WIND BREAKER | 第17巻136話『百獣の王』ネタバレ

WIND BREAKER
ウィンドブレイカー 136話 ネタバレ 感想 獅子頭連 兎耳山丁子 ウィンブレ ウィンドブレーカー Wind Breaker Chapter 136
『WIND BREAKER』第136話「百獣の王」ネタバレ。2年前の風鈴と獅子頭連の抗争を振り返る杓子と樽味の回想から始まり、現在の戦場での兎耳山の圧倒的な実力が描かれる。一方、大勢の敵に追われる桜と杉下は、互いを先に行かせようと激しく衝突し、最終的に杉下がその場に残る決断を下す。風鈴に辿り着いた桜は、棪堂によって仲間が蹂躙されている悲惨な光景を目撃する。
第135話第137話

ウィンドブレイカー 第136話

原作 にいさとる
サブタイトル百獣の王
配信日2024年2月28日
掲載サイトマガジンポケット
単行本17巻
登場人物桜遥
杉下京太郎
梅宮一
柊登馬
椿野佑
水木聡久
桃瀬匠
兎耳山丁子
中村幹路
硯秀平
棪堂哉真斗
樽味清太郎
杓子千宙

第136話 百獣の王


あらすじ

物語は杓子の回想から始まり、2年前に風鈴と獅子頭連が抗争を行っている様子を、すでに風鈴を辞めていた樽味と杓子が一歩引いた場所から眺めている。二人は潰し合う様子を面白がりながら次期頭取と噂される兎耳山の存在に注目するが、現在において杓子は兎耳山が放つ当時とは比較にならないほど凶悪でやばい雰囲気に驚愕する。兎耳山の凄まじい攻撃によって倒された元風鈴生の二人はその圧倒的な強さを痛感し、兎耳山は手応えの無さに不満を漏らしながら次の相手を探す。場面が変わり、大勢の烽に追われる桜と杉下は、桜が杉下を狙う敵を蹴り倒して先に行かせようとするが、梅宮の言葉を思い出した杉下は桜を前線から退かせて自分が身代わりとなって戦い始める。悔しそうな表情で叫ぶ杉下に背中を押され、桜は驚きながらも走り出し、風鈴へと駆け付けるが、そこには中村と硯が棪堂に倒され、椿野が髪を掴まれている惨状が広がっており、棪堂が桜を呼びかける。

概要

第136話は、過去の因縁と現在の戦場におけるキャラクターたちの地殻変動を描いた密度の高い回である。前半では、風鈴を去った烽のメンバーである樽味と杓子の視点を通じ、2年前の兎耳山がどのような存在であったかが語られる。当時はまだどこか底の知れない噂の域を出なかった兎耳山が、現在では周囲を震え上がらせるほどの圧倒的な強者へと変貌を遂げている事実が、戦闘描写を通じて鮮烈に表現される。後半では、犬猿の仲であるはずの桜と杉下の関係性に大きな変化が訪れる。互いに不器用ながらも、相手を先に行かせるために前線に残ろうとする攻防が繰り広げられ、特に梅宮の教えを胸に刻んだ杉下が下す、プライドを捨てた自己犠牲の決断が胸を打つ。しかし、その決意のバトンを受け取って桜が辿り着いた目的地には、棪堂という絶対的な絶望が待ち受けており、物語は一気に緊迫感を増して次話へと続く構成となっている。

