内容が頭からふっ飛んでしまったよ」
横溝重悟「ああ、アレには驚いたよ」
スタッフ「どうしよう…どこかわからない…お客様があの時グラスを床に落として割ったみたいなんだけど…」
スタッフ「とりあえずホウキとチリ取りを持って来てくれるか?」
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スタッフ「古い方の倉庫にあったよね?」
スタッフ「あ、分かってると思うけど…」
スタッフ「大丈夫。スマホのライトで探すから」
目暮警部「一応あの3人に話を聞いてはみたが…」
毛利小五郎「大した収穫はなかったっすねぇ」
佐藤刑事「後は萩原警部補が部屋に招いた4人の男性の誰かが部屋から出た時に彼らの中の誰かを見てればいいんだけど…」
横溝重悟「一応あんたらが来る前に話を聞いたんだが、4人共千速に身の毛がよだつ一言を食らったショックで何も覚えてないそうだ。だが直接その3人に会えば何か思い出すかもしれないので呼んできますよ」
コナン「へーこれが殺されたお姉さんが書いたっていう印象メモか」
毛利蘭「ホントだ。漢字や送り仮名が間違ってる」
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コナン「見せてくれてありがとー。千速さんも書いたって言ってたから気になって」
佐藤刑事「どーせならこの人が犯人って書いてくれればよかったのにね」
コナン「そだね」
横溝重悟「んで?その千速はどこに?」
毛利蘭「さっきトイレに…あ、戻ってきた」
横溝重悟「千速、お前が部屋に招いた奴らの番号って…」
横溝重悟「(グラスの破片!?)」
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横溝重悟「スマン…助かったよ」
高木刑事「いえいえ」
松田陳平《血ィ見た方がわかるだろーがよ!》
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スタッフ「あーガラスの破片そこだったんですね!」
佐藤刑事「足の裏大丈夫?」
高木刑事「ええ (ちょっとチクっとしたけど…)」
大江忍「千速、あの刑事さん…」
萩原千速「ああ…(陳平と一緒で…危ういな…)」
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