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FRIEREN | |||
原作(Original Story): 山田鐘人×アベツカサ 葬送のフリーレン 第138話ネタバレ | |||
葬送のフリーレン 第138話 | |||
サブタイトル | 逆賊 | ||
配信日 | 2024年11月20日 | ||
サンデー | 2024年号 | ||
次回 | 2024年12月11日(新年2・3合併号) | ||
登場人物 | フリーレン フェルン シュタルク ザイン フランメ ユーベル ラント ゼーリエ ゼンゼ ファルシュ フランメ リネアール カノーネ ノイ ヴェーク レーヴェ(扉絵) クレマティス シュリット ガゼレ ヴァルロス | ||
第138話 逆賊『影なる戦士の指揮官(レーヴェ)。ゼーリエ暗殺を企図するその実力と実態は未詳。かつて少女(フランメ)が願った魔法都市。謀略が待つ、その渦中へ』 ゼーリエ「…ファルシュ。余計な真似をするな。護衛はいらないと言ったはずだ」 ファルシュ「そういう訳にはいきません。土地勘も無いでしょう。せめて案内くらいはさせてください」 ゼーリエ「心配性め」 ゼーリエ「あれは?」 ファルシュ「大魔法使いフランメの像だそうです。…面影はありますか」 ゼーリエ「これだけの偉業を成し遂げても忘れ去られてしまうのか。人類の誰もが魔法を使える時代。そんな夢物語を語ったあの少女の笑顔は、もう私しか覚えていない。不思議なものだな。この世界で私しか覚えていないんだ」 『フリーレンサイド』 ゼンゼ「敵の正体が大体わかった。影なる戦士で間違いない。やはり実在するようだ」 フリーレン「影なる戦士ってことは、暗殺に特化した帝国の特務機関ってことでいいんだよね。犯罪組織とかじゃなくて、帝国の正規の組織。だとしたら相当まずいと思うけど」 ユーベル「帝国の後ろ盾があるってことか」 ラント「下手すれば帝国そのものを敵に回すことになる。慎重に動くべきだね」 フリーレン「既に一人ぶっ飛ばしちゃったけどね、フェルンが」 ユーベル「まあ私達も魔導特務隊と派手にやり合っちゃったから、人のことは言えないけどね」 ゼンゼ「いや、正規の組織と決まった訳じゃない。影なる戦士は、16年前に先代の皇帝陛下の勅命によって解体されている。理由は指揮系統が不明だから」 フェルン「不明?どういうことですか?」 ゼンゼ「影なる戦士は通常の軍隊とは真逆で、現場の指揮官に大きな権限が与えられる組織だったようだ。帝国内でのあらゆる武力行使から、リストと呼ばれる暗殺指令の策定権まで、それらすべてが、各指揮官の手に委ねられていた」 フェルン「なんでそんな仕組みを…」 フリーレン「強いからでしょ」 ゼンゼ「そうだ。上の命令無しに動けるということは現地の判断でリアルタイムに連携できるということだ。影なる戦士は一つの生き物のように戦っていたという記録も残っているそうだ」 フェルン「確かにあの連携は凄かったです。ですがそこまでの権限…」 シュタルク「危なっかしくねぇのかよ」 フリーレン「…パーティー戦闘。パーティーで戦う時は私が指揮を執るけど、私は危ない?」 シュタルク「フリーレンは悪い奴じゃねぇだろ」 フリーレン「つまり指揮官次第ってこと。権限を与える指揮官は慎重に選んでいた。そうでしょ?」 ゼンゼ「ああ。帝国に忠誠を誓った人物の中から選ばれていた」 フリーレン「あまりいい選定方法じゃないね」 ゼンゼ「そうだな。帝国の存在理念が明確だった頃は良かったが、長く続く内に問題が出てきた。帝国の理念が、理想が、目指す方向が、人によって違ってきてしまった。影なる戦士は次第に帝国の意志通りに動かなくなる。当時の皇帝陛下が解体を決意した理由は、邪魔だと考える人物が勝手に死ぬようになったからだそうだ。指導者すら実態を摑めない特務機関なんて、帝国にとって脅威にしかなりえない」 シュタルク「それで16年前に解体された。でもそれっておかしくねぇか。俺たちの相手はその影なる戦士なんだろ」 ラント「亡霊がいるんでしょ。指揮官には大きな権限が与えられていた。武力行使も暗殺も自由自在。しかも皇帝陛下でさえ動きを把握できていないような特務機関だ。綺麗に解体できたとは思えない」 ユーベル「しかも指揮官は皆一様に帝国に忠誠を誓っている。“影なる戦士が解体されたら、帝国を導く存在がいなくなってしまう” そう考えてもおかしくないよね。私だったら正義感に燃えちゃうかなー。間違った方向に進む帝国を救わなきゃって」 フェルン「それではまるで…」 『魔導特務隊』 カノーネ「…逆賊か」 ヴェーグ「はい。戦闘の痕跡から影なる戦士の関与が判明しました。暗殺計画の信憑性が高まりましたね」 ノイ「(嫌そうな顔)」 カノーネ「次から次へと、厄介事が増えるばかりだな」 ヴェーグ「…警備を強化しますか?」 カノーネ「無論だ。私達の任務は建国祭期間中の帝国の治安維持。大陸魔法協会だろうが、影なる戦士だろうが、治安を乱すようであれば対処せねばならない」 ヴェーグ「では警備強化に関して上と掛け合ってもらいますので、馬車を手配しますね」 カノーネ「交渉はフラーゼ隊長の仕事では?」 ヴェーグ「どこにいるのかわかりません」 カノーネ「なんでいつも忙しい時に限っていないんだ」 ヴェーグ「俺に八つ当たりしないでくださいよ」 『フリーレンサイド』 ファルシュ「これが影なる戦士の人相書きですか。こんな物まで手に入れるとは、リネアールは相当危ない橋を渡っていますね」 ゼンゼ「次会うときは死体かもね」 ファルシュ「冗談でもそういうことは言わないの」 ゼンゼ「冗談か…確かにそう思えるほどリネアールは優秀な魔法使いだ。それも恐ろしい程に。彼女は一度だけだが、模擬戦の場において、ゼーリエ様に地に膝を付けさせた」 ゼンゼ「これはレルネンも成し遂げられなかった快挙だ。だからこそ帝国の動向を探るという危険な任務に駆り出されたのかもな。対人戦という一点において、リネアール程優秀な人間の魔法使いを私は知らない」 フリーレン「露天商のガゼレ。やっぱりヴァルロスも、影なる戦士だったんだ」 ザイン「…………」 シュタルク「どうしたんだ、ザイン?」 ザイン「…いいや、なんでもない」 『フリーレンがガラクタを摑まされた露天商。かつて北の果ての英雄。そして影はより深遠に』 | |||
第139話 次号予告少年サンデー2・3合併号 12月11日(水)発売帝国編 大人気御礼!表紙で登場!! ゼーリエ暗殺を企画する影なる戦士の本意と脅威。帝都に広がる影と思惑が、新たな局面を見せる“後日譚”ファンタジー! | |||
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