本文:ネタバレ

1. 2年前の記憶 | 樽味と杓子が見つめる風鈴と獅子頭連の抗争

物語は杓子の回想から始まり、過去に繰り広げられていた組織同士の激しい衝突の様子が描かれる。
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兎耳山との最初の遭遇:
  • 杓子は兎耳山の姿を初めて見たのが2年前の出来事であったと当時の記憶を頭の中に思い返す。
抗争を俯瞰する元風鈴生:
  • 風鈴と獅子頭連の間で起きている激しい抗争の様子を、少し離れた場所から静かに眺めている元風鈴生の二人の姿がある。
戦況を楽しむ杓子の様子:
  • 抗争の現場を見つめながら、向こうで激しくやっていると杓子は他人事のように声を上げる。
当事者たちの愚かさへの呆れ:
  • あいつらと実際に揉めたのはとうの昔に風鈴を辞めている自分たちであるはずなのに、本当にバカな奴らだと樽味は呆れた様子で口にする。
潰し合いに対する冷徹な視線:
  • お互いに様々な勘違いをした連中同士が目の前で勝手に潰し合っている光景を見るのもなかなか乙なものであると杓子は冷ややかに語る。
噂の次期頭取への注目:
  • 戦場を見つめる樽味は、あれが噂になっている兎耳山なのかと気づき、次期の頭取になるという話ではないのかと杓子に向かって言葉をかける。
興味の薄い相槌:
  • 樽味からの問いかけに対し、杓子はふーんとだけ短く声を返し、それ以上の関心を特に示さない。

2. 現在の戦場での驚愕 | 激変した兎耳山の凄まじい猛攻

場面は現在の戦況へと戻り、杓子は目の前で圧倒的な力を振るう兎耳山の変貌ぶりに強い衝撃を受ける。
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当時の印象との大きな乖離:
  • こいつがそれなりの実力を持っていてそこそこやる男だということは分かっていたと杓子は考える。
現在の凶悪な空気への戸惑い:
  • しかし、2年前の当時はこれほどまでにやばい雰囲気は全く身に纏っていなかったではないかと現在の様子に激しく困惑する。
重さを尋ねる問いかけ:
  • 目の前の敵に対して、自分の攻撃がどうであるか、重いかという質問を兎耳山は投げかける。
圧倒的な力による敗北:
  • 2年前の抗争をのんびりと眺めていたはずの元風鈴生の二人は、現在の兎耳山の凄まじい攻撃の前に手も足も出ずに倒れ伏す。
強さへの恐怖の呟き:
  • 攻撃を受けて倒れた側は、あれが獅子頭連の頭取の強さなのかと息も絶え絶えにその圧倒的な実力を思い知る。
手応えの無さへの不満:
  • 相手が倒れた様子を見た兎耳山は、「え!?」と声をあげて驚き、もう終わりなのかと早すぎる決着に不満を示す。
質問が届かないことへの嘆き:
  • 自分の攻撃が重いかどうかをまだ相手から聞けていないのだと口にし、またこの結果になってしまったのかとため息をつく。
次の獲物への切り替え:
  • すぐにまあ仕方がないと気持ちを切り替え、周囲を見渡してまだこれだけの人数が残っているのだから問題ないと捉える。
さらなる戦闘への意欲:
  • さあ、ここから自分に向かってじゃんじゃんその声を聞かせてほしいと周囲の敵に向かって明るく告げる。

3. 前線での衝突 | 桜と杉下の並走と梅宮の言葉

場面が変わり、大勢の敵から追われる厳しい状況のなかで、桜と杉下の二人が並んで走っている。
大勢の敵による追撃:
  • 場面が切り替わると、そこでは桜と杉下の二人が大勢の烽のメンバーから背後を激しく追われている。
敵からの呼び止め:
  • 逃げる二人に対して、背後から追ってくる烽の奴らは待ちやがれと激しい怒声を浴びせる。
杉下を狙う敵の排除:
  • 並走する中で、桜は杉下のことを執拗に狙ってこようとする敵の動きを素早く察知し、蹴り倒すことでその進路を阻む。
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杉下への先行の促し:
  • 桜は杉下に向かって早く先に行けと命じ、動きが遅いのだから少しでも前方へ進んで距離を稼いでいろと大声で告げる。
脳裏をよぎる過去の評価:
  • 桜から先に行くよう促された杉下の頭の中に、かつて梅宮から告げられたある言葉が突如として思い浮かぶ。
梅宮が語る桜の成長:
  • お前が普段から激しく意識している桜という存在は、自分が思っているよりもだいぶでかくなっているみたいだという梅宮の言葉を杉下は思い出す。

4. 杉下の決断 | 桜を先に行かせるための身代わり

梅宮の言葉を思い出した杉下は、自身のプライドを捨てて桜を先に向かわせるための行動に出る。
前線からの強引な排除:
  • 杉下は自分を追い抜こうとする桜の身体を前線から力ずくで退かせ、その代わりに自分が敵の前に立ちはだかって戦い始める。
短い命令の拒絶:
  • 自分を置いていこうとする杉下の行動に対し、桜はは、と声を漏らして何が起きたのか分からずに戸惑う。
杉下の激しい咆哮:
  • 前線に残った杉下は、桜に向かって行けと大声で叫び、怒りを露わにしながら早く行くのだと何度も激しく促す。
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悔しさを滲ませる表情:
  • 桜を先に行かせる決断を下しながらも、杉下はその顔に非常に悔しそうな表情を浮かべている。
杉下の心情の推察:
  • 走り出した桜は、あの誰よりも梅宮の信者であるはずのあいつが自分に対してこのような行動を取った事実について、走りながら必死に思考を巡らせる。
自己犠牲への驚愕:
  • 誰よりも本人が一番梅宮の元へ行きたいと強く願っているに決まっているはずなのに、それなのに自分を先に行かせたのだと桜は杉下の覚悟の重さに驚く。

5. 風鈴への到着 | 棪堂による蹂躙と悲惨な光景

杉下の決死の足止めによって風鈴に辿り着いた桜を、最悪の惨状と不気味な出迎えが待ち受ける。
風鈴への決死の到着:
  • 杉下の決断を受け取って走り続けた桜は、ようやく目的の場所である風鈴へと駆け付ける。
目の前に広がる凄惨な光景:
  • しかし、桜が到着したその目の前には、言葉を失うほどに悲惨な光景が広がっている。
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気を失い倒れる仲間たち:
  • そこには中村と硯の二人が、すでに棪堂の圧倒的な手によって完璧に叩きのめされ、完全に気を失って地面に倒れている。
椿野への非道な行為:
  • さらに、動けない椿野は棪堂の手によって頭の髪の毛を乱暴に掴まされているという、酷い状況に置かれている。
棪堂からの呼びかけ:
  • 桜の姿を視界に捉えた棪堂は、おーいと気の抜けた声をあげ、本当にマジで来たのかと呼びかける。
状況への皮肉の言葉:
  • せっかくの状況なのだから少しは空気を読めと口にし、なあ、桜よと不気味な笑みを浮かべながら語りかける。

まとめ

第136話は、2年前の兎耳山を振り返る回想から始まり、大勢の敵に追われる中で杉下が桜を先に行かせる選択をし、風鈴に辿り着いた桜が棪堂による惨状を目撃するストーリーである。
2年前の抗争を眺める元風鈴生:
  • 風鈴と獅子頭連の抗争を離れた場所から見ていた樽味と杓子は、次期頭取と噂される兎耳山の存在を面白がって眺める。
現在の戦場での兎耳山の圧倒的な強さ:
  • 当時はやばい雰囲気がなかった兎耳山が、現在は凄まじい攻撃で元風鈴生の二人を圧倒し、手応えの無さに不満を漏らす。
大勢の敵に追われる桜と杉下の並走:
  • 場面が変わり、大勢の烽に追われる桜と杉下は、桜が敵を蹴り倒しながら杉下に先へ行って距離を稼げと伝える。
梅宮の言葉と杉下の身代わりの決意:
  • 桜がでかくなっているという梅宮の言葉を思い出した杉下は、桜を前線から退かせて自分が代わりに戦う。
悔しさを滲ませる杉下の叫びと桜の離脱:
  • 悔しそうな表情で早く行けと叫ぶ杉下を見て、誰よりも先に行きたいはずのあいつが自分を優先したことに桜は驚きながら走る。
風鈴に駆け付けた桜が目撃した惨状:
  • 風鈴に到着した桜の目の前には、中村と硯が棪堂に倒されて気を失い、椿野が髪を掴まされている悲惨な光景がある。
現れた桜に対する棪堂の不気味な声かけ:
  • 本当に来たのかと驚く棪堂は、空気を読めと口にしながら、なあ桜よと到着した桜に向かって不敵に語りかける。
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